第2話「覚醒する炎」

【オープニングシーン】
前回の戦闘から数日後、レオン・カラードはUFA（宇宙開拓者連合）の仮設基地に帰還していた。戦闘でのガンダム・エクリプスフレイムの圧倒的な力が注目され、司令部から直ちに戦場へ戻るよう命令が下る。だが、レオンはその命令を拒否し、自分がガンダムを扱う理由を問い続けていた。

一方、敵勢力IRF（独立国家連盟）の本拠地では、エースパイロットのリアナ・ヴェルディが上官の叱責を受けていた。彼女はレオンの操縦技術の未熟さを指摘しつつも、ガンダムの脅威を強調。司令部はさらなる追撃部隊の派遣を決定する。

【物語の展開】
仲間たちとの出会い
レオンは整備士のアリサ・グレン（若手で優秀な女性整備士）や、UFAのエースパイロットであるダリウス・フォークナーと初めて対面する。アリサはガンダムの性能に興味津々で、「これを動かせるなんてすごい」とレオンを褒めるが、彼自身はプレッシャーを感じる。
ダリウスはガンダムの力に頼るのではなく、自分の技術で戦うことを誇りに思っており、レオンに対して「お前の覚悟が試される」と冷たい視線を向ける。

【敵の再襲撃】
IRFの追撃部隊が仮設基地を急襲。リアナが新型機「ヴァルクス・レイヴァー・カスタム」に搭乗して、再びレオンを狙う。IRFの戦術は緻密で、基地の防衛網を突破され、混乱が広がる。

【敵モビルスーツ「ヴァルクス・レイヴァー・カスタム」】
全高: 19.8m
重量: 42t
特徴: より高出力のスラスターと改良型センサーを搭載。格闘戦に特化した新武装を装備。
武装:
ヴァリアントランサー: 高エネルギーランス。突撃力と斬撃能力を強化。

スティングスラスター: 敵の動きを封じるための短距離誘導ミサイルを搭載。

エグゾキャノン（新装備）: 中距離のビーム砲で弾幕を形成。

【初めての共闘】
ダリウスとレオンは敵を迎撃するため出撃。ダリウスは自らの愛機「イグニス・ストライダー」で先行し、敵を引きつけるが、数に押されて危機に陥る。
レオンはアポロンの指示でエクリプスフレイムを再起動。ガンダムの高性能を発揮しつつも、戦闘中に「敵を撃つこと」に躊躇し、攻撃の手が鈍る。

【覚醒の瞬間】
リアナがダリウスにとどめを刺そうとしたその瞬間、レオンは意を決してフレアセイバーを振り下ろし、ヴァルクス・レイヴァーの武装を破壊。戦闘の主導権を握る。
戦闘後、リアナは撤退を余儀なくされるが、彼女の表情には驚きと苛立ちが入り混じっている。「あなたがそんな目をするなんて」とつぶやき、戦場を去る。

【エンディングシーン】
基地に帰還したレオンはダリウスから感謝されるも、「戦場の恐怖を知らない甘さを感じた」と指摘を受ける。アリサはレオンを励ましつつ、「あなたにはまだ進む理由が必要なんだね」と優しく語る。

一方、IRFの司令部では、新たな兵器計画が進行中。リアナはその計画に疑念を抱きながらも、次の戦いに備える姿が描かれる。

【次回予告】
「戦場の恐怖を知ったレオン。だが、彼の前に立ちはだかるのはさらに過酷な運命。次回、『戦火に宿る光』。見失うな、その輝きを！」