FX取引における経済指標の重要性


FX市場は、世界の経済状況に密接に関連して動きます。
そのため、経済指標は通貨価値の変動を予測する上で非常に重要な役割を果たします。ここでは、FX取引における主要な経済指標とその影響について解説します。

  1. GDP(国内総生産)
    GDPはある国の経済活動の総和を示し、経済の健全性を測る基本的な指標です。高いGDP成長率はその国の通貨にとってポジティブなサインと見なされます。

  2. 雇用指標
    特にアメリカの非農業部門雇用者数の変化(NFP)や失業率は、経済の健全性を示す重要な指標です。雇用状況の改善は通貨価値の上昇を示唆することが多いです。

  3. インフレ率(消費者物価指数、CPI)
    インフレ率の上昇は、一般的に中央銀行による金利引き上げの可能性を示唆し、その通貨の価値を高める可能性があります。反対に、低インフレは金利低下や通貨価値の低下を引き起こす可能性があります。

  4. 金利決定
    中央銀行による金利決定は、その国の通貨に直接的な影響を与えます。高金利は通貨を保持するインセンティブを与え、通貨価値を高めます。

  5. 貿易収支
    輸出が輸入を上回る貿易黒字は、外国通貨からの需要増加を意味し、通貨価値の上昇を引き起こす可能性があります。逆に、貿易赤字は通貨価値の低下を示唆します。

経済指標の発表前後は高いボラティリティ(価格変動)が予想されます。
予想と異なる結果が発表された場合は、短期間で大きな利益を得るチャンスがありますが、同時に大きなリスクも伴います。

大事なポイント


私の経験上、指標発表前のエントリーは厳禁です。
これには明確な理由があります。
・指標の結果は分からない
・分かったとしても、予想した通りに動かない事がほとんど
・自分の予想した通りに動いたが、時間軸が違う
・自分の予想した通りに動いたが、ボラティリティが大きく強制決済される

他にもまだありますが、まとめると
『デメリットが多い』の一言に尽きます。
(私も利益が吹っ飛ぶことを何度も経験しました。)

大事なのは、経済指標発表に『リソース(お金、時間)を割かない』事です。
読者様の大事なリソースは是非とも『普段のトレードで利益を出す』ことに
割いてください。

まとめ
経済発表はトレードしない!!

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