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そもそも品質工学f 要因効果図と交互作用(6)

難しい品質工学の話をする前に、まずは直交表に慣れてもらいましょう!
さすがに、直交表L4なら、理解できるでしょー

…できるよね?(^^;

交互作用ってのは、組み合わせたときに、足し算の効果が成り立たないってこと。
例えば、ここに積み木が2つあります。各辺が10cmの正立方体です。

1つは木でできています。もう1つはスポンジでできています。
上がスポンジ、下が鉄の場合は、積み上げたときの高さは20㎝ですね。

では、上が鉄、下がスポンジならどうですか?
下のスポンジは潰れますよね?
おそらく高さは11cmぐらいになるでしょう。

それぞれの積み木は、10㎝という効果を持っているのですが、組み合わせ方によって、高さが変わってしまう。これが交互作用です。

1因子実験だと、鉄の積み木は10㎝、スポンジの積み木は10㎝。
だから足し合わせると20㎝になるはずだって答えになるのです。

しかも、たまたまスポンジが上、鉄が下の時に20㎝になったから、間違いなし!…って思うわけですよ。
で、実際にはスポンジが下のケースが出てきて、大クレームに。

でも、全組み合わせの実験は大変ってのは理解します。
だからこそ、直交表を使って、組み合わせで問題がないかをチェックするんです。

どうですか?直交表は最適条件を見つけるためだなんて、まだ思いますか?
ぜんぜん目的が違うのです。

次回は、水準数が多い場合の方法の説明です。
フイルムの種類が多く、直交表の3水準じゃ足りないって話ですね!

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