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そもそも品質工学 第132話 デジタルのSN比

昔は、このSN比のことを標準SN比って言ってたんですけどね。
入手出力が曲線の標準状態を理想とする標準SN比が出てきて、このSN比は、デジタルの標準SN比って呼ばれるようになりました。

え?デジタルの標準SN比って何だって?
今回はそんなお話です。

前に、曲線データの評価で標準SN比というものを説明しましたが、あれとは別物です。

デジタルの標準SN比は、0・1判定しかない。 動くか動かないか、電流が流れるか流れないか。 そういった出力に対して評価する方法です。

それに加えて、この例のように、正常を異常と判断する。 そして、異常を正常と判断する2つの0・1がある場合はデジタルの標準SN比を使います。

統計学だと、第1種の過誤と、第2種の過誤ってやつですね。
標準SN比は、その2つの誤りのバランスをとる方法です。
2つのミスがもっとも小さくなる条件を見つけるために使います。

今はコンピューターがの世界。
0・1の世界での評価方法として考えると、使いどころがあるんじゃないかなと思ったりしています。

詳しい計算式は、専門書をご参照くださいw

品質工学講座の第1巻「開発・設計段階の品質工学」に載っています。
この本も、そろそろ入手が難しくなってきたかなぁ。

少し話はそれますが、前半の方で話題になっていた人の能力。
初期値とそこからの伸びの2つがあります。

初期値は高くても、伸びしろが無い人。
初期値は低くても、ぐんぐん伸びる人。

どっちが優秀なのか。
最終的には、どちらがより高い位置に行くのか。

いや、難しい話です。(^^;

能力評価の話に戻ります!
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