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そもそも品質工学 第109話 見えないものに気が付くこと

見えないものを見るってのは無理な話。
でも、見えないものに気が付くってのは、経験やセンスがあればできます。

そして、実はその分野に詳しくなければ、その分野の常識を軽くぶち破った視点で見ることができます。

とにかく最初は三現主義。
物事を興味を持ってよく観察すること。
そこから始めてみましょうか。

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いや、本当に甘いんですよ。
緑茶が。
最初飲んだ時、「なんだこれ?」って思いましたから。

え?そういう話じゃなくって?w

ついつい、メールだけの情報、書面だけの情報、電話だけの情報で分かった気になりがちです。

つとむ君みたいに、その場に行って実際に自分の目で見て、感じるってのが大事です。三現主義です。

多分最初は、何も感じないかと思います。
何に感じればいいのかわからないので。
「ふーん、こんな感じで作業してるんだー」
とか
「装置がわちゃわちゃ動いているなー」
とか

そんなもんです。

段々目が肥えてくると、
「なんで足元にネジが落ちているんだ?」
とか
「流れてくる部品、たまに向きが違ってない?」
とか

そういうのが見えてきます。

こうなってくれば、もう一息です。

「ネジが落ちているということは、ネジが足りない製品があるんじゃないか?ネジ付けのやりにくさがあるんじゃないか?」
とか。
「向きが違うということは、装置が同じ動作をしていない、ばらついてるんじゃないか?次工程で取り付ける向きを間違えるんじゃないか?」
とか

こういった情報は、資料には書かれてないのです。
だから、現場を見る必要があるのです!

さて、ストーリーの方は、つとむ君がなんか気が付いたみたいですね!

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