そもそも品質工学f 面内を誤差因子にしてはいけない(102)
面内を誤差にしてはいけないって、よく師匠にいわれたなぁ…
でもさ、面内ばらつきをなんとかしたいってテーマだと、面内を誤差因子にしたくなりますよね?
なんで面内を誤差因子にしてはいけないのか?
今回は、そんなお話です!
今回のキーワード「第0話でも言ったよね?」
記念すべき「そもそも品質工学」の第0話の事例でも言いました。
面内が誤差因子というのはダメだと。
それは、意味のない繰り返しデータであり、改善のしようがない。
ランダムデータに影響する制御因子をさがせっていわれてもねぇ。
サイコロの目の安定化をしろと言われているのと同じ。
いつも1の目だけを出せって言われている。
そんなの無理。
もし、技術レベルがまだ低いなら、それでも改善する場合がある。
ようは、直交表の利用の効果ってやつ。
おもに、平均値のコントロールで良くなるケース。
きっと、SN比と感度の要因効果図が、ちょうど反対の傾向か、特性値によっては、ちょうど逆の傾向を示す。
ようは、低め安定ってやつですね。
何もしない方が、ばらつきは少ないということ。
そんなの当たり前。
エネルギーを使わない方向へ制御因子の水準が動くので、加工しないという結果を導く。
…といっても、どうしても誤差因子が見つからず、面内を誤差にする人もいる。
というか、誤差因子を見つけるってのも、技術の1つだと思うのですよ。
まだATM真技会は続きそうですね!
続きが気になる人はこちら!
↓ ↓
いただいたサポートは、有益な情報を提供し続けるための活動にあてていきたいと思います!