そもそも品質工学f タネはどこで植えられた?(27)
問題が開花したのは最後の工程
でも、その種が植えられたのは、いったいどこなんでしょうかね?
では、本編、いってみましょう~
仕込みでほとんどが決まる
準備が8割なのです
特に混錬系は、どのように混ぜるか、どんな割合で混ぜるか、そしてちゃんと混ざっているのか
ここを甘く見ているものが多いです
ドラえもんでそういう話がありましたよね?
オイル缶の質の悪い軽い部分を使って作られたのが、ドラえもん
質のいい重い部分で作られたのがドラミちゃん
缶全体で見れば成分は同じ
でも、実際には違う
これに似た経験をしたことがあります
納品された薬品で作ったものが、なぜか質が異なる
成分表では全く同じなのに、なぜか?
まぜるな危険ではなく、まぜないと危険ってやつでした
成分がカンの上と下で分離していた
そういうことなのですよ
そして、作られた製品の方ばかり見ていて、作っている装置を甘く見る
同じように動いているから、同じものができて当然だと思う
そんなわけない
ちゃんと、装置だってばらついています
小さく見たり、大きく見たり
上から見たり、裏から見たり
そして、対象とは違う、その周りを見渡すことも大事
視点を変えるということは、こういうことですよ!
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