「フリーランス何とかならないか」助成ってどうするんだろう

フリーランスの収入減への助成が話題になっています。

わたしは出不精なので、家で仕事できるようになりたい!を目標に、仕事をはじめました。

数えてないけどもう少しで20年ものになるくらいは長いよね、というフリーランスです。

当時、起業という概念はわたしは見かけなかった、SOHOという言い方は出回ってましたかね……。

いまでも起業というかたちで何かを背負うのには興味がなく、SOHOのほうが近いと思います。

テレワーク、リモートワークは進めたほうがいい

今回の経緯による学校の一斉休校やイベント自粛要請には賛成しかねる面が多いけど、もうずっとフリーでいろんな現場でやってきた身としては、テレ/リモートワークが合理的にとりいれられることそのものは大賛成です。

アメリカではリモートワークの体制がととのっていたし、教育にかんしても遠隔授業できるシステムが整っていて、そんなに混乱していない、という記事を読み、日本も、対面を必要とする局面について、もっと腑分けしていければいいなぁと思います。

テレワークのメリット

いうまでもないでしょう。移動時間と、無駄な時間を減らすことができる。

出向くまでもないことたくさんあります。

わたしの今のお仕事相手にはいませんが、すっごくつまんないことで呼びつける社員さんとか、人の時間をなんだと思ってる、って感じました。

そういうお仕事先とはけっきょく続いていませんね。

Time is money です。

じゃまされないほうが進む作業ってあきらかにあるし、時間を有効に使って作業効率をあげたほうがいい。

そこのところをはっきりさせたら、もっと、子育てなどもしやすくなるんじゃないかなぁ。

テレワークのデメリット

でもけっきょく、テレワークにするだけじゃ効率よくならないんですよ。

人が「対面」から受けとる情報はものすごく多いです。

人間は多くの情報をキャッチできるように進化してきたのだから、「デバイスを介したコミュニケーションでは人間の能力に役不足」というふうに書いてあった本をつくりました。

まさにそのとおり。

出不精なのでめんどうですが、直接会って話すことは必要です。

学校なども、非常時のフォローはともかく、子どもが人から直接、情報を得ていくことは大切だと思います。

とくに低年齢の子たちは、人と接することで大量の情報を得る経験を積んだほうがいい。

何を残して、何を変えるか、現場現場で最適のバランスがとれるといいですよね。

補償のための基準はむずかしい・・・

ところで、フリーランスのわたしは、今回の件で影響をうけていません。

今後の助成の対象になる?、企業から業務委託をうけてやっている仕事もあるような気はします。

でも、もともとテレ/リモートワークなので、そのまま続けているだけです。

子どもの休校のせいでできる仕事量が減っていて、収入にもなんらかの影響を受けていると思いますが、そんなの子育て中ならしょっちゅうありますし。

もともと流動性の高い業界なので、今回どんな収入機会を逸したか……というのを、証明させられるとすると、わたしの場合は証明が困難、そして労力に見合わない気がします。

交通事故の保障では専業主婦のほうが利益が大きかった

かつて、軽い交通事故で(自動車が悪かったケース)、保険の保障を受けようとした時に、同じ問題にいきつきました。

フリーランスの収入って、難しいんですよ。

専業主婦のほうが逸失利益が大きいという計算になり、どっちみち微々たる金額でしたが、専業主婦扱いで保障を受けることになったんじゃなかったかなぁ。

保障のたぐいがないのは今にはじまったことではなく、たとえば、0歳児を抱えて自主的に仕事を減らしていたフリーランサーのわたしには、産休も育休もない。

第一子が1歳児クラスで保育園に入る前年、育休として仕事を減らしていたわたしは、保育園の入園相談で「休職扱いですから0点です」と言い放たれました。

区役所の保育課のまんなかで、泣き崩れそうなほどつらかったのを覚えています。

すでに本格復帰前提で仕事を増やしていて、0歳児を抱え、寝るひまもないほど仕事の予定が詰まっているのに、言うに事欠いて休職だと!?と……。

その後子どもは、無認可保育園に大枚はたいて入れ、保活も利口になりましたけどね。

もともと不均等なのですから、今後、フリーランス(というより業務委託?)の休業補償について、どういう基準が示されるんでしょうね。

後学のためにも、どんな基準でどんな書類が要求されるか、刮目していたいと思います。

(その基準によりなにかを交渉できる局面がきっとあるはず)

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