英国王室と日本の政権②
皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。
今回は前回の続きになります。
引き続き、陰謀論は苦手だ〜って言う人は、スルーしてくださいね。
2人のチャールズ国王と革命
チャールズ1世 1600年11月19日さそり座生まれ
チャールズ3世 1948年11月14日さそり座生まれ
エリザベス女王とチャールズ国王の間に、ひとりいるかいないかの違いはありますが、
スチュアート朝2代目の英国王
チャールズ1世(在位1625-1649年)と
エリザベス2世崩御に伴い英国王に即位したウィンザー朝5代目の新国王
チャールズ3世。
生まれ星座は勿論のことなのですが、他にも奇妙な一致が見られます。
チャールズ1世は父ジェームズ1世の意向を受け継ぎ、カトリックとの融和を目指すと共に絶対王政を強めようとして、議会から反発を受けます。(▶︎清教徒革命)
新国王チャールズ3世はグレートリセット推進派で、キリスト教とイスラム教を融和を目指している…とか、
(口さがない連中はふたつを合体させ、新しい宗教を作ろうとしているとか言ってたり、イスラム教贔屓が酷くて、英国国教会の首長であるにもかかわらず本当はイスラム教徒なのではとの)噂まである人物です。(▶︎グレートリセット→新世界秩序)(1) (5)(6)(7)
ですが現在の英国与党である保守党は、ブレグジット支持派であり、トラス新英首相は最右翼とも言われていますので、チャールズ1世同様にチャールズ3世が英国議会から反発を受けるようになって行くのか否かは、
(時代背景において、1世▶︎絶対王政の時代。3世▶︎立憲君主制と言う英国の国家体制の違いもあるので)今後の推移を注意深く見守る必要がありそうです。
また余談ですが、チャールズ3世は故ダイアナ妃が生前、離婚後にアラブ系の恋人との再婚を考えていたことに良い印象を持っていなかったとも言われています。
元々欧州の王侯貴族は家系を遡ったとき王家に繋がらない貴族や平民との結婚は、「貴賤結婚」と言われて、嫌がられる傾向にあったそうです。
中世では貴賤結婚自体が認められていませんでしたので、国王の場合、相手が例え貴族の女性であったとしても、家系的に王家との繋がりが無い身分の低い貴族の子女だった場合には、愛妾にはなれても正妻にはなれない国もあったようですね。
キャサリン英王太子妃は中流家庭出身の父と労働者階級出身の母の間に生まれた平民でしたが、父方の曽祖母が王室と関わりのある貴族で、父系で父方の祖先を辿って行くとやはり貴族に辿り着きます。(2-a)
母方も祖先を辿るとエドワード4世に繋がると言うことで、所属階級は平民の出でも血筋は確かな方の様です。(2-b)
対するメーガン妃については、父方の先祖はエドワード3世に繋がっている(2-c)様なのですが、日本のやんどころない御次男のお家と似たような理由で英国民からは総スカン。
そう言ったことを考えると、本人の王室に対する批判的な言動のこともあって、最終的に英王室がメーガン妃を受け入れることは無いのではないかと思います。(3)
先述の様にこの件(王族の結婚)については、グレートリセット推進派の新国王チャールズ3世は王室のスリム化を目指してはいても、伝統や権威に関しては、保守的な意見をお持ちの様ですしね。(4)
また英王室と関わりの深い日本の皇室に対しても、欧州の王室からは同様の目線で見られている可能性は高いのではないかと感じます。(詳しく書かなくても、皆さんにはお分かりかと思います。)
日本では女性宮家の問題が一時取り沙汰されたことがありましたけれども、もし仮に、安定的な皇位継承の為に女性宮家が創設されるような事があるのであれば、
女性皇族のお相手となる男性は、キャサリン英王太子妃の様に本人の身分(所属階級)はともかくとしても、
血筋は父方の家系を遡った時に天皇家に繋がっている人でないと、(皇統が維持できなくなると言うだけでは無く)皇室と欧州王室との関係も将来的に難しくなるのかも知れませんね。
英蘭戦争と出島貿易
意外かも知れませんが、最終的にポルトガルを出島から追い出し、貿易相手をオランダ・中国・朝鮮に限定したのは前回も記事の後半で登場した、三代目将軍の徳川家光です。
イギリス東インド会社はアンボイナ事件と英蘭戦争がきっかけで、日本や東南アジアからは撤退。オランダ東インド会社の独壇場に。
これには家康の南蛮事情の水先案内人・外交顧問を務めていた英国人元航海士の三浦按針(ウィリアム・アダムス)の死の影響も大きかったと言われています。
イギリス東インド会社は平戸のイギリス商館を引き払ったあと、インドとの貿易に注力するようになります。これが、チャールズ1世が即位する2年前のこと。
オランダはオラニエ公マウリッツの時代で、
(英語呼びではオレンジ公。
…オランダのサッカーのナショナルチームのユニフォームの色がオレンジ色なのは、オレンジ公という名前に由来しているらしい。
オラニエ家は現在のオランダ王家でもあるので、オレンジ色はナショナルカラーでもあるのです。)
鎖国政策に関して言えば、その第一段階として、中国商船以外の外国船の寄港を平戸・長崎に限定したのは第二代将軍秀忠で、家康死後のことでした。←3代将軍家光は場所だけで無く国交を持つ国を限定。
(家康は寧ろ開明派で舶来品が好きだったとの説もあり。駿府城に近い港に朱印船を寄港させていたとの話も。)
前回は、故安倍元総理暗殺を本能寺の変に喩えたわけですが、このパターンで行くと、
総理になるまでじっと忍耐強く待ったことと、(安倍・菅・岸田の中では)いちばんの男前との故・安倍元総理のコメントから、
徳川家康は岸田総理と例えることも出来るのかも知れません。(不満のある人もいるかも知れませんが、ここは堪えてくださいませ。)
と言うことで、「歴史は繰り返す」でパターン化して考えると、
中韓に対して有効な防衛策を打てる、あるいは(菅〈二階幹事長/当時〉〜岸田政権の)中韓への売国姿勢を軌道修正出来るのは、岸田総理では無く岸田さんの次の総理大臣と言うことになるのかも知れませんね。
(↑たまに「なんで歴史なんて勉強するのか分からない」と言う声を聞くのですが、歴史の勉強は、こう言う思考力
「温故知新;古きを訪ねて新しきを知る」力を育てる為にするのです。
過去の出来事を知り、そこから未来を予測したり、現在起きている問題の解決策のヒントを探す…そう言う思考力を育てる為というのが学校で歴史を学ぶ意義であり理由なのですから、
テストや受験の為にただ年号と史実を暗記するだけなら、歴史を学ぶ意味が無いですね。)
英蘭戦争と東インド会社
英蘭戦争やアンボイナ事件の裏には、欧州各国の香辛料貿易の激しい利権争いが有り、
また当時の東南アジアでは関ヶ原の戦いで敗れ、改易になった大名に仕えていた武士が牢人となり、イギリス東インド会社やオランダ東インド会社の傭兵として雇われて現地に渡航していた者も多かったそうです。
アンボイナ事件のきっかけも、その様な形でイギリス東インド会社に雇われ、オランダ東インド会社の衛兵相手に事情を探っていた七蔵が、オランダ側に不審に思われ拘束され、拷問を受けたことがきっかけになっているらしい。
その結果、英蘭本国がアンボイナ事件のことを知ったことで、英蘭両国間で進行していた東インド会社合併交渉は決裂、英国は東アジア・東南アジアからは撤退。
このアンボイナ事件を機に、対スペイン・ポルトガルでは共同戦線を張っていた両国が決裂し、袂を分つことになるのです。
そして東南アジアでの権益を独占したオランダも、その後の香辛料価格の下落により世界的地位が下がり、逆に英国はインド・イランでの綿製品の大量生産にシフトして国力を増加させて行ったそうです。
この事が英蘭戦争に繋がっていくのですが、この頃の両国の貿易事情にも興味深いものがあります。
なおアンボイナ事件に関しては、事件の一端がスウィフトの「ガリバー旅行記」に描かれているのだそうです。
グレートリセットは革命と同じ
何故こんな話を持ち出したかと言うと、今オランダでは農民たちが自国政府(グレートリセット推進派)に抗議の声をあげています。
オランダは勿論EU加盟国ですが、EU加盟国内ではEUの統治下にあり加盟各国の自治権が制限されているも同然の状況で、全体主義化が顕著なんだそうです。(4)
つまり、
・オランダ政府&チャールズ3世▶︎グレートリセット推進派
・オランダ農民&英国議会(政権)▶︎(この表現が適切かどうかは分かりませんが)反グローバリズム&自由民主主義維持派
と言ったねじれが起きているわけです。
そして先述のチャールズ1世は、清教徒革命(英国国教会の信徒である英国民がカトリック勢の排除に動き、その結果英国内戦に発展)により、最終的に裁判によって処刑が宣告され、英国は10年ほど王政が廃止されています。
その後王政復古で王政が復活した際は王権が制限され、英国は絶対王政ではなく立憲君主国となっています。
新英国国王チャールズ3世はグレートリセット推進派で、キリスト教とイスラム教を融和を目指しているとか、合体させた新宗教の創設を目指しているとか、(新世界秩序の中身・要綱に、現在地球上にある宗教を廃止して、新宗教を作るという項目があると聞いたことがあります。)
日本では余り知られていないと思いますが、英国国教会の首長であるにも関わらずイスラム教徒なのでは?との噂がある存在(6)(7)(8)なだけに、どうなるでしょうか。
(日本でも似たような話、よく聞きますね。
例の赤坂にお住まいのお皿の様な小さな帽子がお好きなやんどころない御夫人と、その次男さん御一家のことですよ。日本は御長男さんがいらしてくれて良かった〜。ただ、その次がねえ…。
ですが22/10/04公開の「むすび大学ch」の「明治政府が神仏分離令を出した本当の理由」と言うYouTube動画を観て、「ああ、そう言う可能性もあるのか…」と腑に落ちる部分がありました。
それが何なのか気になる方は、このむすび大学の動画をご視聴いただくと共に、
長い記事になり恐縮ですが
「2022年日本の運勢/番外編(有料)」と
「戦後日本76年目の運勢(有料)」をご覧ください。余裕があれば「2022年日本の運勢;追補版秋分ver.」のご購読も併せてお薦め致します。
なお当該部分の内容はセンシティブな内容になりますので、無料公開部分では無く、記事の有料部分での記載となります。予めご了承ください。)
因みにチャールズ1世の時には、既にスコットランドやアイルランドの独立運動が起きていますね。せっかくジェームズ1世の即位によって無血で統一されたのに。
こうしてみるとチャールズ3世の時代は、意外と英国は不安定な状態になるのかも知れません。
元々燻っていたスコットランドや北アイルランドの独立運動が加速するのではとも噂されてますしね。(9)
ただしグレートリセットは世界統一の為に、今ある国家や国境の壁を壊して、更地にして行く動きですから、オランダや英連邦内のカナダやニュージーランドの農民運動や、スコットランド&北アイルランドの独立運動がどう言う影響を及ぼすのか?
英国は場合によっては英国民の不満が高まって、ウィリアム皇太子への譲位が話題に上る様になる可能性もありそうですね。
(元々英国内では、高齢のチャールズは飛び越して、ウィリアムが国王になるべきとの意見が多かったそうです。)
そして、いずれグレートリセットは軌道修正され、新世界秩序へ移行する流れは止められなかったとしても、新世界秩序の中身は様相が変わる可能性もあるのかも知れません。
かつて英国で清教徒革命による共和制が定着せずに、王政復古の後四半世紀を経て、双方の間を取る様な「立憲君主制」で事態が落ち着いたように。
日本は…?
日本はそうした動きをサポート出来るだけの経験を戦前にしてきたはずなのですが、
(八紘一宇による大東亜共栄圏構想
と併合政策、
欧米の帝国主義による植民地政策の違い。
宜しければ「2022年日本の運勢;追補版 秋分ver.(有料)」もご覧ください。)
戦後GHQの占領政策の過程で、敗戦国であるが故にそうした事実の多くは評価を失い、時には貶められて記録を隠蔽・奪われてしまっています。
当然の事ながら、日本人がその隠蔽された戦前の経験を明らかにし、その記憶を取り戻すことは、日本人自らが自国の在り方と向き合い、自国の行く先を決められるようになる為にきっと役に立つ事でしょう。
政治家に変わって欲しければ、まず日本国民自体が代わる必要があります。
何故なら「政治家のレベル=その国の国民のレベル」なわけですから。
高い山が欲しければ、それだけ裾野を広くする必要があります。大木が欲しければ時間をかけて地中に深く広く、その木の根を張らせる必要があります。
それらは全て「教育」▶︎知識と情報(経験)の蓄積と共有があって、初めて可能な事です。
行政にそれを頼れないなら、自らの手で取りに行く(知識と情報を求めて動く)しかありません。
歴史はドラマやゲームでも一定の人気がある分野なのに、作品を観たりゲームに興じて興味を持って内容に関連のある歴史を学ぶまでは良いのですが、往々にしてその(学問の)世界の中だけに留まってしまう人が多いように感じます。
そこで得た知識や教養を(政治も含めて)現実の社会に応用していこうとか、活用して行こうと言う空気が薄いのを残念に思います。
故・安倍元総理が提言して始まったダイヤモンド・セキュリティ構想▶︎クアッドは、歴史から学んで出てきたものだと思いますよ。(10)
歴史を受け身で楽しむのではなく、学んだことを能動的に実社会で活かせる人が増えてくれると良いですね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
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【脚注・参考資料】
(1) Masako Ganaha Official Channel 我那覇真子公式チャンネル
(2-a) https://en.wikipedia.org/wiki/Family_of_Catherine,_Princess_of_Wales
(2-b) https://en.wikipedia.org/wiki/Carole_Middleton
(2-c)https://en.wikipedia.org/wiki/Family_of_Meghan,_Duchess_of_Sussex
(3) 子どもに「王子」「王女」の称号取らせるため?ヘンリー王子夫妻がネトフリに番組公開延期求める
(4) タングステンの元素記号はW,これはWOLF(ウルフ、狼)の頭文字から取られました。タングステンならTの筈ですが、鉄の鉱石にこれが混じっていると高温の2000度でも溶解せずに、昔は精錬できない邪魔な鉱石と言う分けで狼石と呼ばれていたのが起源です。
その後、超高温の精錬が可能になり、精錬出来るようになったタングステンは大砲の砲身や対戦車砲弾(タングステンが高いので、アメリカ軍は中東戦争では劣化ウラン弾を使用した)、戦車の装甲板、旋盤の超硬チップ等に使用されている。
チャールズ国王も以外に博識だったような。
『チャールズ国王、タフなメーガン妃を「タングステン」とあだ名で呼んでいる?』へのコメント | Yahoo!ニュース
(5) 絶好の機会:チャールズ英皇太子をはじめとするリーダーたちが「グレート・リセット」に臨む | 世界経済フォーラム
(6) チャールズ3世のイスラム教への賞賛は分裂を修復する可能性がある | 時間
(7) チャールズ3世:英国で最も親イスラム君主
(8) チャールズ3世とイスラム教に関する彼の見解 - ムスリム墨
(9) 日本の天皇家とは事情が違う…若者の4割強に不支持が広がる英チャールズ新国王の憂鬱
(10)4カ国条約|Wikipedia