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英国初インド系ヒンドゥー教徒の首相誕生が示唆すること

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

先月、早過ぎるリズ・トラス英首相の辞任後、後任にリシ・スナクが選ばれましたね。

投資家はお金の動きを観ることで、現状を分析しその後の流れを予測するのだそうですが、
辞任したリズ・トラスの後を引き継いで首相になったリシ・スナクは、そういう意味では非常に興味深い存在です。

と言うわけで今回は、またまた陰謀論回になってしまうと思いますので、そういう話題が苦手な人はスルーしてくださいね。

リシ・スナクとは

1960年代に東アフリカからイギリスに移住したインド系の両親のもと、1980年5月12日英国サウサンプトンで生まれた。

スタンフォード大学卒業後、同大学院でMBA取得。スタンフォード大学在学中に、後に妻となるアクシャタ・マーシー(インフォシスを創業したインドの大実業家、N. R. ナラヤナ・ムルティの娘)と出会った。スナクとマーシーは2022年現在、イギリスで222番目の富豪であり、その総資産は7億3,000万ポンドである。

MBA取得後は、ゴールドマン・サックスに就職。その後ヘッジファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンドとテレメパートナーズでパートナーとして活躍した。

2015年リッチモンド選出の下院議員として当選。
2016年EU脱退を問う国民投票ではブレグジットを支持。
2020年ボリス・ジョンソン内閣で財務大臣を務める。
2022年10月英国保守党党首に就任。チャールズ3世が初めて任命した首相となる。(1)
/以上Wikipediaより抜粋・引用

つまり早い話が、一応ブレグジット支持派ではあるけれどDS(ディープステート)側・国際金融資本サイドの人間だと言うことです。元ゴールドマン・サックス証券マンという点で、既にお察し。

そのせいかどうかトラスさんに比べると、スナクさんの英国民からの人気はどうやら今ひとつのよう。

もっとも、DSの本場とも言われる英国の首相。日本同様にDSの息のかかった人間でなければ首相にはなれないのでしょう。

ディープステート内にも主導権争いがある


しかしながらDSも一筋縄ではありません。

21世紀の現在は、米DSロックフェラー財団が仏ロスチャイルド家と手を組んで、英ロスチャイルド家との対立で優位に立っていると言う噂があります。

しかしながら実際には、英ロスチャイルド家の本家・分家の争いもあり、本家のジェイコブ・ロスチャイルド男爵はロックフェラーと一緒に独自に会社を立ち上げ、本流とは別の動きをするようになって久しい状態。

先頃、チャールズ皇太子(当時)に対する指差し写真で有名になり、月食&天王星食の日に亡くなったロスチャイルドの分家筋のエヴェリン・ド・ロスチャイルド卿は随分前に引退しており、
N・M・ロスチャイルド&サンズの頭取の座を現在全ロスチャイルド家の当主となっている仏ロスチャイルド家のダヴィデ・ド・ロチルド(ロスチャイルドの仏語読み)に後を引き継がせ…と言う状況があるようです。

つまり英ロスチャイルド家内の本家と分家の争いがあったわけです。

因みにその他の英ロスチャイルド家の人々の立ち位置は、情報が無くて不明です。

いずれにせよDSの本場とも言うべき英国でウルトラ・ライト(極右)と言われたリズ・トラスが首相を辞任し、インド系移民のリシ・スナクが首相になったことは、(表向き、税制など経済金融政策の失敗が原因と報じられてはいるものの)今後の英国の外交防衛戦略においては、大きな意味を持っているのでしょう。

これは筆者の勝手な妄想ですが、インド系英国人で、インドの富豪の娘を嫁に持つリシ・スナクが英国首相になったということは、

ロスチャイルド家と東洋のロスチャイルドと呼ばれる印サッスーン財閥が、何かの意図を持って手を組んでいる可能性があると言うことなのではないでしょうか…?(アヘン戦争の前例もある事ですしね。)

スナク夫人であるアクシャタ・マーシー(ムルティの英語読み)の父親N. R. ナラヤナ・ムルティは、インフォシス創業の前に香港上海銀行を前身とするHSBCの取締役を勤めていたことがありますが、その香港上海銀行創業の際の取締役にはサッスーン家が入っていました。(2)

因みに一般的にユダヤ金融資本はアシュケナージ系ユダヤ人であると言われていますが、サッスーン家はルーツがバグダッドでセファルディム系ユダヤ人の出身だそうです。

このサッスーン家はジャーディン・マセソン商会とも繋がりがあります。

坂本龍馬と親交・取引のあったトーマス・グラバーはこのマセソン商会の社員として日本に訪れ、グラバー商会を設立しています。

そして、このグラバーが勤めていたジャーディン・マセソン商会の前身はイギリス東インド会社です。

英国にとってのインドは切り札?


「英国王室と日本の政権②(無料)」でも触れた通り、アンボイナ事件を機に平戸の商館を閉め、東&東南アジアからの撤退を余儀なくされたイギリス東インド会社は、インドを拠点に綿花やスパイスの生産に力を入れて起死回生を図り成功しています。

歴史的な経緯を考えればインド側が英国をどう思っているのかは分かりませんが、英側にとっては経済分野での英印の相性が良いのは確かでしょう。

また現在においては、インドは中露に対する抑えとして鍵となる重要な位置にいることは間違いありません。(3)

GoogleやAppleがスマホ生産の拠点を、中国からインドにシフトし始めていると言う話も聞きます。(現在はまだ一部の工場を移しただけの様ですが。)

先日、インドの人口が中国のそれを超えたと言う報道もあったようです。それが事実なら市場としてこれから有望なのも、やはり中国では無くインドでしょう。

ここまで来て筆者の言わんとしている事が分からないようであれば、初めて筆者の記事を読んだ方は勿論ですが、過去記事を読んだことのある方も、筆者のこれまでの時事エッセイを是非読み返してみてください。

岸田総理は一体何処を見て政権を運営しているのか?何故中華スパイの噂がある林外相を内閣に起き続けるのか?何故媚中の公明党と連立与党を組み続けるのか?

余りの視野と戦略の無さに呆れてしまいます。

岸田総理は総裁選の時に、故安倍元総理のブレーンと言われた今井尚哉氏の支援を受けていたと言われていますが、果たしてどうなのでしょう。

岸田総理自身は某週刊誌には散々な書かれ方をしていた様ですが。(4)

三菱グループ〜グラバー商会〜マセソン商会〜サッスーン財閥


今井尚哉氏は三菱重工業の顧問で、非常勤ながら今でも内閣官房参与を勤めている人物。そう言えば安倍元総理のご兄弟に三菱商事の社長をされていた方がいましたね。

三菱系企業の株主には、サッスーン家の人物の名前もあるようですね。坂本龍馬-グラバーの時代からの縁でしょうか?

サッスーン財閥やHSBCが主に中国を拠点にして来たとは言っても、だからと言って親中と言うわけでもなく、あくまで「ビジネス」なのであって、彼らには彼らの利益を得る為の戦略があって動いているわけです。アヘン戦争が良い例です。(5)

古きを訪ねて新しきを知る。

その彼らが、再びロスチャイルド家と組んで何やら意図を持って動いているのだとしたら?

自分軸が無い岸田内閣


親中を通り越して媚中とも言える態度を取る岸田政権は、あからさまに日本売りしてDSに媚を売ってる様にも見えますが、それは一体誰のシナリオで動いているのでしょうか?(5)

ファイブアイズや兵器の共同開発を含めて、これまでも英側は日本に手を差し伸べて来ており、少なくとも菅政権までは何とかしようと言う空気はあったと思うのですが、岸田さんは全くダメですね。(覇気が無いというか、やる気が感じられない。)

何も分かっていない。何も見えていない。
また第二次世界大戦の時と同じ過ちを繰り返すつもりなのですか?現代の中国はナチスドイツよりも酷いですよ?

前にも書いたことがあるけれど、
「親中派の心理には、次は負け組になりたくないから勝ち組に入りたいけど、原爆〜敗戦と占領期のことがあるから米国には抵抗がある。だから親中に走った…」
と言う話は聞くのですが、何故「反米=親中」なのか?
何故反米が親中でなきゃいけないのか。
反米は良いとしても、親中になる理由が理解できないですね。

次は負け組に入りたくないと言っていながら、相も変わらず親中(って言うより媚中?)とか、あまりにも先を観る目が無さすぎでしょ…。

岸田さん、日本人や日本の国益を守るために戦っているところを、(その為の戦略があって動いているというのなら)実は戦略的に動いていると言う姿勢を、具体的に行動で示して欲しいですね。

一時的に表面上強い態度を取ってもダメです。日本の国益や日本国民の暮らしを守るための戦略が無ければダメです。

一手先では無く、三手先を読め


この先の情勢によっては変わる可能性もあるとは思うけど、少なくとも現状では、米国の次の覇権国家は中国では無く「インド」だと思います。

恐らくDSはそういう計画で動いているのだと思う。(リシ・スナクはその為の駒のひとつということでしょう。)

インドはIT大国ですし、インフォシスはその方面の大企業ですから、グレートリセットでスマートシティ構築を標榜するDSにとっては都合が良い面もあるんでしょう。

米DSが極左親中とは言え、何故インド系のカマラ・ハリスを米副大統領に持って来たのか。

その為の伏線を打っていると考えれば、納得が行きます。英米連合と英仏連合のお家騒動は主導権争いをしてはいても大枠の方向性は同じなのでしょうね。

(世界情勢にあまり関心が無いと言う人は別ですが)リシ・スナクの英首相就任でリシ・スナクについてちょっと調べた段階で、ピンと来なかった人はちょっと鈍過ぎるのではと思う。

清朝末期に似て来た(?)中共


DSにとって中国は当て馬…だったのでしょうか?

それとも習近平が野心を持ち過ぎて、自らDSの計画した路線を外れようとした結果がこれなのか。
(最近の習近平は痩せたと思う人も多いと思うけど、本人じゃなくて弟の習遠平が影武者してるんじゃないか?という噂もあるんですよね。)

習近平3期目で毛沢東路線邁進中(6)とか、もう自ら切腹に追い込んでる様なものでしょう、中国は。
共産主義国で経済面が発展成功した試しはありません。
これまで中国が経済発展出来たのは毛沢東の文革路線を捨て、市場経済を取り入れて来たからです。
(つまり中国は経済面から自滅に向けて爆進中。中国共産党内で習近平体制に対するクーデターでも起きて成功しない限りは、この方向性は変わらないでしょう。)

ロシアや朝鮮半島の抑えとして利用する為に投資・支援されることはあっても、コロナ禍で弱った中国の実態経済や国力回復の為に支援されることは、もう無いでしょうね。
(↑岸田内閣がこれを理解した上で、時限立法的に親中路線取っているなら良いけど、そういう風には見えないから心配なのよね。)

毛沢東ばりの路線を選んだ(7)ということは、中国はいわば引き篭もること(事実上の鎖国)を選択したということですから。

日本のメディアでは報じられることは無いですが、事情通の方のネットでの発信情報を見てると、コロナ禍による都市封鎖が原因で中国各地でデモや暴動が起きてるのだとか。

先日は鄭州の工場で暴動後、工員が徒歩で郷里に逃げ帰っていると言うような情報も出ていたようです。

そんな中で地理的にも人員的にも、インドが今以上に経済的に発展したら、インドが自滅して行く中国を吸収してカバーすることは可能なのかな。

心配なのは、そこですよね。

狭いニッポン、中国から難民がドッと押し寄せて来たら困る。
今でさえ観光客やら留学生やら土地の爆買いやらで、中国人のやらかすことに不満や不安を抱える日本人が多いのに。

次はインドか中国か?


仮にインドが表面的に覇権を握る形になったとしても、インドはとても独立心の強い国家なので同盟国も無いのだとか…?

実際インフォシスは半年前にロシアからの撤退を表明したにも関わらず、未だにモスクワのオフィスを引き払っていないと言います。(8)
インド人の独立独歩の精神と、金融資本家特有の両建て志向が合わさると、こうなるのでしょうかね…?

だとしたら全体主義に基くNWO(新世界秩序構想)には、反発し出す可能性もあるはず。

その時、ダボス会議を牛耳っている様な国際金融資本側はどう対応するつもりなのか?
そこまで織り込んだ上で(NWOの中身が変わることも想定した上で)計画しているのか?

そこはまだ、見えて来ていないですねえ。

というわけで、自分都合で国際法無視し放題、人権侵害やり放題の中国が、米国衰退後の覇権を握る可能性はもう無いと思います。

(しつこいけれど、習近平体制を壊す様なクーデターが起きて成功すれば、話は別です。

習近平体制を倒す程のムーブメントが起きるか否かは不明ですが、仮にそうなったら状況が落ち着くまでしばらく時間がかかるはず。

それに事後は国家の建て直しが必要になるでしょうし、中国が覇権を狙えるくらい再興したとして、その時に世界秩序がどうなっているか?は、まだ誰にもわからないですよね。)

温度の違いはあってもロスチャイルドもロックフェラーも金儲け出来るうちは中国を利用するだろうけど、このまま彼らに覇権を握らせようとはしないはず。

恐らくインドを影で支援しながらインドに中国と競争させて…。(でも引き篭もることを選んだ中国には、競争力はもう維持出来ないのでは?とも思いますが…。)

ただしどなたかが言っておられたけれど、「DSと言えど民意は無視出来ない」のだから、これを読んでる貴方がどちらサイドだったとしても、庶民は自ら情報を求め知恵を付けて、自分達の命と暮らしを守る為、国境を超えて連帯する…と言う道は残っている事を書き記しておこうと思います。
(だから民主的な世界を維持する上で、特定の勢力による情報工作が可能なシステムを無くす目的でTwitterを買収したイーロン・マスクの行動には、意味がある。)

岸田内閣に一言


ーーーと、そんなことやあんなこと、色々情報集めて政策やら対応考えるのが、国会議員及び政府の仕事でしょ?
その上で最終判断してゴーサイン出すのが首相の仕事じゃないのでしょうか?

人の話を聞くのに疲れたのかどうかは知らないけれど、出身派閥の宏池会の仲間の議員からのメールにすらも返信していないとか、自ら切り離したはずの媚中の二階氏に助けて貰おうとするとか、ポーズだけは派閥の領袖と会食重ねているとか。

支持率低下を気にしてか日中首脳会談では言うことは言ったと、上げ記事書かせている(?)ようだけれど、実際は中国側とは事前にそうすると言う擦り合わせが出来ていたのでは?と言う憶測すら流れているようです。

キッシー、もういい加減にせ〜よ⁈
(とは言え、同じようなことをしている小池百合子を知事に選び続けている都民-国民の情弱さも問題なんだけどね…。)

総裁選では安倍シンパの高市早苗さんの協力を得て首相になったのだから、(今井参与もいることだし)そのまま高市さんと協力しあって安倍路線を引き継ぎ、安倍さんの功績(置き土産?)を壊すようなマネさえしなければ、表面的には親中路線を装わざるを得なかったのだとしても、日本は今の様に手足を縛られる様な状態にはなっていなかったはず。

もっとも媚中派の議員の人たちって、媚中路線が自分の利益(“国民の利益”では“無い”)だと思いこんでいて、実際にはそれこそ危ない橋なのだと気付いて無さそう(もしくは見えないフリか?)なのも、問題なんですよねえ。

日本全体から見ればまだ少数かも知れませんが、目覚め始めた日本人は、このまま理不尽な戦後レジームの中で一方的に搾取されることに抵抗もせず、ただ言われるままに日本を亡国に導こうとするリーダーはもう要らないと思っているのです。

かつて英国から独立を勝ち取ったインドのように逞しく、戦略的に対等にDSに対峙して行けるようなリーダー、もしくはそういうリーダー達の組織を求めているんですよ。

キッシーが自民党内で孤立していて、精神的に追い詰められ思考が現実に追いつかない、負担が重過ぎて動けないと言うなら、経済&防衛問題に詳しい人に協力を仰いで、次の人に首相の座を譲る段取りを組んだ方がいいと思いますよ。

媚中派のドンに頼って任せて、習近平体制=ポスト毛沢東体制に移行し自爆しようとしている今の中国に日本をタダで売り渡すような真似をするよりも、他の優秀な人に首相の座を引き継ぐ方が、まだ国民から評価して貰える余地があるはずですからね。


最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

このアカウントでは政経占い(原則として有料)と、時事ネタのエッセイ(無料)をお届けしています。

次回も貴方様に会えることを期待しています。

【脚注/参考】

(1)リシ・スナク|Wikipedia

(2)サッスーン家(英語)|Wikipedia

(3)https://news.yahoo.co.jp/articles/c89d242f52366bd2a9dab66f7e29a2c66d9f6459

(4)https://news.yahoo.co.jp/articles/b644fd66d13a709e75fb78212cc3b7f4ee4f9ee6

(5) N. R. ナラヤナ・ムルティ(英語)|Wikipedia

(6) https://gendai.media/articles/-/100921?page=4

(7) https://youtu.be/qUNayYUqFC8

(8)https://www.theguardian.com/world/2022/nov/04/infosys-still-operating-russia-rishi-sunak-akshata-murty

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