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ノストラダムス予言詩;アンゴルモアの大王が意味するものとは?

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は前回匂わせた通り(?)ノストラダムスの大予言の有名な1999の年〜の詩に出て来る「アンゴルモアの大王」とは何か?について考察していきたいと思っています。

その前に1個だけ時事問題を。
大紀元さんが、先日こんな報道をしていました。

台湾有事よりもフィリピン有事の可能性。

これ、2023年の運勢(後半編)〜世界はどうなる? の有料部分にはなってしまうのですが、記事の中で予測していたことです。ただ大紀元さんの報道が事実なら、それほど心配は無いと思われます。

つい先日、今の世界の大勢を作った人物の1人であるキッシンジャー元国務長官が亡くなったとの報道がありました。享年100歳。
時代の大きな転換点に来ていることは間違いないでしょう。今の南米の不安定さも、かつてこの人が関わったことの功罪のひとつの現れですしね。

それでは、そろそろ本題に入りましょうか。

いつもの通り、興味はあるけど長文の一気読みはキツいと言う方は、目次機能をご利用いただき分割して読んで頂けると有り難いです。


中国の可能性はあるか


これまでの私の記事を読んでくださった方々には、もしかしたら予想がついているかなあ…と思いますが、

アンゴルモアの大王が中国である可能性は、私はほぼ無くなったと観ています。

報道などでは、まだ中国を強国のように伝えるものが多いですが、国内に問題があり過ぎて、中国は内心は内政に注力したいはず。

ただし日本同様に資源の乏しい国なので、権益には非常に拘っていて、それで悪あがきしている状況なのではないでしょうか。

経済面では欧米がインドを牽制と言うか避難先に使い出していますし、

これ、何度も言っていることですが、大国で有りながら純粋な華人では無い異民族に支配された(異民族による王朝)時期が長い中国にとっては、

異国が用意した土台に乗っかって発展したとしても、それは本当の自信や誇りには繋がらないと思うのです。

恋愛で、本来の自分を押し殺して、相手の好みに合わせた異性を演じた状態で交際しても、長続きしないのと一緒です。

また個人の場合で観ると、「強力なトラウマが原因で、人間関係を上手く作れない人」と言うのは意外に多いものですが、国家の場合もまた同じと言うことなのかも知れません。

彼らが自信や誇りを取り戻すには、時間はかかっても中国人自身のアイデンティティに立脚した国造りを、一からやり直す必要があるわけです。

これについては、イスラエルについても同様のことが言えるのかも知れません。

イスラエルは「象徴天皇制」ならぬ「象徴大統領制」を敷いている様なのですが、残念ながら(報道を見る限りではありますが)、現状ではその本来の意義をキチンと理解した上で国家運営されている様には見えないからです。

象徴〇〇制をキチンと機能させるには、国家的なアイデンティティがしっかりしていることと共に、他者への信頼=人間性善説が人々の心の中に生きていることが必要なのだ…と言うことをつくづく思わされます。

この「他者への信頼」が失われてしまうと、「シラス」や(古代ユダヤが理想とした「搾取しない王様」が統治すると言う意味で、ルソーが具体案として言った)「君民共治」は機能せず、単なる独裁体制になってしまいます。

だから、自らの目的-多くは欲や野心-の為に、他者に対して分断工作を仕掛け、その「他者への信頼」を壊す様なやり方には問題があるし、国家のあるべき理想像を実現するのを困難にするだけだから、分断工作で人々の疑心暗鬼を煽る様な戦略は「本来は採用するべきでは無い」のですよね。

トルコの可能性はあるか


現代の社会情勢を清算する、1度リセットする…と言う意味でならあり得るかも知れません。
(商業的に作られたものとは言え終末論を謳われたノストラダムスの予言詩の趣旨に、ぴったり?)

ノストラダムスが生きていた時代、西洋にとって東洋と言えば、ほぼほぼ中近東を指していたでしょう。中国やジパングは、東洋というよりも「極東」だったのでしょう。

今年の初めに亡くなられた坂本龍一さんの曲にThe end of Asia と言う曲が有りましたが、中国や未知のジパングはまさに「アジアの果て」で、ノストラダムスの時代は東洋-アジアと言えば中東。せいぜいインド辺りまでだったのでしょうね。

その“アジア”の中世のオスマン帝国は欧州各国と戦争が絶えませんでしたから、そういう意味でもノストラダムスにとっては脳裏に強い印象として刻まれていたのかも知れません。

そしてそのオスマン帝国が第一次世界大戦後に崩壊したことで、欧州が土足で東欧や中近東・アフリカに踏み入れ分割統治を始めたことが、現代の中近東やアフリカが抱える諸問題に繋がっているようなのです。

現在のトルコの大統領で在るエルドアンさんは、オスマン帝国の復活を志していると言われています。

彼のような思想は「オスマン主義」と言われて、「イスラム主義」とはまた違うらしいのですが、「オスマン帝国」自体がイスラム教国だった関係からか、「ムスリム同胞団」とエルドアンさんの関わりは強い様です。

「ムスリム同胞団」はハマスやアルカーイダなど、多くのイスラム原理主義の過激派−テロ組織の母体となっていますが、その誕生は意外と古く1928年エジプトで、西洋からの独立とイスラム文化の復興を掲げて産声を上げたのだそうです。

つまりアラブ側からすると、ムスリム同胞団と言うのはイスラム教をベースにした「保守派・民族派」団体と言うことになる様です。

そして、ここから分離して行ったハマスやアルカーイダなどは、福祉活動など比較的穏健な活動に終始していた同胞団に飽き足らず…ないしは不満を抱いて武装化された組織を作ったわけです。

けれどもこの武装化されたテロ組織は「イスラム原理主義者」呼ばわりされることも多いのですが、それなら(後述しますがイスラムの経典でもある旧約聖書の)モーセの十戒にある「汝、盗むなかれ」「汝、殺すなかれ」については、彼らはどう考えているのでしょうか。

私自身はイスラム国(ISIL,ISIS)の勢力がピークの頃には、彼らに対してムスリムの間からも批判が出ていたと記憶していますが。

目には目、歯には歯、テロにはテロ⁈


実はテロ組織が建国に関わったのはISことイスラム国が最初ではありません。

例えばの話、中国の人民解放軍は
〉中国共産党の初期の軍事組織は、在地の農民の武装集団である「土匪」とかわることはなかったが、次第に軍事組織としてマルクス=レーニン主義を学習し、きびしい規律で農村の解放を進めたので、次第に農民の支持を受け、その支配地を急速に拡大した。

紅軍より引用


とある様に、その始まりはテロ組織と大して変わらないわけです。

ですので、完全に一致するわけでは無いですが、

▶︎コミンテルン(共産主義インターナショナル)=ムスリム同胞団、

▶︎中国共産党や崩壊したソ連のソビエト(評議会)=各国ムスリム同胞団

▶︎ボリシェビキやメンシェビキ・人民解放軍=ハマスやアルカーイダ、IS、タリバン

などと考えれば、分かりやすいかも知れません。

またイスラエルに関しても、世界からテロ組織認定されていたわけでは無いけれども、ネタニエフ首相の父であるベンシオン・ネタニエフは修正主義シオニズムの活動家で、当時パレスチナを委任統治していた英国から過激派の活動家として目を付けられ、追われる身だったと言います。

その修正主義シオニズムは極右思想とされており、パレスチナとの共存を認めない強硬なものだった様なので、ユダヤ教徒における一種の過激派と言っても良い存在なのです。

この修正主義シオニズムの政党「修正主義党(ハツハール)」で、
〉1940年、ネタニヤフ(父)はニューヨークに行き、「過激な新シオニストに対するアメリカの支援を構築しようとしていた」ジャボチンスキー党代表のアシスタントとして数ヶ月間務めました。

Wikipedia(英語版より機械翻訳)より引用

なるほどね。

これが現在の米ネオコンのユダヤ・マネーに繋がっている…と言うことですかね。なんか、道理でサイコパス的な感じが漂って来るわけですよね、“日本総督サマ始めとする米ネオコン”。

因みにこうした情報は、日本語版のWikipediaには出て来ません。シオニズムに、さらに極右化された修正主義シオニズムなるものがあることすら出て来ないのです。

勢い、Wikipediaに関しては、詳細は英語版を中心に他言語版を参照するしかありません。
そこから情報源となっているソースを参照したりすることもしばしばあります。

英語が出来るわけでは無いので、読解力は不十分とは言え、クリックひとつで英文和訳してくれるネットの機能は有り難いですね。

因みに、ネタニエフ(父)がアシスタントを務めていたハツハールが、ネタニエフ首相が現在属する政党リクードのルーツとなっていますが、戦後はパレスチナ排除の主張は引っ込めているはずなので、それに伴いファシズム色は薄れているはずなんですけどねえ…。

正統派ユダヤ人から見るとシオニスト・修正主義シオニストはテロリスト…?


因みに日本では余り知られていないと思いますが、原理主義派と言われることもある超正統派ユダヤ人や正統派ユダヤ人は、このシオニズムや修正主義シオニズムには反対していて、「反シオニスト」の立場を取っているのだそうです。

フェイスラインの髪をカールさせて伸ばすスタイルは後世のもの…とする意見もあるけれど、元々古代ユダヤ人は基本的に長髪で(イエス・キリストが長髪で描かれるのはこの為)、髪の毛を頭巾の外に出すか内に仕舞い込むかだけの違いだった様にも見えます。

あとアフロみたいな天然縮毛だと、そもそも髪が伸び難いとか伸びても爆発しちゃうとかあるでしょうしね。

埴輪のヘアスタイルも巻き毛の長髪に兜または帽子を被っただけ…と見えなくもないので、この辺りはなんとも言えないですが、巻き毛のロン毛はユダヤ人の象徴と言うなら、そうなのかも知れませんね。


超正統派と言うと、日本で出土している“俗に言う”「ユダヤ人埴輪」そっくりの姿格好をしている人たちなわけですが、面白いことに彼らは

メシアによるイスラエルの再建というヤハウェの約束を信じてきた観点から、シオニズムをユダヤ教のメシア信仰に対する裏切りであるとみなし、反対する者が多かった。

のだそうで、


超正統派はイスラエル建国に関してモーセの十戒の第6・8戒「汝、殺すなかれ、盗むなかれ」に違反しているとし、「聖書の教えに反した行いは同胞といえど肯定できない」という認識を持つ。また、「メシア(救世主)が現れないと真のユダヤ国家は実現できない、しかし、まだメシアは現れていない、だから現在のイスラエル国家は偽物であり、認められない。」、「メシアが現れるまで建国は待つべきだ。」としている。


のだとか。
至極真っ当な意見では無いでしょうか?

だから外国の報道写真やネット上に上がっている写真を観ると、(超)正統派ユダヤ人が「Free Palestine」のボードを持っていたりするのですね。

反ユダヤ主義と反シオニズムの違いは何ですか? - BBCニュース

正統派・超正統派ユダヤ教徒と言うと、(教義に基づいているとは言いますが)女性蔑視とも思える慣習が存在するなど、人権侵害的な問題が無いわけではありません。けれども「イスラエル」の在り方に対する見解に関しては、流石正統派と呼ばれるだけのことはありますね。

最近の米国の反ユダヤ主義攻撃の増加の背後にいるのは誰ですか? - BBCニュース

しかしながら武力行使がモーセの十戒に反すると言うのなら、これ、イスラムも同じでは無いでしょうか?

聞くところによると目には目、歯には歯と言うのは旧約聖書にも出て来る表現なんだとか。

『聖書』(旧約聖書・出エジプト記/新約聖書・マタイの福音書)及び『ハンムラビ法典』両方に記載があった。旧約聖書では、「出エジプト記21 章24 節」に「目には目、歯には歯、手には手、足には足」と記されており、同害報復による償いが要求されている。しかし、新約聖書のマタイによる福音書5 章38 節では、キリストが「目には目を、歯には歯をと命じられたのを、あなたがたは聞いている。しかしわたしはあなたがたに言う、悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬も向けなさい」と言って同害報復を禁じ、悪をもって悪に報いることをせず、善をもって悪に報いることを教えている。

「目には目を、歯には歯を」という言葉は『聖書』の言葉だったか?『ハンムラビ法典』の言葉だったか?両方... | レファレンス協同データベース より引用


海外の人がネットで発信している情報には、「グローバリストはキリスト教を破壊しようとしている」と言うものがありますが、

上に引用した一節を読んで併せて考えてみれば、世の中には平和な世界を望まず、金儲けの為に戦争を起こし戦争を続けたい人たちがいるのだと言うことがよく分かりますね。

ここ暫く中東関係を扱った記事で、繰り返し書いていることですが、今の御時世は「二元論的な対立構造」の中で物事を考えないことが、解決策を考える上で大切なのです。

これは現在、日本で新興の保守系政党(両方とも)を巡って、ゴタついている問題にも言えることです。

分断して力を削ぎたいと思っている勢力からすると、内紛が起きて揉めてくれるのは都合が良いわけですよ。

特に先輩格の新興政党の方は、選挙妨害で国会議員を1人しか送り出せなかった時点で、危ないんじゃないかと感じていましたから。(詐欺師はターゲットの人物を身近な親しい人間関係から孤立させる様に仕向ける、と言うのが常套手段ですしね。)

まあ取り敢えず、その内紛が起きて「漁夫の利」を得られるのは、何処なのか?原因の解明はまずそこから…では無いでしょうか。

また、この件に関しては「戦後77年目の日本の運勢(有料)」で、今話題になっている問題そのものズバリでは無いのですが、ヒントになりそうなことを書いていますので、興味のある方はどうぞ。

アンゴルモアの大王の新たな解釈


今回、英国人サイキックLJさんの予言にインスパイアされて、色々調べてみて、見えて来なかったものが少しだけ見えてきた様に思えました。

パレスチナの地域は、ユダヤ教キリスト教の発祥の地でもあり、宗教、文化、商業、政治の交差点として波乱に満ちた歴史を持ち、

古代エジプト人カナン人、イスラエル人ユダヤ人アッシリア人、バビロニア人、アケメネス朝古代ギリシャ人ローマ人、アラブの王朝や十字軍、モンゴル帝国オスマン帝国イギリス帝国、など
色々な民族や国に支配されて来ました。

だからアンゴルモアの大王とはトルコ(エルドアン大統領)のことかも知れないし、そうでは無いかも知れない。

ただひとつ言えることは「パレスチナ再興」の立役者となり、西洋から独立してアラブ諸国をまとめる存在が出て来ることを示唆しているのかも知れないと言うこと。

つまり、ノストラダムスの予言詩

1999年7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために

は、ひろ−macrobiworld流解釈によると

1999年7番目の月に恐怖の大王が来る
▶︎プーチン首相(翌年、大統領に就任)が1999年8月(新暦に換算)に突如として登場した。

アンゴルモアの大王を甦らせ
▶︎非西洋圏の王者を蘇らせて、

マルスの前後に守備よく支配する為に
▶︎マルス=火星→牡羊座の支配星・戦争の象徴(マルス=軍神)
即ち牡羊座の前後の期間に起きる戦争を上手くコントロールする為に

昨年の記事では、ウクライナ侵攻が始まったのは太陽が牡羊座の一つ前のうお座に入って、木星もうお座にある時だったと言うこと。
だから終戦は牡羊座の1個後の、木星がおうし座に入っている2024年ごろと、考察して書いていました。

ここまでは、当たりそうな情勢になって来ていますよね。

ただアンゴルモアの大王が、何を意味しているのかよく分からなかったのだけれど、それも今回、朧げながら見えて来た気がします。

ただそれはひとつだけではなく、複数の物事を暗示しているかも知れないとは思っています。

例えば「BRICS」とか。

BRICSにはスンナ派の雄サウジアラビアとかつてのスンナ派の雄だったエジプト、シーア派の雄イランの参加が決まっていますよね。

これ、意外と大きいかも知れないと思うんです。

中国が転け、ロシアはプーチン後の体制が読めず、インドはカナダのシーク教徒殺人事件をトルドーに非難されて以降、もやもやした感じになってしまっています。

昨年の別の記事でも仄めかしていましたが、インドは独立独歩で他国とべったり連むことを好まない傾向があるので、
今後はトルコの動向も鍵になるかも知れないですね。

欧州委、トルコは民主主義と法の支配で後退と非難 | ロイター

即ち、いい様にかわされているように見えるEUやNATOへの参加志望をトルコが自ら取り下げ、BRICS中心に乗り換えるか否か?

仮にアンゴルモアの大王にトルコも含まれたとしたなら


トルコはオスマン帝国のスレイマン1世の統治下で、14世紀の当初はキリスト教徒の戦争捕虜からなる奴隷軍として設立され、その後、優秀な若者をイスラム教に改宗させて使うようになったと言われる、皇帝直属の親衛隊イェニチェリと言う部隊を上手く使っていた歴史があります。

イェニチェリ自体は時代を下るごとに不正腐敗が酷くなり、やがて廃止されてしまうのですが、

このスレイマン1世の妃であるヒュッレム・ハセキ・スルタンを主人公にしたトルコのTVドラマ「オスマン外伝〜愛と欲望のハレム〜」は2017年に日本でも放送され大ヒットしましたから、ご記憶の方も多いでしょう。

このヒュッレム・ハセキ・スルタンの別称はロクセラーナでこれはウクライナ語での呼称なのだそうですが、

ヒュッレムは現在のウクライナに当たるルテニア地方ロハティンの出身で、
〉1520年代にドニエストルやルテニア地方を略奪したクリミア・タタール人に捕えられて奴隷としてイスタンブールへ売られ、スレイマン1世大宰相パルガル・イブラヒム・パシャに買われた後、スレイマン1世に献上されたといわれる。〉

因みにイブラヒムもドラマでは主要登場人物のひとりで、当時ベネツィア領だったギリシャ出身のキリスト教徒でしたが、ヒュッレム同様に誘拐され、奴隷としてオスマン帝国皇太子が養育されていたマニサ宮殿に売られ、そこでスレイマンと親しくなりオスマン帝国宮廷で教育を受けた後に宰相にまで登り詰めた人物になります。

誘拐されて売られているわけですから人権侵害もいいところなのですが、奴隷の扱いが西洋のそれとは違うことにお気付きでしょうか?

そう、イスラム教に改宗することさえ受け入れれば(ヒュッレムもイブラハムも正教会からイスラムに改宗しています)、例え奴隷であっても努力次第でそこから脱して、社会的地位を得ることが出来たのです。

そのヒュッレムの後宮入りの経緯を考えれば、欧州委員会(EU)から非難されているトルコがウクライナ紛争終結後に、何か動きを見せる可能性があるのではないかと思います。

そして占い(占星術)を自らもやる人はわかると思いますが、その裏では何らかの形でお金もしくは経済が動くと思います。フォロー・ザ・マネーですね。

それから奴隷と人質を同一視するべきでは無いかも知れませんが、

旧約聖書はアブラハムの宗教に共通の聖典なのですから、例えばイスラム国に見られた様に誘拐して敵の勢力の人間を人質に取り、人質の命を簡単に奪う様な行為は、イスラムから見てもモーセの十戒の第6・8戒「汝、殺すなかれ、盗むなかれ」に違反していることになるのでは無いでしょうか?

もし多くのムスリムの人たちが「そうだよ」と言うならば、彼らは戒律に違反したやり方をしているのだから彼らテロリストがやっていることは、彼らの言う「ジハード(聖戦)」などでは無く、ただただ同胞を含めた世界の人たちに迷惑行為を働いているだけ…と言うことになりませんか?

少なくともオスマン帝国では、宗教的な信仰による区別や差別はあっても、人種や出身国や身分による差別は、欧州に比べると少なかった様子が窺えます。

私自身は、それはイスラム教文化がユダヤ教やキリスト教文化よりも優位にある部分だと思います。

ですが、現代であれば信仰の自由・宗教の自由も保証されるべきですから、当時の様な他宗教者の排除は時代に合わない野蛮な行為とも言えます。

もしエルドアン大統領がこの世界で自分の野心を叶える方法があったとすれば、それは中国の習近平が目指した「中国の夢」の様に、「オスマン帝国復活の夢」を中世よろしく、トルコが浸透工作や武力でもって旧オスマン帝国領の地域を制圧して支配下に入れ従えることなのでは無く、

ムスリム同胞団との縁を使ってモーセの十戒を犯す様な過激派組織の輩を再教育し、イスラム文化の良い部分を能力として発揮し、アラブ諸国を支えられる様な人材に育て直すこと(「イェニチェリ」の経験)であるはずです。

それが出来れば、トルコは旧オスマン帝国の後継国として面目躍如を果たすことが出来るのではないでしょうか。

比較的長い時間の流行には意味がある


ここ数年のコロナ禍で、大手メディアが特定の機関や勢力のプロパガンダの役割を果たしていることに、気付いた人が増えています。

例えばコロナのお注射に関して効果に疑問を呈する様な報道は一切されませんでしたし、SNSでも制限がかけられたり、時にはBANされ、あろうことか医学会ですらお注射に対して疑義を呈する様な論文は排除される傾向にありましたから、

健康に関する情報に敏感な人は、否が応でも気付かされたことと思います。

都合の悪い情報は広めさせない為にBANする。

でも見方を変えれば、逆のパターンもあるわけです。
広めたい情報は大々的に取り上げて、拡散させるわけです。

個人的にはエンターテイメントのコンテンツもそれは同じだと考えていて、例えば日本のアニメのエヴァンゲリオンやワンピース、ゲーム業界での戦国ものや幕末ものブーム、ここ10年ぐらいでのエンタメ・コンテンツの流行りを踏まえて現在の世界情勢を考えると、

マインドコントロールまでは行かないけれど、人々に無意識下で次に来る時代の出来事(支配層にとっての実行計画)の準備をさせているのでは無いか?
…と思えることが多々あります。

このオスマン帝国外伝(原題;Muhteşem Yüzyıl(ムフテシェム・ユズユル)で、直訳すると「壮麗なる世紀」)は、トルコ本国での放送が2011〜14年で、日本での放送は2017年。

その間世界90ヵ国で放映され、全世界で8億人が視聴したと言われるヒット作品です。

と言うことは、私が予測したパターンになるかどうかは分かりませんが、次世代において何らかの形でのトルコ台頭はあり得ると観るのが自然ではないでしょうか?

ただ願わくば、自己の野心や覇権を取る為にそうした行動を取るのでは無く、

(かと言って、今の支配層に従った世界の大勢の様に、「偽りの多様性」「偽りの公平さ」と「争いの種を蒔く為に利用された、作為的な平等」に誤魔化された社会でも無く)、

真の平等と世界平和に寄与する形であって欲しいと思いますけどね。


と言うわけで、今回はこれで終わりです。

最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

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次回のテーマは未だ未定ですが、
良かったら、また次回も会いにきて下さいね。

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