地テシ:352 2024冬のゲームXbox篇 「パルワールド」と「Slay the Spire」
昨秋に上演された「天號星」のゲキ×シネが4/5から始まることが発表されました!
おかげさまで大好評を頂いた公演でありまして、早くも半年ほどでゲキ×シネとして映画館の大画面でご覧頂けるのは嬉しい限りです。オリジナルデザインの「裏ムビチケ」とかいう特典もあるそうですから要チェック!
ゲキ×シネは今年で20周年。それを記念した企画もたくさんあるようですので、そちらもどうぞお楽しみに!
さて、オフに入って約二ヶ月。このnoteでも昨年末からはほぼ散歩ネタしか書いていないコトに気付きました。昨年の12月から今年の1月、つまりこの冬には舞台出演がなくて、ボチボチと仕事はあったのですが比較的ノンビリとした日々を送っておりました。収入はないけど時間はある。嬉しいやら悲しいやら悲喜こもごもではありますが、その替わりに思う存分好きな散歩に出歩けて嬉しい日々だよってコトですよ。
そして同様にゲームをする時間も確保できて楽しい日々を送っております。いや、忙しくたってゲームはプレイしているのですけども、時間に余裕がある中で遊ぶのは安心感があっていいですね。余裕があるので色んなゲームをちょっとずつ楽しんでおります。
そんな中から、この冬遊んだ面白いゲームをオススメしていきたいと思います。新作旧作が入り交じっておりますが、その中から今日はXbox Series X/Sでプレイできるゲームを二つご紹介したいと思います。
まずは「Slay the Spire」というカードゲームをご紹介します。こちらは最新のゲームというワケではありませんし、色んなプラットフォームでも遊べます。なんならPC版なんかはアーリーアクセス版のリリースからは5年以上も経っていて、そのあまりの面白さが故に「Slay the Spire系」と呼ばれるフォロワーゲームもたくさん出ているほどです。
ここで言うカードゲームというのは「Magic the Gathering」に代表されるタイプの、様々なカードでデッキを構築して対戦するゲームのコトだとご理解下さい。人によっては「遊戯王OCGデュエルモンスターズ」とか「ポケモンカード」とか言った方が伝わりやすいかも知れませんが、ああいった「カードでデッキを構築して対戦するゲーム」ってコトですよ。
デッキ構築型のカードゲームの面白さはコンボとかシナジーにあります。単体では弱いカードでも何枚かの相乗効果で強力なパワーを生み出すことができるってのがデッキ構築の醍醐味です。序盤からカードをズラッと並べて速攻で倒すとか、前半はじっくり耐えて後半に一気に畳み掛けるとか、それぞれの戦略でデッキを構築していく楽しみがあるのですよ。
しかし、「Slay the Spire」には「ローグライク」という一面もあります。ローグライクというのは40年以上前に発売された「Rouge」という大人気ゲームを模範とした「プレイするたびにマップや状況が変化するランダム性の高いゲーム」ってコトを意味します。マップや敵の配置が毎回自動生成されて、死んだら一番最初に戻されてしまうタイプのゲームの総称です。
有名どころで言えば「トルネコの大冒険」とか「風来のシレン」などが典型でしょうか。これでピンと来なければちょっと困っちゃう。まあ、そういう一期一会なゲームがあるんだなとご理解下さい。
「デッキ構築型なのにローグライク」であるってのは新機軸です。デッキを構築するためにはそのカードの特徴を深く理解した上でアイデアの限りを尽くして細心の工夫を凝らす必要があります。しかし「Slay the Spire」では闘いながらカードを獲得していくために、自分の望んだカードだけでデッキを組むことができません。臨機応変というか行き当たりばったりというか、ランダムに与えられるカードでデッキを組んでいく必要があります。ここが面白いんですよね。
自分が想定した戦略とは違っても、とりあえず今あるカードでなんとか戦略を立てていく。しかも出てくる敵は毎回違うし、戦法だって違う。その場で臨機応変に対応していかないといけないという面白さがあるのです。
しかもさ、プレイヤーキャラが能力の違う4人から選べて、それぞれがカードもルールも違うから、大枠が同じというだけのほぼ別のゲームです。ここでは詳しくは書かないけど、4人ともそれぞれに味と面白みがあって攻略し甲斐があるのが楽しいんですよ。
何度も失敗しながらなんとか4キャラともエンディングまで行ったんだけど、どうもそのエンディングが怪しい。どうやら真のエンディングってのがあるらしい。だもんでデッキを何とか上手いこと組みながら真のエンディングまで到達しましたよ。1キャラだけだけど。まだまだいくらでも楽しめるスルメのようなゲームではありますが、他にもプレイすべきゲームが山積みなので取りあえずこれで終わりということにします。
というのが昨年の初冬。実は以前にもご紹介した「Starfield」というSFシューティングRPGをいったん止めてまで「Slay the Spire」にハマっていました。それほどまでに中毒性の高いゲームだったのです。その後、「Starfield」を再開してエンディングまで行って、PS5の「バルダーズゲート3」というテーブルトークRPGをベースにしたGOTY2023総ナメのゲームに取りかかったものの仲間にできるキャラをほぼ全員仲間にしたところで、ここから先のあまりの道程の長さに放り出し、そして年末年始には「ANNO 1800」という都市育成ゲームにまんまとハマって50時間ほど掛けてストーリーモードをクリアしたら、実はここまでがチュートリアルでここから更に要素が増えた本番が始まりそうな感じになっちゃって、ますます面白くなりそうだったからとりあえず一旦止めました。危ない危ない。ふう。一気に書いたけどこの冬のゲームは面白さ満載だけど大変だったというのがお判り頂けたと思います。
ここには書いてないけど他にも色々とちょっとだけプレイしたゲームもありまして、要するに良作が豊富だけど時間には限りがあるので、ある程度まで進めながら選びつつプレイしていますよってコトですよ。良作が多い(新作旧作含めてね)のは嬉しい限りですが、全てをクリアするってワケにもいかないのが残念です。
さて、Xboxでプレイした旧作の名作が「Slay the Spire」だという話でしたね。「Slay the Spire」はXbox Series X/Sだけでなく、WinはもちろんPS4やSwitch、iOS/Androidでも遊べます。人気がありすぎて対応プラットフォームが多いので、お好きな機種でお楽しみ下さい。カードゲーム初心者でも楽しめると思います。
でも、Xboxの新作の方でもハマりまくっているゲームがあるのですよ。それが「パルワールド」というオープンワールドモンスター捕獲育成拠点構築クラフト盛り盛りRPGでして、コレについて書くのが今回の本題です。ってやっと本題なのかよ!
この「パルワールド」、今現在ゲームファンの間で大きな話題となっております。XboxではXbox Game Passというサブスクにて、体験版のようなゲームプレビューという状態で無料で公開されておりますが、実は体験版ではなくて現段階のフルゲームを楽しめるようになっています。そしてPC版も完全版ではないアーリーアクセスという状態で安価にて販売されており、これが発売からわずか5日半で800万ダウンロードというとてつもない記録を打ち立ててしまったのですよ。
前評判も高かったし、発売されてからもクチコミで広まっていき、あっという間に記録を達成したのです。私もXbox版を発売日からプレイしていますが、まんまとハマってプレイし続けています。
ただ、色々と物議を醸しているのも事実。というのも、この「パルワールド」は既存の人気ゲームの良いとこ取りといった構造をしておりまして、要するにパクリなんじゃないかとか言われているワケです。
可愛いモンスターを捕獲して仲間にするのは「ポケットモンスター」の、全てをクラフトしながらサバイバルするのは「ARK: Survival Evolved」や「Minecraft」の、オープンワールドを壁登りやグライダーで自在に冒険するのは「ゼルダの伝説 Breath of the Wild」の、人員を割り当てて拠点経営するのは「RimWorld」のパクリではないかと。
ただ、それぞれが名作ではありますが、それを高次元で組みあわせて破綻なくゲームに仕上げたのは新機軸なのではないか、と私は思っております。巧いこと組みあわせたなぁって。
「パルワールド」についてザックリと説明してみたいと思うのですが、上に挙げたいくつかのゲームをご存じの方には「アレっぽいよ」の一言で済むような感じです。
プレイヤーは広大なオープンワールドに放り出されます。まずは拠点を作りましょう。石や木を採集して道具を作り、家やベッドを造りましょう。同時にスフィアというモンスターボールの様なモノも作りましょう。
フィールドには可愛いモンスター(パル)がたくさん徘徊しています。攻撃してある程度弱ったらスフィアを投げつけて捕獲しましょう。捕獲したパルには火や水を使う能力がありますから、そのパルを拠点に召喚して作業をさせて素材や食料を作らせましょう。
拠点を構築しながら行動範囲を広げ、更なるパルを捕獲しながら経験値を稼ぎ、強力な敵を倒しながら世界を拡げていきます。拠点が成長すると更に便利な道具が開発できますので、新しい武器や防具を作って更なる冒険に挑みます。
可愛くも頼もしいパルたちは冒険にも連れて行けますので、一緒に戦いながら共にレベルアップして共に成長させていきましょう。パルたちにはそれぞれに特徴や属性がありますから状況に応じたパルを召喚しながら戦えます。しかもライドもできますから、パルに乗って高速で走ったり空を飛んだりもできるってんですから冒険が楽しくなりますね。
どうですか。まさに良いとこ取りの全部盛りです。面白そうな要素が詰め込んであるでしょ。しかもサクサクレベルが上がるのでサクサク進めます。それに応じてやれることもドンドンと増えていくので忙しいったらありゃしない。でもそれがまた新しい刺激となって次に進めたくなるのです。
レベル的には中盤に差し掛かってきていると思うのですが、マップはまだ半分も埋まっていませんし、やれることも作れるオブジェクトも増え続けています。
フィールドを探検する→パルを捕獲する→拠点に配置して作業させる→拠点が発展して新しいギアを手に入れる→探検できる範囲が広がる。実に判りやすくモチベーションが持続するように設計されています。マップの奥に行くに従ってパルたちも徐々に手強くなってきているので更に楽しくなってきました。でもまあ「パルワールド」だけに専念はできないのでボチボチと進めていきたいと思います。
今回はXbox Series X/Sの旧作と最新作についてお話ししました。どちらもとてつもなく面白いのでオススメです。これらがオススメゲームのXbox篇ね。そしてPS5でもオススメの旧作と最新作がありまして、そちらも並行してプレイしているってんですから、今の私がいかに暇かを表していますね。
PS5篇のオススメについては次回書きたいと思っております。思っておりますが、大丈夫でしょうか。伝わっておりますでしょうか。ええと、ま、興味のある方だけついてきて下さい。