私が受けた言葉のいじめは訴えられるのか? インスタ歴5年暮らし系インスタグラマーが弁護士に直接取材して聞いた話を全公開
インターネットが当たり前に普及しているこの時代。
自分の子供が誹謗中傷の ” 被害 ” にあう可能性を考えたことはありますか?
それだけではありません。
知らないうちに自分の子供が、他人様を傷つける ” 加害者 ” になっているかもしれない。
そんな悲しい出来事が起きる前に
まずは ” 親 ” である大人から
このnoteを通じてインターネットの正しい使い方を学んでもらえたらと思い、執筆しました。
こんにちは、インスタグラムでライフスタイルを中心に発信しているまこです。
インスタグラム運用歴は約5年。
現在、SNSの総フォロワー数は6万人超え。
音声アプリstand.fmでは公式パートナーとして認定され、youtube channelも開設。
2022年1月にはオリジナルブランドとしてライフスタイルショップ「chotto」を立ち上げるなど、SNSをきっかけに活動を広げてきた一児の母です。
2冊目となるこのnoteは、昨今の社会問題にもなっている ” インターネット上の誹謗中傷 ” をテーマにしました。
さまざまなSNSで発信活動をしてきた私ですが、今もなお、心ないコメントやDMに悩まされております。
このnoteを世に出すべきかどうか、正直悩みました。
これでも一応、私もインスタグラマーの端くれです。
インスタグラマーだってイメージは大事ですし、人気商売でもあります。
お金の匂いをちらつかせたり、商売っ気が垣間見えたら、フォロワーさんは離れていきます。
それと同様に、誹謗中傷など社会問題についても、あまりにも切り込みすぎると引かれてしまうのが現状です。(アカウントにもよりますが…)
それでも、私は誹謗中傷に対する内容を幾度となく発信してきました。
理解してくれる方もいる反面、
” 楽しくなる投稿だけして欲しい ”
” 見ていると気分を害される ”
などというご指摘を受けることもありました。
臭いものには蓋をする
自分のイメージ保持のためにも、見てくれるフォロワーさんのためにも、本当はそれが一番良いのかもしれません。
日常的にくりかえされる心ないコメントにいちいち反応せず、何事もなかったようにスルーする。
誹謗中傷をする人は、何より相手の反応を楽しんでいる場合もあるので(信じられないよね)
スルーすることが、ある意味一番大人な対応なのかもしれません。
エネルギーも使わないしね。
私も最初はそう思っていました。
何か言われても反応しない。
気にしていないフリをする。
反応しない心を持てるように強くなろうと努力を試みた時期もあったし、言われる私に問題があるのではないかと自分を責めることもありました。
そうした結果、どうなったのか?
ある程度の耐性はついたかもしれませんが、傷つくことに変わりはありません。
傷ついた気持ちに蓋をするようになっただけで、モヤモヤは晴れない。
それだけなら私が我慢すれば済むことですが、スルースキルを貫いても誹謗中傷は減らないんです。
” なんだ、こいつ反応しないからつまらないな ” と思ったらターゲットを変えるだけ。
いじめと同じ。
私も小学生のときに経験したことがあります。
日によってターゲットが変わるだけで、根本的なものが解決されない限り、いじめはなくならないんです。
そんな日々の中に突然起こった衝撃的な出来事を、私は忘れることができません。
2020年、某恋愛リアリティー番組に出演されていた方が、SNSによる誹謗中傷により自ら命を落としてしまいました。
彼女は当時22歳。
なんとも許しがたい卑劣な事件で、とても他人事とは思えませんでした。
もちろん、この事件が起きるまでにも韓国でインターネット上の誹謗中傷が原因で尊い命が失われたりと、悲しい事件が頻発しているのは周知の事実だと思います。
明日は我が身。
このまま黙って声も挙げず、被害を訴えずにいることは誹謗中傷を黙認しているのと同じではないか。
この現状を変えるために、私には何ができるのか。
殺人や強盗、放火などと同じように
たとえインターネット上であっても、
人の心を傷つけたらきちんと罰せられる。
そんな世の中を作っていけば、誹謗中傷の抑止力にもなるのではないか。
そのためには、蓋をしていたらいけない。
声をあげることで、はじめて被害が公になり、たくさんの方に届けることができるかもしれない。
みんなで前例を作り上げていくことが、ゆくゆくは誹謗中傷に対する法的措置のハードルを下げ、「インターネット上でも罰せられる」という認識を世間に広めることができるのではないか。
そうしていけば、インターネット犯罪を未然に防ぐことができるのではないかと思ったのです。
もちろん簡単ではないし、時間もかかると思います。
インターネットは本当に便利なツールで、これからも私たちの生活に欠かせない存在であり続けるでしょう。
実際、今や小学生でもスマホを持つ時代。
自分の子供が ” 被害 ” にあう可能性があるだけでなく、知らないうちに他人様を傷つける ” 加害者 ” になっているかもしれません。
どんなSNSであっても液晶画面の向こう側には、かならず ” 生身の人間 ” が存在しています。
SNSを仕事にしているインフルエンサーであっても、今これを読んでいるあなたと同じように生きていて、
神様でも、感情のないAIでもありません。
心ない言葉を浴びせられれば傷つくし、追い詰められて取り返しのつかない選択をしてしまうことも。
私たちがあたりまえのように使っている ” 言葉 ” というものは、人に勇気や優しさを伝えることもできますが、使い方を間違えれば一変して凶器にもなりえます。
このnoteをきっかけに、インターネットの使い方を見直して、周りの大切な人に伝えて欲しいのです。
世界をいきなり変えることはできませんが、自分の周り、半径数メートルの身近な範囲を変えていくことで、いつかその輪が繋がり広がっていくことを望んで、このnoteを執筆しました。
このnoteを読んで欲しい人
・SNSで発信をしている人
・これからSNS発信をしたいと考えている人
・お子さんがいる人
・インターネットを使っている人
・誹謗中傷をしたことがある人
・心ない言葉に傷ついたことがある人
・誹謗中傷による悲しい事件を防ぎたい人
・他人のSNSを見てモヤモヤする人
・インスタグラマーという存在がなんとなくムカつく人
・誹謗中傷は有名税だから、ある程度は仕方ないと思っている人
・誹謗中傷なんて同じ土俵に立たず、無視すればいいと思っている人
・たかがネットじゃん!!と思ってこの記事を読んでる人
私の誹謗中傷デビュー
現在はライフスタイルを中心に発信している私のアカウントですが、最初はお金のことを中心に我が家の家計管理を投稿していました。
投稿内容は
・夫の収入
・PR収入公開
・お買い物中毒でカード破産寸前の浪費生活
などお金の話を赤裸々に公開したものでした。
インスタグラムを始めて1年4ヶ月ぐらい経った、2019年4月13日。
(フォロワー数は1万人台でした)
フォロワーさんから一通のDMが届きました。
という内容でした。
一体何のことを言っているのか分からず、フォロワーさんと何度かやり取りをして、 ” とある掲示板 ” を教えてもらい、早速検索してみました。
それまでにも、嫌味混じりのモヤっとしたコメントやDMが届くことはありました。
ですが、そこまで気にしておらず、今回もそんな感じだろうと軽い気持ちで ” とある掲示板 ” を開いてみたのがすべての始まりでした。
そこにはおびただしい数の、私に向けた誹謗中傷がくりかえし書かれていました。
私専用のスレッドでもないのに「まこの話」で持ちきり状態。
私のインスタのストーリーズをスクショした画像が貼られていたり、私のネタでは飽き足らず、夫や私の友達のことまであることないこと書き込みされていました。
今振り返ってみると、人間レベルが低い人たちの戯言だな、と感じます。
しかし、当時の私はそんな余裕もなく、その光景を目の当たりにした私はショックと驚きでしばらく動けなくなりました。
(耳鳴りがしたのを覚えています)
スマホを持った手は震え、動悸で息苦しくなり、そのまま床に座り込んだ私。
あのときの感情と衝撃は、あれから4年くらい経つ今でも、昨日のことのように鮮明に覚えているし、一生癒えない心の傷として残っています。
心身共に病んでしまった私
初めて誹謗中傷を受けた私は、これ以上さらに傷つくことを恐れ、インスタグラムをしばらくお休みすることにしました。
あんなに楽しかったインスタグラムが一変、恐怖でしかなくなり投稿することができなくなってしまったのです。
それだけではなく、まるで自分の生きてきた人生をすべて否定された感覚に陥り、食欲不振・無気力状態…とその不調は身体にまで支障をきたすように。
インスタグラムの「まこ」しか知らない、どこの誰かも分からない相手にインターネット上で言われた言葉で、こんなにもダメージを受けるなんて思ってもいませんでした。
たった数人の、悪質な人間が書いたであろう言葉を受け、当時の私はまるで私のフォロワーさん全員がそう思っているのではないかと疑心暗鬼になり、誰を信じたら良いのかさえも分からなくなりました。
とはいえ、SNSでの誹謗中傷なんて誰に相談して良いのか分からないですよね。
幸いにも、私には当時から変わらず私を支えてくれているインスタグラマー仲間のすずちゃんがいてくれたので、この事件のときも真っ先に連絡をし、頼ったのが彼女でした。
彼女の代表作のひとつでもある『今も昔も変わらない◯◯の住人について考えること』というnoteは、あまりにも落ち込む私を励ます意味を込めて誕生したnoteです。
※累計販売数400部を突破し今でも売れているnoteです。
インスタ休止中にも容赦なく届く心ない言葉(実際の画像あり)
インスタグラムを休止している間にも、さらに私を追い詰める誹謗中傷は続きます。
これは投稿をお休みしてる期間、久々にストーリーズを流した際に届いたDMです。
心ない言葉に傷つき、インスタグラムをお休みしているのを知っているのにもかかわらず、このようなDMを送ることができる神経が私には全く理解できません。
そして驚いたのが、このDMの送り主は本名でインスタグラムをやっており、アイコンにはおそらくご自身のお子さんの顔が映った写真を使用していました。
私でも容易に個人が特定できますし、何より我が子の顔が載ったアイコンでこんなことができる母親が存在することにも衝撃でした。
(今でも、こんな母親にだけはなりたくないなと思いながら子育てをしています)
このDMについては傷ついたというよりドン引きしましたし、この母親に育てられている罪のない子供が気の毒だなと要らぬ心配をしました。
私が受けた誹謗中傷を、ツッコミを入れながら公開します(実際の画像あり)
ちょっと暗いnoteになってしまいそうなので、ここでちょっと休憩しましょう。
実際にあった私への心ない言葉を、ツッコミを交えながら公開していきます。
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