お茶マーケティングやってみた①
先日こんなツイートを発見。
なんと、自宅で気軽にマーケティングを学べるという。用意するものは500mlのペットボトル。それだけなんです!!
おうち時間も余っているし、友人ふたりで試してみることに。
お茶マーケティングやってみた
今回は、”お茶”に注目!
主要4メーカーの商品を買ってきました。
これらをツイートを参考にしつつ、ペットボトルのデザインや書いてある内容に注目してまとめてみたのがこちら!
表まとめ1
ちょっとば〜っと書いちゃってるので、ざっくり項目別で見てみる。
まず、値段だが、今回コンビニで揃えてみたところ、スーパーよりも量が多い600mlが置かれていて、どのメーカーもほぼ同じ値段だった。しかし、『綾鷹』は量が少ないのでちょっとお高くなっている。
次に、成分表示を見てみよう。『綾鷹』以外の3品は成分に”国産茶葉”と書いていて、素材へのこだわりがビシビシ伝わってくる。特に『お〜いお茶』は「茶葉のひみつ」としてQRコードを載せていて、製造工程などストーリーを語る導入口を作っていた!とても丁寧。。
続いてペットボトルの容器に注目すると、『伊右衛門』以外の3品がオリジナルの形に仕上げていた。一方『伊右衛門』はボトルの形自体はシンプルな四角柱型で、まるでウォーターボトルのよう。しかし、ラベルを剥がすと、なんとボトルの中央にだるまや招き猫の刻印が。ラベル自体も剥がしやすいものになっていた。とても可愛い。。
ざっと説明するとこんな感じ。他にも詳しくまとめてあるので、興味がある人はじっくりと上の表とお茶を見比べて欲しい。
さて、見えてきたそれぞれのこだわりから、今度はちょっと頭を使って、差別化ポイントやターゲットを考えてみる。
表まとめ2
ちなみに実食もしてみた。色は『お〜いお茶』以外はさほど変わらない。
さて、表2をもとに、メーカー別に考察をまとめてみた。
まず、『お〜いお茶』
さすがは原点!竹を意識したデザインに、俳句を盛り込む、日本の象徴のようなデザインになっている。ターゲットは俳句を楽しめる、60代男性といったところかしら!
また、一番癖がなく飲みやすい。にごりや香りは少ないけれど、水分補給やお弁当のお供にピッタリだ。
次に、『生茶』
落ち着きのあるデザインと、英語でRichと書いているところから、上品で大人っぽいイメージが湧く。20代後半の女性が、夕方の仕事帰りに一息つく場面にぴったり。またはもっと落ち着きのある大人になりたい!と願う、少し背伸びした20代前半の女性にも最適なアイテムとして活躍しそう。
味は柔らかさの中に苦味がくるような、味わい深いものに仕上がっていた。
続いて、『綾鷹』
とにかく急須アイコンが多い!まさにトレードマーク。また、オリンピックキャンペーンもラベルにそのまま記載。メーカーがコカコーラ社なだけあって、イベントものに強いみたい。ターゲットはイベント好きな家族や30代男性と設定してみる。
苦味は急須で淹れたお茶、の割には案外強すぎず、生茶の方が苦かったのが意外。お〜いお茶よりはちょっと苦味という感じ。
最後に、『伊右衛門』
見た目から、ちょっと前に流行った”水メーカーの作るお茶”をイメージしてしまうが、中身はしっかりと苦味のあるお茶。コップに移して飲みたくなる味。バックにもぴったり入る形なので、仕事中の40代男性、のターゲットが似合う。また、抹茶や京都を全面におしているので、外国人にも好まれそうな感じ。
以上が、お茶マーケティング遊びでした!いかがでしたか?
実際にやってみて、ペットボトルのラベルデザインや形に、ここまで違いがあるのか〜、と正直驚いた。ターゲットも考えてみたり、色々考察もできてとても勉強になった。
さて、勉強熱心な私にかかると、これで終わりじゃないんです。実際のマーケティング現場では、どのような思いを持ってこのデザインにしているのか、答え合わせの記事も用意しました!!
リサーチ結果をどうぞご覧ください!
続いての記事はこちら↓