⁑お知らせ⁑宝塚の本箱「小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア」が配信されました。
Book Bangの連載「宝塚の本箱」、
今回は「ヴェネチアの紋章」の原作小説です!!
宝塚で上演された柴田侑宏先生の名作、「ヴェネチアの紋章」。
原作は、塩野七生さんの傑作小説である「小説 イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア」です。
ブックレビューを書いても書いても足りないほどの、語りたい場面やセリフ、情景が詰まった小説でした。
16世紀のヨーロッパ各国の政治情勢、人々の思想、文化の華やぎが、ドラマティックな物語を彩ります。
国家の命運をかけた策略、地位と名誉を求める人々の思いの中で、一途な愛の結末に心を打たれました。
宝塚の舞台で表現されたこの作品から、皆さまはどんなことを感じるのだろう……そう思いながら書きました。
ぜひ、お読みくださいませ。
https://www.bookbang.jp/takarabako/article/126
気軽に出歩けないからこそ、少しでも誰かに会って言葉を交わすことが、ことさら大切に感じられる日々。
一人で思い巡らす時間は、自分の思考をまとめるために必要不可欠ですが、そればかりでは息苦しくなってきます。
私は思い込みが激しいという大きな欠点があるので、時折びっくりするような勘違いをしていることがあるのです。
そういう失敗や余計な心配をなくすには、友人や知人と語り合うことがとても大事。
自分の中からは、自分の考えしか出てきませんが、自分ではない誰かの心に触れると一気に世界が広がります。
今は短いひとときでも、人とかかわることを諦めずにいたいものです。
と、そんなことをのんびりと考えてにやにやしている、呑気な私の梅雨入りです。
窓の外に雨の気配を感じながら、中世のヴェネツィアの香りを求めて、ゆっくりと読書をお楽しみください。
大海へ漕ぎ出だしたアルヴィーゼは、何を追い求めていたのでしょうか。
梅雨の始まりです。
雲間からさす光が眩しい、心地の良い1日となりますように。