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HYと西野カナに共感できなかった話

平成初期生まれの私は、平成とともに青春時代を過ごしました
私の学生時代の恋愛ソングといえばHYと西野カナでした
中学時代、彼氏と別れた同級生はsong for…やNAOを聴いて泣いていました
カラオケで歌っては泣き、また前略プロフィールにその歌詞を綴って感傷に浸ったりしていました

高校生になるころに西野カナが流行りました
「さすがに会いたくて震えはしないでしょ~」とか言いながら笑ったりしていましたが、他の曲で皆共感していました
HYは変わらず366日などで女子たちの心を掴んでいました

中学時代から好きな人はいたけど付き合った経験がなかった私は、この素敵な楽曲たちに共感ができなかったのです
聴いていたしカラオケで歌うこともあったけど、聴くとなんとなく心が痛む感覚がありました

西野カナは失恋ソングの代表作が多かったですが、当時唯一(おそらく)あった友情ソングがBest Friendでした
こちらも大人気だったと記憶しているし私もとても好きな曲だったけれども、こちらもはやり大共感はできなかったのです
仲の良い友達はもちろんいたし、部活の後輩ともとても仲良くしていました
けれど、「自分が親友と思っていても、相手は違うかもしれない」という不安が常にありました(これは大人になった今でもありますが)

今思うと、楽曲たち・楽曲に共感する同級生たちに共感できない自分に劣等感を感じていたのかもしれません
恋愛経験が豊富でない自分、彼氏ができない原因(容姿、自信の無さなど)、親友と胸を張って言える友人がいないこと、様々なことが私の自信を無意識に蝕んでいたんだと思います
中高時代(中学は特に)を思い出したくないのは、こういった理由があるのかなって
楽しかった記憶もたくさんありましけどね、ちょっと心が苦くなる感じがあるんです

共感できなかったからと言ってこの方たちの楽曲が嫌いなわけではありません
今でも聴きますし、大好きです


当時は言語化できなかった気持ちを今ひも解く
自分を大切に愛するための一歩かなと思っています

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