「コロナ禍における産後女性の健康増進を目的としたオンラインプログラムの効果」の結果がまとまりました
日本体育大学の 野村 福岡 由実先生とマドレボニータが協力して行った調査「コロナ禍における産後女性の健康増進を目的としたオンラインプログラムの効果」の結果がまとまり、7/28水にオンライン報告会が開催されます。論文は女性心身医学という雑誌に11月に掲載予定。報告会では先んじて速報が発表されます。
パンデミック以降、子育てを取り巻く世界はガラリと変わってしまいました。親子のためのイベントや交流の場も休止されるなか、マドレボニータでも、自宅から参加できるプログラムの開発と実施に2020年4月から取り組んできました。
おそらくどの団体にとっても、オンラインの支援は手探りで知見も少ないため、こうした効果測定をして考察することは急務でした。
このタイミングで「自宅から参加できる産後ケア教室」が産後の女性の健康にどのような影響をもたらすのかを検証する調査を、日本体育大学との共同研究でおこなうことができたことは、これからの支援のあり方を模索する上で非常に有益なことだと思います。
ちなみにこの研究、2019年末にお話をいただいて、本来は対面のスタジオレッスンを対象におこなう方向で計画していたんです。それがパンデミックによってできなくなり、計画を変更して実施しました。
2019年12月
日本体育大学の福岡由実先生が「産後の健康に関する研究をしたい」と教授の杉田先生 Masaaki Sugita に相談。その杉田先生は1996年当時東大で助手をされていて私が大学院在学中にお世話になっていたというご縁。杉田先生からお電話をいただき由実先生をご紹介いただく。
2020年1月
由実先生にお会いする。マドレボニータの集中講座や産後ケア教室にもご参加いただき、研究の計画を始める。
2020年3月
パンデミックで対面のレッスンの開催ができなくなる
調査のスタートを9月に延期(のちに9月の予定も延期に)
2020年4月
マドレボニータのオンラインプログラムの開発がスタート
2020年6月。
みてね基金でオンラインプログラムの実施のプロジェクトが採択される
由実先生にご相談し、研究対象を変更して研究計画を再作成
倫理審査承認後、オンラインプログラムの効果測定をスタート
2021年7月
7/28オンライン報告会
2021年11月
女性心身医学に論文掲載予定
イレギュラーなハプニングに負けず、頑張りました。私は23年前、大学院を中退してしまったのですが、その時の恩師の杉田先生にも今回サポートしていただき、本当に感謝しています。時を経た人のご縁の不思議を感じています。
ぜひプレスリリースをご覧ください。
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