見出し画像

朝からコンポストの話

月曜の早朝6時、コンポストのお話に20人ものメンバーが集まった!

画像9

コンポストとは、家庭の生ごみを、燃えるゴミとして焼却するのではなく、ココナッツピートともみ殻薫炭が入った容器に入れて微生物の力で分解させ、栄養たっぷりの堆肥にするという試み。

こういう段ボール型のものが、通気性もよく、家庭でも始めやすいのですが

画像4

今年のはじめに、お洒落なバッグ型のものが出てから、バッグ型の便利さとオシャレさで、コンポストやる人が急激に増えました。

画像5

このバッグのチャックを開けると

画像6

 こんなふうにコンポスト基材が入っていて、この中に、生ごみ(もはやゴミではない)を入れて毎日混ぜます。

画像10

中に温度計を入れておくと、生ゴミの分解が進むのが温度上昇でわかるんです。春先は30-40℃まであがります。

画像11

この日は39度まであがった!野菜の皮などの生ごみが、分解されてだんだんみる影もなくなってくんです。一か月間、生ごみを入れ続けても、カサは増えない、バッグから溢れ出ない。分解されるから。すごい、自然の循環の力ですよね。

画像7

この写真の上の方(茶色い)は、まだおろしたてでこれからコンポストを入れるバッグ。下(真っ黒)は一か月ほど生ごみを入れ続けて、分解させたもの。これを一か月ほど置いて熟成させると、栄養たっぷりの堆肥になるの。

こんなコンポストの魅力を教えてくれたのは、福岡で循環生活研究所(じゅんなま研)というNPOで、25年活動してきた、たいら由衣子さん。

画像13

5年前に社会イノベーター公志園というリーダー育成プログラムでご一緒して以来の盟友です。私もそれ以来コンポストを実践していて、その循環する生活に魅力されています。そろそろコンポストアドバイザーの資格も取ろうかと。

画像12

バッグ型コンポスト(LFCコンポスト)の生みの親であるたいらさんに心から共感し、アンバサダーも務めています。

画像14

そんなたいらさん(福岡在住)と、週末に電話で話していて、なんかコンポストのお話会しない?っていう話になりました。

画像8

では、早朝6時から、マドレGreen部の部員対象にやろう!(小さい子どもいる人が多いので、家族が起きてくる前の時間ってことで)ということになりました。

画像14

まずは身近な暮らしから何かしら楽しく環境にいいことをやっていこうっていうマドレボニータ会員さんたちの集まり「マドレGreen部」というのがあります。

画像15

私、コンポストを実践したり、ゴミを減らしたり、プラスティックを極力使わないとか、電力を再生可能エネルギーの自然電力に切り替えたり、個人的に色々とやってきたのですが、あくまで個人でやっていて、最初はそんなに仲間はいませんでした。

でも、あの国連でのグレタさんのスピーチを聴いて、なんかもうちょっとインパクトのあることできないかなと思って

#マドレGreenアクション  

っていうのを思い立ち、身近なところから始めました。ひとりひとりの力は決して小さくない。毎日の積み重ねは大きいし、仲間と体験を分かち合うことで、その経験はもっと豊かになる。

子どもたちに残すこの地球環境に対して私たちにできることがあること、実践しながらそれをシェアしあっていけたらと。

そんなわけでマドレGreen部では、クローズドなfacebookグループで部員が色々な実践や情報を投稿して仲間と分かち合ってます。

画像16

こういう投稿、普通のタイムラインにしても、ちょっとマニアックすぎて、興味ない人からしたら「ふーん」という感じだと思うんですけど、Green部の部員からしたら、興味津々、部員がシェアするちょっとした気づきや経験談も、情報の宝の山なのです。

そんなGreen部の面々がなんと早朝6時に20人集まった!

画像2

この日は #LFCコンポスト の生みの親である たいら 由以子  さんのお話をきいて、みんなで対話して。家庭のキッチンから始まる行動がすごいソーシャルインパクトになるんだっていう手応え!を感じて。

微生物が生ごみを分解させて堆肥がつくられるメカニズムを語るたいらさんに、しずかに耳を傾ける私たち。

コンポストを躊躇する人が気にする「臭い」の問題も、空気に当てて混ぜるというお世話によって解決する。自然界の循環は本当にうまくできている。

コンポストを始めた人が口を揃えていうのは
●ハードル高いと思ってたけど、やってみたら簡単で、楽しくて、良いことづくめで、もっと早く始めればよかった!
●コンポストを始めたら、物の見方が、見え方がガラリと変わった!
●人生がカラフルに!
ということ。

人の思想や意識は簡単には変わらないけど、行動はちょっとしたきっかけで変えられる。そこから考え方が変わっていったりする。

最初の動機は「バッグ可愛い!生ごみ腐敗臭ゼロいいな!」っていうとこから始まって、実践者になったら、今では生態系にまで思いを馳せてる、そんな人もいる。

マドレGreen部のメンバーも最初っから意識の高い人が集まってるわけじゃない。割とふわっとした問題意識で入って、仲間と楽しく情報交換してくうちに、ゴミを捨てることに強い抵抗が生まれたり、暮らしの中の美意識が変化していったという人が多いです。

長年のコンポスト実践者まっちい(NPO法人循環生活研究所 (じゅんなま研)のスタッフさん)の4歳のお子さんは生まれた時からそういう生活だから、「生ごみはゴミ箱ではなく別の容器に入れコンポストに入れる」という認識がデフォルトなのだそうです。

すごいなぁ。たいらさんのお嬢さん社会人2年目けいちゃんもそう。ベランダで育てた野菜をお弁当のおかずにしてる。カッコイイ!

小さい子を持つ人がコンポスト実践する意義はそこにもある。これから大人になる人の行動と習慣と考え方を形づくる手助けをすることになる。

画像18

このおしゃれなバッグ型コンポスト、始めてみようかなというかたは、LFCコンポストのサイトへ。

チャックのついたバッグの定期便と、3週間のお試し版があります。お試しの方は3週間まずはやってみて、その上に土を乗せて植物を育てる「ガーデニングセット」というものです。

画像16

画像17

購入の際には「マドレボニータの紹介です」と書いていただけると、少しマドレに寄付されるので、マドレへの応援にもなります^_^ よかったら注文するときに記入してね。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集