学会で発表するまでの5ステップを振り返る
久しぶりに学会で発表しました。
若い時に研究者を志したけど、やっぱり現場あっての研究だと思って、アカデミックの道には進まなかった私。
産後ケアやシングルマザーのエンパワメントの現場で、実践につぐ実践をしてきたキャリアの中で、研究者の先生と共同研究したりすることはあっても、自分で論文を書いて学会発表をする機会はなかった。
そんな中、日本NPO学会という学会は「実践報告」という形で、修士号も博士号もなくても発表できる枠があり、東北大学の岡田彩先生から「実践と研究の掛け合わさるところを目指している学会なので」と背中を押していただいたのでした。
活動の中で得た知見を、こうして考察して発表し、ディスカッションする機会は、活動を深め、広げていくためにとても意味があると思い応募してみた。
タイトルは「当事者が執筆したエッセイを活かしたファンドレイジングの取り組み 〜「受益者」を「表現者」に〜」
その内容については、改めて記すとして、今回は、学会発表に至るまでのステップを振り返りたいと思います。思ったより長い時間をかけて準備したことを思い出して、まずはそのプロセスを記録しておこうと思いました。
①応募する:1月
学会で発表するために、まずこの発表の要旨をA4の指定フォーマットにまとめて、応募します。
応募したのが2023年 1月31日(火)のこと。応募するとこんなお返事が来ます。
②審査結果を受け取る:2月
2023年2月27日(月)忘れた頃に、審査結果が来ました。
ここからは〆切との戦い。
③要旨の加筆・修正(あれば):3月
まず、応募した要旨の加筆・修正があれば
2023 年 3月15 日(水)24 時までに提出。
私は「課題」の部分を加筆修正して出しました。
④報告資料の提出:5月
そして、報告論文(Presentation Paper)・報告資料の提出の〆切が
2023 年 5 月 9 日(火)24 時
「※期限までに報告論文・報告資料等のご提出がない場合、ご報告いただけません。」とあったので、ギリギリまで粘って5/9の17:00ごろ出しました。もうちょっと推敲したかったし、もうちょっと書き足したいことあったけど、まずは完成させて出す!ということが大事。
⑤プレゼン資料の提出:6月
そして、大会当日まであと数日
2023 年 6 月 6 日(火)24時
プレゼン資料の〆切でした。
提出は任意とされていましたが、会員だけがアクセスできる特設サイトで配布するということで、頑張って作成して、提出しました。当日も活用したスライドがこちらです。
⑥発表:6月
私の発表は、6月11,12日の二日間の学会の2日目、16:10からという最後の枠でした。発表できたのは良かったのだけど、ポジティブな手応えは実はあんまりなくて、だからこそ得た気づきもあったので、それはまた別記事で書こうと思います。
⑦新体制のマドレボニータからも発表
今回、応募するにあたって、新体制のマドレボニータの、事業承継以降の組織運営の知見も発表するに値するのでは?とおもいお声かけしたら、組織基盤作りに尽力している理事のかおりん(from北海道)が応募してくれて、共同代表のひろりん(from岐阜)と一緒に発表しました。残念ながら、発表時間が被っていてお互いのプレゼンは見られなかったのですが、京都というアウェイの地で、思いがけずマドレリユニオンの機会となり、それはすごく嬉しいことでした。
マドレボニータの代表を退いてもう3年半!早いな。
そして新体制のマドレボニータが頑張っていて、新たな魅力を発揮しているのを見ることができるのは、そしてお互いまた切磋琢磨できるのは嬉しいことだなと思いました。
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