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生粋のLUMIXユーザーがOM機を買った理由
趣味ではLUMIX一筋だった私ですが、ひょんな事からOM SYSTEM(旧オリンパス)のOM-1 Mark IIを購入することになりました。
その経緯と理由について書き記しておきます。
事の発端
相次いで起こったレンズの不具合
私が持っている2本のレンズで故障がありました。
1本はLeica 10-25mm F1.7
別で記事にしているので興味のある方はこちらをご覧ください。
そしてもう1本はLeica 12-60mm F2.8-4.0
長時間にわたるインターバル撮影をするとフォーカス位置がずれていく、というものでした。
原因は未だ調査中のため判明しておりません。
結果報告
— まつ (@Macn020) June 20, 2024
まず振り返り
昨日G9II+Leica12-60mmできゅうりタイムラプス動画を撮ったところ徐々にピント位置が手前にズレていく現象が生じたため、本日再挑戦。
昨日と同じ条件でフォーカスリングロックのみONにしました。
撮影した動画を見てみると…残念ながらピンぼけしておりました(続) https://t.co/WkcL8y5DIM pic.twitter.com/4IjdKG9z14
かさむ修理代金
Leica 10-25mmについては公式の修理受付センターで見てもらったところ、同等の中古品を買うのと同じ額で新品交換になる、という見積もりをいただき、いろいろ検討した結果、修理を断念しました。
また、Leica 12-60mmについては診断してもらっていませんが見てもらって居ませんが、フォロワーさんから「このレンズも修理対応はしておらず新品交換になったという話を気いたことがある」(真偽不明)と聞きました。
10-25mmは最悪なくてもいいかなと思っておりましたが、Leica 12-60mmが使えないとなると困ります。しかもライカレンズなので結構いいお値段します。
もし12-60mmを買い換えたとしても、今後他のパナライカラインの高価なレンズが壊れて修理費に新品買うのと変わらない金額しか選べないことを考えると高価なLUMIXのレンズを所有していることも恐いなと思うようになりました。
そのため、どうしようかなと考えていました。
OMシステムへの乗り換え
レンズの乗り換え
そこで思いついたのが、
高価なレンズをOMシステムに乗り換えるということです。
35-100mm F2.8ii、8-18mm F2.8-4.0、42.5mm F1.2、200mm F2.8などのレンズを壊れるリスクを背負いながら所有し続けるよりも、修理しやすいOMシステムに買い換えようかなと考えました。
(すべてのレンズを買い換えるかどうかはまだ検討中です)
特にLUMIXとOMシステムではズームレンズの回転方向が逆なので、ズームレンズはどちらかのメーカーで揃えたいところです。
ボディとレンズの相性
LUMIX G9IIとOMレンズを組み合わせて使おうかな?と考えたのですが、他社のボディとレンズの組み合わせでは十分な性能が発揮できないという話があります。
高価なレンズをOMシステムに替えるなら、ボディもOMに合わせたいと思いました。
そこでOM-1 mark IIを購入することも検討に入ってきました。
しかも、OM-1 markII のレンズキットに12-40mm F2.8 II も付属しているのでパナライカ12-60mmの代わりとなるレンズが安く買えます。
実際に実機もさわり感触も確かめ、心はかなりOMへの買い替えに傾きました。
OMへの買い換えについて思うこと
OMへ買い換えようと思ったのは修理対応がきっかけになったことには間違いありませんが、主たる理由はそれではありません。
OMのレンズを使いたい
今まではパナボディだったのでOMの本格的なレンズは控えていたのですが、OMのレンズで使いたいレンズがありました。
それは40-150mm/F2.8です。
パナの35-100mm F2.8を所有していますが、100mmでは少し望遠端が足りないと感じていました。
40-150mmだとちょうど私の求めていた画角に近いと思っています。
今回、OMのカメラを購入するならこちらのレンズも導入したいなと思っています。
OMのカメラの仕様
G9PROIIが発表される前、G9IIについて「こんなカメラになったらいいなぁ」という要望を挙げていました。
その要望と結果を書き出してみます。
(◎改善良好、○改善)
位相差AFによる改善 →○
S5II並の手ぶれ補正 →◎
GH6並のノイズ感 →◎
14bitRAW →◎
EVF改善 →○
ブラックアウトフリー→◎
SSWF →×
動画記録時間無制限 →◎
リアルタイムLUT →◎
多くは改善していたのですが、
OM-1markIIの仕様を見てみると、SSWFを搭載していたり、EVFはG9PROIIより見やすい576万ドットEVFだったりと、私の求めていたものがあることに気づきました。
また、下記のnoteで書いたLUMIXへの不満点で、例えば電源ONからの速写や、フリッカーレス機能、画面の露出プレビュー表示の仕様など、OMのカメラでは解決している事項が多い事に気づきました。
また、私のモットーはできるだけ高画質で小さくコンパクトに所有したいと考えているのですが、G9PROIIよりOM-1 markIIの方が少し小さく軽くなります。
せっかくのリアルタイムLUTが使えなくなるのは残念ではありますが、これを機会に一度OMのカメラを使ってみたいと思いました。
両マイクロフォーサーズのスチルフラグシップ機を使うことで、お互いのメリットや弱点も見えてくるのではないかなと思っております。
それもまた楽しみです。
今後の私の方針
今のところ、OMとLUMIXの両方を使い続ける予定です。
とりあえずはG9PROIIとOM-1 MARKIIの両方を使いながら使い比べをしてみたいと思っています。
将来的には、大まかにOMはフラグシップ機と大型レンズ、LUMIXはコンパクト機と小型のレンズという使い分けをしたいと思っています。(今のところ)
LUMIXからリアルタイムLUTを搭載したコンパクト機が出たらそちらを是非購入したいと思っています!期待して待ってます!
パナの修理対応について
パナのレンズの修理対応の仕方について以前のnoteで書きましたが、業務用で使用している方はレンズが壊れても買い直しやすいと思いますが、趣味で使用している人にとっては結構(精神的に)痛手に感じます。
今回はたまたま壊れたタイミングが重なりましたが、やはりこのような事が起きると高額なレンズは買いにくくなると個人的には思いました。
場合によっては苦い経験から他社へ完全移行してしまう人もいるかもしれません。
私の個人的な意見ですが、もう少し柔軟な対応をしてもらえると、ユーザーも安心して使えるんではないかなと感じました。
今後とも両社ともに期待しております。