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LUMIXで手軽にモニターつけて撮影したい
こんにちは。まつです。
少し前に、「iPadOS 17からUVC(USB Video Class)に対応した」というニュースがありました。
下記のような「HDMIからUSBに変換するUVCキャプチャーデバイス」を使用すれば、iPadを外部モニターとして使用することが出来る、ということです。
(実際にこれらの動作確認をしたわけではないのであしからず)
これを使えば、LUMIXからHDMI出力してiPadをモニターとして使用することが出来るわけですが、「実際使い勝手はどうなの?」と気になっていました。
そういえばUVCキャプチャーでiPadやスマホをLUMIXの外部モニターとして使ってる人っていないかな?
— まつ (@Macn020) March 6, 2024
どんな感じだろう…
すると、心優しいフォロワーさんから回答をいただけました。
オリだけど、 @ogizaru_tob8000 さんご意見ヨロ https://t.co/1f929ZpswR
— と〜た (@xdog_tohta) March 6, 2024
実際に使用している方曰く・・・
・たまにノイズが乗る
・多少の遅延がある
とのことです。
UVCキャプチャーはHDMI入力を一度変換しているのである程度の遅延は仕方ないかなと思ったのですが、
それより私が気になるのは、ケーブルのごちゃごちゃした感じです。
(せっかく画像投稿してくださったのにすみません。。。)
個人的には、もう少しすっきりさせて、お手軽な感じでモニターを使ってみたいなと思いました。
そこで思いついたのが、純正アプリの「LUMIX Sync」でスマホをモニターとして使う方法です。
LUMIXの純正アプリはあまり評判よく有りません・・・
しかし、使い方を把握できていなくて「使いにくい」「微妙」と言っているケースもあったりします。
実際に自分で使ってみて確かめることにしました。
LUMIX Syncを使ってみる
まずは中身より形から・・・
と言うことでLUMIX G9PROIIをこんな感じでセッティングしてみました。
セッティング
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使用したパーツは下記
・SMALLRIG ミニチルトスタンド 汎用コールドシュー 1/4 "-3577
https://amzn.to/48F7OO0
・エツミ ETSUMI スマホホルダー SH-3 ブラック E-6665
https://amzn.to/4c8gQWy
LUMIX Syncの接続方法は省きますが、BluetoothとWifiの両方で接続します。
挙動確認(スチル編)
LUMIX Syncが起動したら、「リモート撮影」を起動します。
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どういったものが表示できて、どういった物が表示できないのか細かく見てみます。
現在の露出設定やWB、AFモード、手ブレ補正など表示できます。また、「フレーム表示」もスマホ画面で表示できます。

MF時のフォーカス位置メーターはスマホには表示されません。

カメラ側の表示を切り替えることは可能です。

MFアシストで画面拡大したところ、スマホ側も拡大されます。
カメラは拡大した状態、スマホは全体表示というような使い方はできません。
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ここでふと思いつきます。
このままスマホを被写体側に向けます。

すると、モデルさんが自分の映像を見ながら写真を撮ることが出来ます!
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これ結構便利なんじゃないかなという気がしました。
ちなみにこの方法で撮影するときには、LUMIX Syncのメニューで「自撮り撮影」をONにしてあげると見やすいです。
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さて、実際に撮ってみるとLUMIX Syncはどういう風に写るのか見てみます。
これはスマホでスクリーン録画をした映像です。
カメラで操作中の場合、スマホの右側に「カメラ側で操作中です」と表示されますが、ライブビュー表示はできるので問題ありません。
また、AF枠の移動や拡大表示、EXテレコンなども問題なく表示できました。
シャッターを切った瞬間は一瞬暗くなるので、モデルさんが確認するのにも便利な気がします。
ということで、「意外とLUMIX Sync使えるんでは?」という気がしました。
挙動確認(動画編)
つづいて動画です。
動画も基本的には表示できる物はスチルと同様でした。
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続いて、実際に動画を撮ってみた時のLUMIX Syncの様子。
(スマホでスクリーン録画をした映像です)
手ブレ補正ロックをON/OFFしたり、露出やWBを変えたりしてみましたが問題ありません。
一つ注意点があります。
録画を一度停止すると、スマホに警告が表示されます。
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警告が表示された状態でそのままREC開始/停止することはできますが、映像が見えにくくいままになります。
また頻繁にRECをON/OFFすると、アプリが処理しきれずフリーズしてしまうようです。
動画でも1:24あたり1:49あたりまでから、録画中の映像が7sでずっと止まってしばらくフリーズしていました。
そのような使い方をする場合には注意かと思います。
私的にはこの警告はいらないので、
録画を停止した際の警告表示は出すか、出さないかを設定で選べると便利だと思います。(中の人改善よろしくお願いします。)
Image Appでは?
さて、旧アプリのImage Appではどうでしょうか。
G99Dで試してみます。
セッティング
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LUMIX G99Dに下記のようなものを取り付けました。
Falcam 折りたたみハーフケージF3809
Falcam 3805 F22デュアルヘッドベース
裏も表もF22プレートを取り付けできるパーツ届いた!
— まつ (@Macn020) March 7, 2024
これFalcamのリグ使ってるなら必須アイテムだと思う😊
一応Amazonでも取り扱ってるけど、送料かかるから引用元で買う方がオススメ#falcamhttps://t.co/E9m1DkjFNc #pr https://t.co/3q1KCpZIoX pic.twitter.com/fcHZyBak8f
ETSUMI スマホホルダー(生産完了)
ついでに録音機のZoom H1essentialも付けます
https://amzn.to/49OZugc
それらを組み合わせて・・・こんな感じになりました。
ジャン!!!
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映像系のケーブルがなくなるだけでかなりスッキリしますね。
音声もちゃんと別で録音できているのが嬉しいところ。
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実際のスクリーン録画したものです。
肝心のアプリですが、Image Appは残念ながらカメラでボタン操作すると「カメラ側で操作中です」という表示が画面真ん中に出て、使い物になりませんでした・・・
そういう意味では、LUMIX Syncからより実用的に改善されたのかもしれませんね。
まとめ
ということで、
業務用途でなければ外付けモニターとしてLUMIX Sync意外と使えるんじゃないかなという気がしました!!
もっと大きな画面で確認したい場合はiPadを使うこともできるのでよりピント合わせがし易くなりそうです。
個人的な要望としては、撮影中ではなく撮影後の用途として、
ダンスの練習を撮影した後に、どれだけそろっているか確認するのに大きな画面で確認したいので、データを取り込まなくても簡単にiPadでプレビュー再生できると嬉しいなと思います。
以上です。
今日はLUMIXの便利なところを見つけられて良かったです!
最後までご覧くださいましてありがとうございました。