カメラガチ勢による親子遠足撮影
こんにちは。
先日、息子の親子遠足にいってきました。
カメラ好きな方なら、イベントや行事に合わせてレンズを選ぶと思います。
私もそうなのですが、親子遠足は未知です。参加してみていろいろと分かったので、備忘録としてnoteに書き残しておきます。
他の方の参考になれば幸いです。
持ち物
カバン
親子遠足の鞄はリュックがオススメです。その理由は
両手が空いている方が撮影しやすい。子供の面倒みたりするのに便利
カメラ以外の荷物も持たないといけない(子供にも自分のリュックを担がせて、着替えなどは子供に持たせるのがオススメ)
ショルダー用のプレートが便利(後述)
などの理由です。
私はEnduranceのリュックを使用しています。
こちらの旧型です。
持って行くカメラを1セットに絞るなら、カメラの収納場所が分かれていないタイプのリュックでも問題ないと思います。
また、カメラ以外の荷物が少ない場合は肩から背中に背負うタイプのメッセンジャーバックでもいいと思います。
クイックリリースプレート
リュックならFalcamのF38シリーズがあると便利です。
(ベルトに装着してホルスターのように使用することもできます)
といいつつ、こちらも持っておくとカメラ
ショルダー←→ストラップへ付け替えできるので更に便利です。
カメラを2台持って行くなら、上の画像のように、1台はショルダー、もう1台はストラップみたいな使い方もできます。(途中で入れ替えも可能)
ミニ三脚
荷物に余裕があればミニ三脚も持っていってもいいかもしれません。
動画撮影やローアングルの撮影などしたい場合はいいかもしれませんね。
行き先や目的によって考えるといいと思います。
親子遠足の実態レポート(水族館)
さて、今回の親子遠足に参加した雰囲気をレポートしていきたいと思います。
ちなみに、今回の行き先は水族館でした。
行った水族館は海の生き物との「ふれあい体験」を推している水族館です。
親子遠足では現地解散・集合時間まで親子で自由行動、という形でした。
それでは見ていきましょう。
親がお手本を見せないといけない
さて、「ふれあい」を推している水族館。
その時の状況を再現してみます。
…とそんなやりとりをしてから、写真を撮ろうとした時に気づきます。
自分の手は魚を触って濡れている。流石に生き物を触った濡れた手でカメラは握りたくない…
ということで貴重なお触りシーンはほとんど撮れませんでした笑
最後の方で慣れてきて子供が1人でも触れるようになり、尚且つ、長い時間触っている時だけ写真を撮れました。(数枚程度・・・)
趣味の撮影している暇はない
行く前は私も「隙を狙って明るいレンズでエモいクラゲの写真撮ったり、マクロレンズで爬虫類撮っりしたろ」って思って持っていきましたが、子供から目は離せませんのでそんなことしている猶予は全くありませんでした笑
入館しますとまず子供たちは水槽の魚に興味を示します。
「さぁ、魚をみている後ろ姿を撮ろうかな」とカメラの電源を入れてシャッターを切ります。
構図なんて構っている暇はありません。
1、2枚撮れたらいい方で、数秒のうちに次の生き物へ向かってしまいます笑
それの繰り返しです。
子供たちは興味の赴くままに移動し、待ってはくれません。
一緒に鑑賞して、魚の名前や特徴を説明しながら、隙をみてシャッターを切る。
「これプロ業務の撮影より難易度高いんじゃ??」
内心そう思った私でした。
お友達と一緒に行動する
親子遠足が家族旅行と大きく違うところは「他のお子さんがいる」ということです。
「○○君一緒に見ようよ!」とか「○○ちゃん一緒に遊ぼう!」となります。
すると、子供には必ず一緒に親がついていますので、場合によっては見ず知らずの親御さんと一緒に回ることになりますw
私も行って気づいたのですが、
子供同士は同性でいつも一緒に遊んていて仲良しなのですが、付き添っている親は異性同士ということは十分あるんですよね。
ということで私も、見ず知らずのお母様と一緒に観て回ることになりました笑
という自慢話冗談はさておき、他の家のお子さんや親御さんがいらっしゃると、余計に流れなどのコントロールを取りづらくなります。
つまり、子供が興味の赴くままに動き回るのに加えて、よその親御さんの気持ちも汲みながら撮影を敢行しないといけないので、その中で撮影するのはかなり厳しいという状況でした。
撮影のポイント
私が感じた親子遠足撮影時のポイントをまとめておきます。
カメラは見られて恥ずかしくないサイズで
カメラはフルサイズでもAPS-Cでもマイクロフォーサーズでも、使いたいものを使ってもらえればいいと思います。
ただ、「他の保護者に見られると恥ずかしい」と思うものはやめておいた方がいいです。
「私はフルサイズカメラにF2.8ズームレンズでもOK」そう思う人は全然アリだと思います。
ちなみに私の周りのパパさんママさんは、ほとんどがスマホでした。
アクションカムを持っていた人が一部いましたね。
一眼カメラを持っている人は見当たらなかったです。(もしかしたら数名いたかも)
(小学校の付き添いのカメラマンはガチガチのCanonのフルサイズ機使ってましたけどね!うらやま!)
また、大きいカメラは見た目にも威圧感を与えるので、子供の撮影には不向きと感じます。
ですので、私的には、軽くてコンパクトでカジュアルなカメラを推しますね!
そう、先日発売されたばかりのLUMIX S9とかね!
ちなみに、周りから「あの保護者は一眼カメラを持ってくるガチ勢」という認知を得られれば、恥ずかし気なくデカいカメラでも出せるようになるでしょう。
それまでの辛抱です(私はムリ・・・)
カメラは1台でOK
「カメラを2台持ちでレンズを使い分けようかなー」
…そんなことを思っていた時代、私にもありました。
ですが、先ほども書いた通り、そんなことをしている暇は全くありません。
親子遠足にはカメラは1台で十分だと感じました。
次の項で説明するようなレンズ交換の手間を省くために2台持っていくというのはありかもしれません(荷物が増えますが)
レンズ交換は基本的に考えない
次々にシャッターチャンスがやってくるので、じっくり見ている暇なんてないので、レンズ交換なんてしている暇はありません。
ですので、レンズ交換は基本的に考えない方がいいと思います。
「じゃあ、カメラ1台とレンズ1本の一組でいいのか?」と言うと、それはまた違います。
例えば、昼ご飯の休憩時間であれば、レンズ交換するタイミングを作れます。
「午前中は室内で遊び、午後からは屋外で遊ぶ」みたいな計画であれば可能でしょう。
また、単焦点レンズを持っていったものの、あまりにも場所のイメージが違いすぎて使い難いと思った場合にレンズ交換するのはありだと思います。
基本的にはレンズ交換はしないけど、休憩時間を見計らってレンズを変える、選んだレンズがチョイスミスで合わない非常事態のみ変える、という使い方でレンズを持って置くのであればありでしょう。
写真と動画はどちらかに絞る
「写真と動画両方撮ってやろう」
そう思う気持ちもわかりますが、かなりハードルが高いと思います。
写真のみで頑張っても各ブースで1、2枚撮れればいい方です。
その数枚にかけて写真を撮るか、ずっと回しっぱなしで動画を撮るかどちらかだと思います。
どちらを撮るかによって、若干装備も変わってくるでしょうから、どうするのか先に決めておきましょう。
シーンによって使い分けるという手もありますが、シャッターチャンスは少ないので、どちらも中途半端に終わってしまう可能性が高くあまりおすすめはできません。
ちなみに私は後の編集とデータ管理が面倒なので断然スチル派です。
保護者さんに写真を提供する?
子供が友達と一緒に遊んでいるところの写真やこともたちが仲良く写った写真を撮ることもあるでしょう。
そのような写真はぜひ、その親御さんにも写真を提供しましょう!
…と言いたいところですが、そこはよく考えましょう。
「相手が絶対に写真を欲している」と思って善意で渡していても、相手からするとそこまで写真に興味はなくて、ありがた迷惑に感じるかもしれません。
私の場合は帰ってきてから「どうしようかな」と思っておりましたら、先方のお母さんより、妻を通じて、我が子の写った写真を送られてきました。
それを見て、こちらも私が撮った写真を送り返しました。
お礼と感謝の言葉をいただいたので、「それなら良かったな」と思いました。
決して「撮ってあげてる」と、上から目線にならない方がいいと思います。
相手のお母さんが撮った写真はスマホですが、それでも私が撮り逃したシーンもありました。
写真は機材が全てではないので、お互いwin-winになることもあるでしょうね。
ということで、以上が私の感じたポイントです。
何のカメラ持っていく?おすすめレンズ
親子遠足でどういうカメラやレンズを持っていくといいかを紹介したいと思います。
私はLUMIXのマイクロフォーサーズをメインに使っているので、それを中心に紹介しますね。
室内編(写真)
水族館など室内で鑑賞するような場合は、広角気味の単焦点レンズをお勧めします。
なぜなら、ズームレンズを持って行ってもズームして画画を決めている間に撮り逃してしまうことが多く、それよりも画角が固定される単焦点レンズでささっと撮った方がいいと感じます。
また、室内だと暗くなりがちですので、明るいレンズが生きてきますね。
私が是非お勧めしたいのはLeica 15mm/F1.7のレンズです。
その理由は
・コスパがいい(割安なのに写りがいい)
・小さいのにF 1.7の明るさ
というところです。何より15mm(換算30mm)という画角は1人だけを写すこともできるし、数人の友達を撮ることもできるので絶妙に使いやす画角だと思います。
より高画質なレンズ・明るいレンズで撮りたいという方は、オリンパス17mm F1.2 PROのレンズをオススメします。
以前に子供と科学館に行った時にこのレンズをつけて行きましたが、めちゃくちゃいい写りをするレンズです。
ただ、かなりデカくなりますし、先に挙げたLeica 15mmの方でも十分ではないかなぁとは個人的に思います。
室内編(動画)
Vlog的な感じで動画を回すのであれば、
Leica 9mm F1.7がベストマッチでしょう。
画角的にはGoPROなどとほとんど同じで、それが高画質になったようなイメージです!
この広角を持ってすれば、どんな素早く移動する子供でもフレームアウトすることはないんじゃないでしょうか。
昨年発売されたばかりの、強力な手ブレ補正を搭載するG9PROIIと併せて使用すればとてもいい映像が撮れそうですね!
何か体験している時にはグッと寄ってあげると映像にメリハリがついいと思います!
フルサイズのカメラにするならLUMIX S9に20-60mmのレンズをつけるのが良さそうですね!
屋外編
屋外での親子遠足、例えば公園などで遊ぶ時には、ズームレンズがお勧めです。
流石に子供との距離感が大きく変わるので、単焦点レンズで撮るのは厳しいものがあると思います。
マイクロフォーサーズなら LEICA 12-60mmがお勧めです。
昨年の親子遠足では色々な遊具がある公園に行きましたが、このレンズが大活躍しました!
G9PROII + LEICA 12-60キット
フルサイズなら、28−200mmのレンズがあると安心でしょう!
LUMIX S9+ 28-200mmセット
いかがでしたでしょうか?
最後になりましたが親子遠足で一番大切なのは「カメラで撮影すること」ではないと思います。
子供と一緒に普段見れない様々なものを見て、感じたことを話したり、いろいろな事を体験する貴重な機会です。
ぜひそちらを第一に考えてあげてください。