OM-1MARKIIレビュー【外観・設計デザイン編】
先日OM-1MARKIIを購入しました。
今までLUMIXをメインに使っていたので、OM機は初めてです。
違うメーカーを使うと、良い部分も悪い部分も感覚的に感じるものがあります。
それがなぜなのか?を自分なりに深堀し認識してまとめておきたいと思います
所々から感じる質感の高さ
最初に触ってみたところ、カメラから質感の高さを感じました。
ボディキャップ
OMのレンズは持っていましたが、カメラは初めてだったのでOMのボディキャップは初めて見ました。
このボディキャップよく見てみると、金属銘板でしょうか、立体感と光沢があって非常に高級感があるんですよね。
押し心地のいいボタン
使ってみて感じたのが、OMはボタンをちゃんと「押した!」という感覚があります。
LUMIXは割と柔らかくて押してもフニャンという感触なんですよね。
OMのポチッとボタンを押した感覚の方がいいなと思いました(LUMIXは動画を撮影することも念頭に置いて極力音がならないような設計にしているのかもしれませんね)
特にLUMIXのコントロールダイヤルはプラスチックで安っぽくボタンを押した感覚が弱いです。
OM-1MarkIIはつくりがしっかりしていて壊れにくそうという印象を受けました。
バリアングルモニター
モニターの背面は人工の革素材になっていて、触り心地がいいと感じました
バリアングルモニターをよく見てみると、側面が溝になっており、指を入れる隙間がしっかり空いていてバリアングルモニターを開けやすくなっています(LUMIXは指を入れにくく開けにくい)
また本体側に爪がついており、モニターを閉めるとパチッと閉まる感じがあります。
(ちなみにG9PROIIには爪は有りませんでしたがG99Dにはありました。コスト削減?)
遊びがなくぴったり収まっている感覚
バッテリーの出し入れをするのにしても、モニターの開閉をするのにしても、OM-1 MARKIIはピッタリ収まっていて、遊びがないという感覚を感じました。
下手したらちょっと入れにくいくらいです。
余談ですが、OM-1 MARKII用の保護フィルムをさがしていたら、厚さ0.3mmのガラスフィルムの商品のレビューで「この商品を貼ったらモニターを閉じてもきちんと閉まらず、少し浮くようになった(低評価)」といったレビューがありました。
商品を触ってみて、「それくらいぴったりで設計してるのかな」と思いつつ、私は薄い普通の保護フィルムをポチりました(おかげさまでモニターはちゃんと閉まり問題ありませんでした)
デザイン設計
これは何に主体を置いて設計するかにも関わってくるので、私の着眼点自体がメーカーの考えとはズレているかもしれません。
しかし、私自身、実際にカメラを持っていろいろな操作をする中に、LUMIXよりもOMの方がハード的な設計の部分で使いやすいと感じるところがありました。
右手親指の位置と動線
なぜなのかな?と考えながらLUMIX機と触り比べたときに、右手親指の位置とその動線に大きな違いがあることに気づきました。
OM-1 MARKIIだと、親指は後ろダイヤルの位置に来ます。
対してG9PROIIだと、AF-ONボタンの位置に来ます。
OM-1 MARKIIの場合間違えて操作する心配がないのでしっかり持てるのですが、G9PROIIの場合、AF-ONボタン上に親指を置いてもボタンを押さないように保持しないといけないので、他の4本の指に負荷がかかるんですよね。
またG9PROIIでAF-ONボタンを押すときに、親指の先の方で押さえる派と親指の腹で押さえる派がいます(まつ調べ)
親指の先で押さえたほうがボタンが押しやすいのですが、自然に伸ばした状態ではなくなるので変な力みが掛かってしまうんですよね。
力まないように親指を伸ばして腹で押さえようとすると今度はAF-ONボタンが押しにくいとなります。G9PROIIを購入して使い始めた時から使いにくい不思議な設計だなと思っていました。
ということで、OMの方が安定してカメラを保持しやすい設計になっていると感じました。
また、親指の動線を考えてみます。
撮影で主に使うのはコントロールリング(十字ボタン)までだと思うので、それより下は考えないものとします。
それが上の写真の赤線の部分です。
この時、OM-1 MARKIIを操作すると、「G9PROIIに比べてなぜか分からないけど操作しやすいな」と感じていました。
よくよく見比べてみると、その理由がわかりました。
OM-1MARKIIの十字キーはボディのほぼ真ん中の高さにあるのに対して、G9PROIIは真ん中より下の位置にあることに気づきました。
これがどういうことかと言うと、ボディの下の方のボタンをほど、押そうとすると親指の移動距離が長くなり、また保持姿勢が悪くなるので操作しにくくなる、ということが言えます。
OMの十字キー下ボタン(↓)の位置の高さが、G9PROIIのコントロールリング上ボタン(↑)の位置とほとんど一緒です。
G9PROIIやS5IIをお持ちの方は、ぜひ実際に持って指を移動させてみてください。
コントロールリングの上ボタン(↑)までなら割と操作しやすいけど、それより下は少し押しにくくありませんでしょうか?
この部分がOM-1 MARKIIの持ちやすさ、使いやすさにつながる部分だなぁと感じました。
勝手に回りにくい後ろダイヤル
LUMIX界隈でよく話題になるのが勝手に回ってしまう後ろダイヤルです。
「知らない間にダイヤルをを回してしまう」誤操作が起こりやすく、私も服に擦れてシャッター速度が知らぬ間にめちゃ速くなってISO爆上がりの写真を撮ってしまった経験があります。
一部のユーザーさんは自作で誤操作が起きないアイテムを作って見える方もおられます。
自作して失敗しないように工夫されること自体には感心するのですが、そもそもこういうことは本来であればメーカーが設計段階で対策すべきことではないでしょうか。
OM-1MARKIIの後ろダイヤルを見てみると、誤操作しないように後ろダイヤルが少し奥に入り込んでいました。
こういうこと一つ一つに配慮して設計されているんではないかなと考えられました。
ということで、ファーストインプレッションとしてはOM-1 MARKIIは質感が高く、よく考えてカメラを設計されているんではないかなと感じました。
みなさんのお持ちのカメラはどうでしょうか?
LUMIXのカメラを引き合いに出してしまって申し訳ないですが、もう少し改良の余地があると思いました!
レビュー第2段
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