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DariaCoreがヤバすぎるって話
とりあえずまずはこれを聴いてみてほしい。
突然だが、ボクはFutureと名の付くジャンルが大好きだ。
キラキラとした感じ、Desktopならではな音づくり。
高揚感のあるシンセに適度にKawaii化されたVocalチョップ。
聴いているだけで気持ちよくなれる(個人の感想です)のが好きな理由。
だが、Dariacoreはどうだろう
開幕サンプリングの嵐、ところどころ入るドキっとさせるFill inに、アメリカのドラマでよく聞くパトカーのサイレンの音。Amen様のドラムロール。圧縮され、割れつつも全体をピリッと整えてくれるベースとシンセ。特徴的なカットアップ。
正直に言って社会性のかけらもなかった。
でもそこに強く魅力を感じ、ずぅぅぅぅっっとこのジャンルについて知識を深めようとしている。
知識のまとめと共に、布教もかねて書き殴る。
Dariacoreとは
Leroy(dltzkのサブアカウント)がオリジナルで定義したジャンル。
HyperPopのサブジャンルに当たる。
名前の由来は、90年代の米国で放送された「Daria」というトゥーンから
全曲のサムネイルはこのDariaの各話から引用されている。
いま巷では「なんちゃらCore」と命名するのが流行りのようで
「Oliecore」とか「Turbocore」などもその一種みたい
※TurbocoreのDJ Twinturbo=hirihiriさんのサブ垢
多感なティーンエイジャーから放たれたこのジャンルは、瞬く間にネット上の若者の間で人気を博した。ボクも魅了されたその一人。
ちなみに
Dariacore、おぼえました #いえブ夏
— とぱぞらい (@tpazolite) August 8, 2021
やばない????????
t+pazoliteのDariacoreとか想像しただけでヨダレもんなんだが。
いや想像もつかないほどやってくれるんだろうなぁ。。。
TANO*Cみ。
おすすめ
Leroy / 2008
はじめてDariacoreに触れた時の楽曲。好き。
Leroy / we love your vibe
underscores / Your favorite sidekick (feat. 8485) がサンプリングされてる。
問答無用で好きに決まってる。
タイトルの「we love your vibe」ってUnderscoresに向けて言ってるのかな。
そういうの好きだよ。
Kosu / do-re-mi-fa-so-la-ti-do(Kosu flip)
初見で聴いた時に全身が痺れた。かれこれ何十回も聞いてる。
これホンっっっトに良すぎるからみんな絶対聞いてほしい。
ポタロ×Dariacoreはもはや禁止カードなのよ。
kosutwo / dariacore is cool
前述のKosuさんのサブアカウント。
サンプリング多めで好き。Fill inもクスッとするようなネタでいい。
意味わかんないスネアの音が好き。転調の仕方も好き。
NiKU(W1red) / don’t talk shit(feat. elwood)
Leroy完璧リスペクトなDariacore。「Dariacoreといえばそれよね」みたいなツボをしっかり押さえてくれていて好き。
NiKU(w1red) /trust me
さっきと同じ人。相変わらずのリスペクト。
そしてNiKUさんもdariacoreアルバム出してるんだけど、名前が「Lyr01」
こういうのに弱いんだよなぁ。好きーーーー……。
でTrust meに関してはNiKUさんがSTEM配布してくれてるんだよね。
DAW弄る人なら是非とももらってみてほしい。
いかがでしたか?
ほんと最高なのでみんな聴こうね(語彙力おしまい)
Spotifyで聴ける個人的に刺さったDariacore/Hyperflipをまとめたプレイリストを共有しますので、良かったらこっちも覗いて見てください
「これいいよ!」ってオススメの曲があれば共有してくださると凄く嬉しいです!
追記(2024.3.19)
そこそこの反響をいただいてるこの記事ですが、投稿してから1年と待たない内にパイオニアであるLeroyが急遽この音楽ジャンルの終結を宣言しました。
本人が語るように従来のコンセプトが「自分のやりたいことを貫く」であった彼女は最後まで自分のしたいことを貫いたようです。
Dltzk、Leroyを経た彼女は”Jane Remover”として今は活動しています。
インターネットミュージックの枠組みから抜け出した彼女は更なる進化を遂げていますが、どこかに”あの頃の狂気”の片鱗を覗かせているように見えるのは決して自分だけではないと思います。
パイオニアが終結を宣言しながらも、新たにHyperflipとして蘇ったこのジャンルは今でも多くの人を魅了し続け、いまだに新曲がリリースされ続けています。
それは彼女へのリスペクトか、あるいは冒涜か。
意見が分かれるところではあると思いますが、ボクはこう思うのです。