転職に必要な三大項目 その1-①将来どうなりたいのかを考える~ミッション~
転職に必要な三大項目の1つである「将来どうなりたいのかを考える」を行うときにおいて、ヒントになる「ミッション」について今回はお話していこうと思います。
三大項目については、コラム「転職に必要な三大項目とは」で説明していますので、まだ読んでいない方はご覧になってくださいね!
では、ミッションの話に移りますが、転職で必要なミッションは2種類、すなわち、
「人生ミッション」と「キャリアミッション」です。
人生ミッション
「人生ミッション」とは、「自分の人生を賭して成し遂げないといけないこと。」「自分の命をこのために使わないといけないこと。」です。
このような話をすると、さも社会的に大きなことをしなくてはいけないとイメージする方もいますが、そうではありません。
人によっては自分が住んでる町内をよりよくすることかもしれません、人によっては自分の配偶者を幸せにすることかもしれません、人によっては我が子の成長のために人生をかけることなのかもしれません、人によっては生まれ育った家系を整理することかもしれません。
ミッションとは、本人がしたいかしたくないかには関係なく与えられるものであり、社会的に大きいとか小さいは関係ないものです。共通するのは自分のためだけではないということです。
ご存知の方も多いでしょうが、世界中で4,000万部以上売れている書籍『7つの習慣』は、リーダーシップと人生の成功について書かれている自己啓発本の代表作です。
その『7つの習慣』でも、自分の人生の『ミッションステートメント』を作成することを提唱しています。
では、どのようにして人生ミッションを考えるのでしょうか。それは自問自答するしかありません。
「このままでは死ねないと思うくらいのやり残したことはなにか?」
「自分は何のために生まれてきたのか?」
ただし、この人生ミッションはなかなか見つからない人も多いものです。
自分が背負っているもの、自分の影響力、自分の信念に気づくことは困難なことでもあります。
その場合は、なりたい自分、やりたいこと、なりたくない自分などをイメージし、考える人生ビジョンから作れば良いでしょう。そのことについては、また次の機会に話すとして、もう一つのミッションについて考えてみましょう。
キャリアミッション
「キャリアミッション」とは、「現在感じている仕事上でのミッション」を指します。「自分が仕事をしてきた中で、その仕事を通して何を実現すべきなのか?」を考えることです。
これは仕事に対して、職業に対して真剣に向き合う中で見つけていくものです。
そして、仕事の状況が変わればミッションは変わるかもしれません。それでも、常に今の自分のキャリアミッションは何かを考えて仕事をするのと、考えずに仕事をするのでは、判断軸、モチベーション、拠り所、踏ん張りどころが大きく変わってきます。
ちなみに、私の「人生ミッション」は、
「自らがチェンジリーダーとして自己変革を続け成功し、家族と周囲の大切な人のより良い人生に貢献すること。また、世界中から、人の尊厳を奪う卑劣な行為を無くし、愛情と希望と自信が溢れるより良い世の中をつくるため、社会の流れを変える動きを“人づくり”という志事によって創造し続けること」
「キャリアミッション」は、
「“健幸な人生”と“健幸な組織”、"健全な社会“について、心身科学・組織科学・社会学的なホリスティックなアプローチで本質を探求し続けて、人と社会を幸せにしたい人のための”自分づくり“、”組織づくり“、"事業づくり“のサポートをすること。」としています。
みなさんも、この機会にぜひ考えてみてください。
ミッションは、落ち込んでいるとき、苦しい時、迷った時の自分の拠り所になってくれます。
もし、考えることに悩まれたら相談をしにきてくださいね。