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やる気はあてにしない

こんにちは、たすくです。

先輩:おい、たすく、お前もっとやる気出せよ。そんなことじゃ、予選なんて通らないぞ。

たすく:(心の中で)そもそも、予選なんか通過するなんて思ってないし・・・。

てな、会話がどこかで交わされているのではないでしょうか。

やる気とは?

やる気とは何でしょうか?
やる気とは、何かを達成しようとする際の原動力、英語ではモチベーション(motivation)と言われます。モチベーションというのはほぼ日本語化しているのでご存知の方もおおいでしょう。

では、やる気はどうして生まれるのでしょうか。自然と湧いてでてくるものでしょうか。自分を叱咤激励、鼓舞することで出てくるのもでしょうか。また、やる気を出させることができるのでしょうか?

やる気は目標達成のための重要な要素とされていますが、実際にはやる気だけに頼ることは不可能です。やる気が高まる瞬間は誰にでもありますが、その一方で、何もやる気が起きない日も必ず訪れます。やる気が起きない日、それは行動を阻みます。

では、どうすればそんな時でも目標に向かって進み続けられるのでしょうか?

やる気はなぜ起きるのか?

やる気が起きる背景には、いくつかの要因があります。例えば、新しい目標を設定したときや、成功体験を通じて自己効力感が高まったとき、周囲からのポジティブなフィードバックを受けたときなどです。これらの要因が相互に作用し、脳内でドーパミンが分泌されることでやる気が高まります。特に、自己効力感は大きな役割を果たします。自己効力感とは、自分が特定の課題や目標を達成できるという信念や自信のことです。自己効力感が高いと、自分の能力を信じて行動に移しやすくなります。

やる気はなぜ起きないのか?

一方で、やる気が起きない理由も多岐にわたります。疲れやストレス、失敗体験、自己否定感などがその主な原因です。これらの要因は、脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、やる気を低下させます。特に、人から指示されたことや、自分の納得感の薄い行動はやる気が出ません。明確な目標や達成感がない場合、やる気は自然と湧いてこないことが多いです。つまり行動したくないということです。

やる気に頼る危険性

やる気は感情に強く左右されます。良いニュースを聞いたり、成功体験をしたりするとやる気は一時的に高まりますが、ストレスや疲れ、不安があるとやる気は一気に低下します。つまり、やる気に頼るということは、感情の波に翻弄されることを意味します。

やる気がないことを前提にする

そこで、やる気が常にあるわけではないことを前提にして行動することが重要です。「やる気が起きないからやらない」ではなく、「やる気が起きなくてもやるシステム」を構築する必要があります。これにより、感情の波に左右されずに目標に向かって着実に進むことができます。

システムと習慣の重要性

やる気に頼らずに目標を達成するためには、システムと習慣を構築することが重要です。システムとは、決まった手順やルールに従って行動することです。例えば、毎朝決まった時間に起きて運動する、特定の時間に仕事を始めるなどのルーティンを作ることが含まれます。

たすくはランニングが嫌いです。モチベーションはさっぱり湧きません。しかし、やると決めたタスクです。モチベーションなんてものはなくて当たり前。やることは走るだけ。

そのためには、

小さなステップを積み重ねる

大きな目標を達成するためには、小さなステップを積み重ねることが効果的です。一度に全てを達成しようとするのではなく、毎日少しずつ前進することで、やる気に左右されずに着実に進むことができます。例えば、1日に1ページずつ本を読む、10分だけ運動をするなど、小さな行動を積み重ねることで、最終的には大きな成果に繋がります。

自己認識と調整

自分自身のやる気の波を認識し、それに応じて調整することも大切です。やる気が高まっている時には、少し多めに取り組むことで進捗を稼ぎ、やる気が低い時には無理をせず、基本的なルーティンだけをこなすようにすることでバランスを保ちます。

では、他人に対してどうやってやる気をださせれば良いのでしょうか?

他者(上司、親、先輩)がやる気を出させる方法

他者がやる気を出させる方法はいくつか存在はしますが、強制的に出せと言ってでるものではありません。

  1. 目標の共有: 共通の目標を設定し、その達成に向けて一緒に努力することで、やる気を引き出すことができます。

  2. フィードバック: ポジティブなフィードバックを提供することで、自己効力感を高めることができます。特に、小さな成功を認めることが重要です。

  3. 環境の整備: やる気を引き出すためには、快適で集中できる環境を整えることが大切です。

  4. インセンティブ: 報酬や褒美を設定することで、やる気を高めることができます。

  5. モデルの提示: 自分が目指すべきモデルとなる人を示すことで、やる気を引き出すことができます。

これらの方法を年齢、立場、性別。性格などを考慮し組み合わせてやる気をだしてもらうことが必要で、誰にでも同じ処方箋ではなく、また、やる気を継続をさせることは難しく、状況に即したフォローは必要でしょう。

結論

やる気は確かに重要な要素ですが、やる気というものが行動の推進力になるとは限りません。
やる気がないことを前提にして行動し、システムと習慣を構築し、小さなステップを積み重ねることで、やる気に左右されずに目標に向かって進み続けることができます。感情の波に翻弄されずに、自分自身のペースで確実に進むための方法を身につけたいものです。

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