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《息抜きエンジニアリング》Lv.38 金を熔かしてみた

昔、土肥金山の砂金とり体験で、とった砂金(天然の砂金ではなく、人工的に作った金の粒を潰したもの)が家にあったので、ホームセンターに売っているガストーチで熔かしてまとめてみました。

と言ってもちょっと苦労した。

まずは、Amazonで購入した、チョコザラに砂金をのせ、ヤフオクで落札したホウ砂(ホウシャと読むらしい)を加えて融点を下げ、ガストーチで加熱します。

ガストーチの火炎温度は最大1300℃。金の融点は、たしか1060℃位なので、いけると思っていましたが、最初のトライでは全く熔かせない。

対策を講じ2回目のトライでも熔かすことができない。

しかし、続けてやってみると、次第にコツをつかみ、簡単に熔けてしまいました。熔かせると思っていなかったので、撮影を忘れてしまいました。

対策は、断熱材を使ったこと。断熱材は、ダイソーで買ったパーライトという園芸用の軽石です。パーライトの上にチョコ皿を埋めるように置くと、チョコ皿の下部が放熱しにくくなります。

チョコザラの上に、もう一枚チョコ皿を被せて、熱が逃げないようにしました。

火炎は最も高い温度のところで加熱します。

でも、これだけでは熔かすことができませんでした。
最後のコツは、ホウ砂はカンタンにとけて、砂金にまとわりつき、塊になったので、それの塊を熱いうちにチョコ皿から剥がして、ひっくり返して置いただけです。偶然、設置面積が減ったおかけで、金からチョコ皿へ逃げる熱が少なくなり、プルっと熔けだしました。

考えてみれば、チョコ皿にを1060℃以上にしなければ、チョコ皿に触れている金が溶けません。チョコ皿は金の質量よりも1000倍はあります。金がチョコ皿に触れないようにしたのは正解でした。チョコ皿が大きすぎますね。

こういうコツはやってみないと。なかなか解らないです。

あと、断熱材の素材がダイソーに売っているって、知っていました?私は以前、ミニストーブを自作したので、その時思いついたんですけどね。科学技術ってどこ何が使えるかわかりませんね。

できあがった金のかたまり。重量は0.05g以下。手持ちの重量計では測れませんでしたが、金はDIYでも熔かせることが分かったのは、値千金の実験結果でした。

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