GX Works2 遊び きれいなPLCラダープログラムに挑戦
前回,行き当たりばったりでラダープログラムを組んでいったら,見事に2重コイルを書いてしまった.今回はちょっと工夫してみる.
【I/O割付表】
デバイス 入力機器名
入力
X12 SS0(セレクトスイッチ):自動でON
X6 PB2(プッシュボタン)
X7 PB3(プッシュボタン)
出力
Y0 RY1(リレー):コンベア左向
Y1 RY2(リレー):コンベア右向
Y2 PL1(パイロットランプ)
Y3 PL2(パイロットランプ)
Y4 PL3(パイロットランプ)
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.また「PB3」を押している間「PL3」を点灯させる.「PL2」と「PL3」が両方押されたときは,先に押したほうを優先して,「PL2」と「PL3」が同時に点灯しないようにインターロックを設ける.
「PL2」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が左向する方向に動作する.
「PL3」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が右向する方向に動作する.
コンベア動作中は「PL1」が点灯する
【考え中】
手動・自動をセレクタスイッチで切り替えるスタイルは,装置の制御パネルによくある.ラダープログラムが見やすいように内部リレーM10/M20を使って独立させて書いてみる.
でも,下のように書いた方が,まとまっていて解りやすいけど,コンパイルすると「変換できない回路」と怒られてしまう.
そこで,内部リレーM8001(b接点)を入れると怒られない.しかも,ダミーの内部リレーだけどa接点に変更すればこの手動/自動のプログラムを無効にできるし,なんだかプロっぽい.
パイロットランプの出力は,こう書いておけば2重コイルにならない.内部リレーM8001で,まとめておけば見やすい.
[PL1(Y2)]点灯 するのは,パレット左向と右向
[PL2(Y3)]点灯 するのは,パレット左向
[PL3(Y4)]点灯 するのは、パレット右向
パイロットランプと同じように,コンベアのリレーの出力は,こうまとめておいた.
入力について,内部リレーM101/M102を使って,インターロック回路を,こうまとめておいた.
【ラダー構成】
[自動/手動]
[入力]
[出力] パイロットランプ
コンベアリレー
シミュレータで動作を確認してみると,思った通りの動作をしたので良かった良かった.
ポイントは内部リレーを使って
・入力側は,入力(ボタン・スイッチ)と補助リレー出力までを,まとめて書く
・出力側は,補助リレーから出力(モーターリレー・パイロットランプ)までとまとめて書く
って感じでしょうか.
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