1日1捨 –ミニマルな暮らしが続く理由−(ミニマリストすずひ著・KADOKAWA)
すずひさん、布団を毎シーズン買い換えるらしい。それが私の中では一番びっくりした。。!
ひとつ前の投稿に続き、断捨離本をまた読んでみました。こんどは日本人が書いたものにしたよ。笑笑
断捨離とは「手放し」。そりゃそうだ、なんだけど、手放すものは物だけじゃないんですよね。常識とか執着とか、そういうもの。
これ、すでに知ってはいたことだけれど、何となくピンときてなかったというか、「具体的にはどういうこと?どうやって手放せばいいの?」みたいな感覚があって、頭で理解はしているけど腑に落ちていない状態でした。
でも、この本にはひとつ、私に「あぁなるほど!」って思わせてくれることがあった。それが冒頭にも書いた、「布団をシーズンごとに買い換える」ことだったんです。
ミニマリストと聞くと、良いものを長く持つって思いがち。でもそれは執着を手放した結果としてそうなっただけで、そのこと自体が大切なんじゃない。
著者のすずひさんは、シーズンが終わった時の布団の管理がいやで、なのでそれを手放す、つまり買い換えることにしたそう。これは「良いものを長く」とは別の結果だけれども、でも「管理」を手放してる。この「手放す」ということは同じなんですよね。それがビックリしたこと。
断捨離してミニマリストになるために何を手放すのか。物への執着とか物欲とか、取り繕った自分とか、そういったものを手放すことになる人が多いので、ノウハウ本を読んでもそこを中心に書かれている。けれど、それが全てじゃないんですよね。手放すものは人によって、物によって違う。ひとつひとつ、向き合って「何を手放すのか?それとも全て手放してもコレを持ち続けたいか?」を問うていかなきゃいかないんですよね。
断捨離本を読んでもミニマリストにはなれない。きっと自分が求める答えの全てが書かれている本は存在しないから。そんなことに気付いてしまった読書でした。あ、でもコレに気付けたから、ミニマリストに一歩近付ける読書ではあった、かも?
#ミニマリスト #断捨離 #すずひ #捨てることは生まれ変わること