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ベンチャーキャピタルにコミュマネとして転職した半年間を振り返ってみる

すぎお、久しぶりのnoteを書かせていただきました。
私は2月からインキュベイトファンドという日本の独立系ベンチャーキャピタルでコミュニティマネージャーとして働いています。今月で入社して半年間が経ちました。

目の前の仕事に一生懸命になりつつも、8月夏休みの間にこれまでの仕事や、これからについてゆっくりと考える時間を取ることができたので、その思考をnoteに書き起こしていこうと思います。

このnoteはあくまでの自分の振り返り用ではありますが、ベンチャーキャピタルでのコミュマネの仕事についてはまだまだ周りから見たら未知数なところがあるので、少しでも知っていただける機会になればいいなと思っています。※あくまで個人の見解となっております。長いです。

インキュベイトファンドに入った理由・何やってるの?

私はIFに入社する前、エン・ジャパンという人材会社で「若手ハイキャリアに特化した転職サイト AMBI」の営業担当として働いていたのですが、仲良くさせていただいていたお客様から、「こういう仕事むいてそうですよね」と今一緒に働いている清水さんのnoteをシェアしてくださったのがきっかけです。

当時は「転職する気はまだないんですが、お話だけ聞かせてください!」と言って清水さんとお話しさせていただいたことを今でも覚えています。笑

そして色々と考えた結果、社会に埋もれている優秀な人(埋蔵人材)を見つけて、一緒に新しい産業を作りたい。優秀な人が投資を受けたことで成長すれば、世の中にインパクトを与えられると思っていた自分の考えが完全に一致して、入社に至りました。前職で働いている時から強く持っていた考えだったので、自分としてはかなり納得して入社まで至っています。

そして今は何をやっているかというと…

①Finance支援
投資前・投資後のスタートアップに対するプログラム
→IncubateCamp・Circuit Meeting・最強の問い合わせの運用、そのほか勉強会など各種ファイナンスに関わるイベントの集客・運営などなど
②PR/Community支援
→Portfolio Slack Communityでの#PRみてみて 活動、新規投資先ランチ会、投資先への連携サービス「PERKS」の提供・新規獲得などなど
③HR支援 
→投資先採用イベント(これからどんどん実施予定!)

この辺詳しくは清水さんのnoteにも記載がありますが、その中でも私は投資前のスタートアップに対するプログラムの安定的な運用を主に行っております。その他にもIFの公式SNS(TwitterFacebook)の運用を行なっています。SNS等に関しては、IMPが入社前から6倍になる時期もあったりと、一定の成果を出すことができました。

入社してから感じた「いいギャップ」

2000人くらいの大企業から25名前後の会社に転職したので、本当にギャップだらけでした。ただしそれは、自分を成長させる刺激的なギャップでした。

▼成熟された組織
前職で新卒4年目ではあったものの、グループのメンバーの中では社歴が長く直属の上司は当時31歳、部長も40歳という若い組織でした。また営業組織の中は新卒1〜2年目が半分以上というまだまだ未熟な(しかしパワフルな!笑)組織だったため、転職してからの社員の皆様のベテラン感に圧倒されました。と、同時に組織の中で活躍するために重要な「個人としての能力」の必要性を感じました。(4月から入ってきたメンバーも新卒とは思えない優秀さで驚いたのはいうまでもありません)

▼長期的なゴールを持たないと自分を苦しめる
元々人材営業だった私は目の前の毎月・毎日の目標達成に向けて、短距離走をしていました。何かしら1日の目標を決めてやりがいを求めるタイプでしたが、コミュニティマネージャーの仕事ではそれができません。多方面でさまざまな方を巻き込み逆算して計画するため「多角的な配慮」が必要になり、また一つのやるべきPJTのゴールまでの期間が長いことも特徴です。

たとえば現在エントリー期間中の起業家/投資家合同経営合宿「IncubateCamp」は4月1日からエントリーを開始しますが開催は10月。この半年間、取り組み続ける大きいPJTなのです。

目の前の仕事だけを追ってしまうと「あれができてない」「今日はこれしかできなかった」などと自分を苦しめてしまうと働きはじめて感じました。時には立ち止まって全体感を見直し「今日はここまで進められた!」と可視化することで自分にマルをつけています。

▼自分の仕事は「これだ」と決めつけない
インキュベイトファンドでは何か新しいことが必要になった時に、できる人が行います。特に今年からは新卒が入社しており、新卒育成に関する勉強会を清水さんが担ったり、研修は1月から入社されたアソシエイトの田仲さんが担当するなど新しい取り組みが増えているように感じます。

自分の仕事は「コミュニティの仕事だけだ!」と決めつけることは簡単ですが、そうにもいかない・いきたくないのがこの仕事。楽しもうと思えばいくらでも楽しめるなと日々感じています。ただし、何かやるべきことが怒った時に「これは誰が役割を全うする」と責任所在を明確にすることは大切だと思います。

2人目のコミュニティマネージャーがやるべきこと

ベンチャーキャピタルにコミュニティマネージャーが2人いることはそうあることではないと思います。半年間模索しながら働いて私自身の強みを生かしながら2人目のポジションとしてまずやるべきことは下記のことだと考えました。

・まずは「見つめ、学ぶ」
どんなことを考えている組織なのか、VCのコミュニティとして何を目指すべきなのかを理解する。組織で守ってきたことを運用の流れに乗せていく。
・課題を捉え、あるものを「変えていく」
これまで守られてきたものを、どんなことを改善したらもっと良くなるのかを「人から聞く」「数字を見る」ことで改善していく。
・新しいものを「生み出す」
自分の強みを生かして、新しいものを「生み出す」
→これは私がまだまたできていないことなのでこれからもっと増やしていきたいところ。
・誰にでもできるように「一般化する」
コミュニティとしてやりたいことはまだまだある、新しく始めることやこれまでのものを(インターン生など)誰にでもできるように型化する→新しいコミュニティとしての取り組みができるようになる

清水さんと杉本では、似ているところはあるものの(似てますよね!?笑)思考がいい意味で違う部分があるので、この二人の強みを生かしながら大きな目標に向かって日々の仕事をすることが重要だと考えております。

二人で「もっとこうしていきたいよね〜✨」と話しているものを、どんどん実現できるような仕組みを作っていきたいです。

私がコミュニティマネージャーとしてやりたいこと

半年間働いてみて、やっぱりコミュニティマネージャーは楽しいなと思っています!今仕事をしている中で、あくまで私個人として今後下記のようなことを実現したいなと思っています。

・投資先の起業家や働く人にとってのサードプレイスを作ること
・投資前の起業家がチャレンジできる場所を少しでも多く作ること
・直接的に、投資先の成長を手助けする支援をすること

起業家にとって重要な事業の成長のために、真剣に向き合い伴走するGPやアソシエイト。私はそこにもう一路線。気軽におしゃべりができたりゆるっと相談できたり、そんなカフェやバーみたいな存在に、自分自身がなりたいと思っています。

結果的に、集まってくるみなさんが新たな仕事に繋がったり、悩みが解決されたり、IF Familyに愛を感じてもらえるような空間作りを目指したい。そして新しくFamilyになってくれる皆さんとの接点をもてる機会を、もっとたくさん作りたい、そのためのアンテナをビンビンに立てていきたい笑

自分自身のスキルも伸ばしていきたい。「これ悩むよね〜」と共感するだけではなく、新規の資金調達をした時に困るあれこれを「PR&Community」の視点から直接的に支援できるスキルを身につける勉強をしたい。

そうすることで、世の中に新しい産業を生み出し成長していくことで、もっと素敵な世界を作れたらいいなと思っています☺️

振り返った感触

ふぅ…書き終わりました…
これを書くのに5時間くらいかけました。笑

私は頭の整理に時間がかかるタイプなので、紙にバーっとブレストしたものをnoteに書き起こしているのですが、パワーかかったーーーーーーー。

でも、その分これからの仕事への意欲が100倍以上上がりました。振り返りとアウトプットって本当に大事ですよね。振り返れば振り返るほど、自分の未熟さを感じるし同時に成長も感じるし、何より楽しい。そして私自身「すぎお」ブランドはまだまだ浸透しきれていないなと感じており燃えております。

インキュベイトファンドのコミュマネと行ったら「清水さんとすぎお」だよね。と言ってもらえるようにこれからも頑張ります。

すぎおのTwitterはこちら👇

これにて、夏休み、終わりですっっ🌻

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