スライドテクニックー裁ち落としー

微生物学会、お疲れ様でした。

今回の症例スライドですが、実はちょっとしたテクニックを使用していました。

微生物検査の発表では、まずコロニー性状や形態的特徴をありのままに伝えることが大切だと考えています。特徴を捉えた写真はインパクトがあり、文字を読ませるよりも聴衆に伝わりやすいからです(多分)。


ほとんどの場合、スライド内に全ての内容が収まるよう作成するかと思います。(下のスライド参照)

こじんまり


今回は「裁ち落とし」という手法を使用しました。上のスライドと見比べてみてください。

ダイナミック

裁ち落としとは、写真などをはみ出すように配置し、余白を無くしたもののことです。印刷物デザインの際に、白地が発生しないようわざとはみ出させる部分のことですね。
画面を最大限に使用することで、見る側の想像力を掻き立てるわけです。

「このコロニーのこの特徴をアピールしたい!」など、ポイントとなる写真や画像があれば、是非このテクニックを試してみてください。


※裁ち落としについて:印刷専門ではないため、あくまでも私の見解です。是非ご自身で調べてみてください。名刺などのデザイン時にも使用できるテクニックですので、覚えておくといつか役に立つかも。