I’m here. #第7夜
初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは。MAKIです。
聞き分けのいいフリに慣れすぎて、相手を繋ぎとめる術を知らなくって、素直に泣いたり喚いたりできるかわいい女の子に憧れたままオトナになってしまいました。
誰にも縛られたくない気持ちと、誰かに必要とされたい被所有欲とのはざまで揺れる今日この頃。
最近は約束って苦手で、その日が近づいてくると楽しみよりも不安がよぎります。
熱しやすく冷めやすいわたしたちオンナの感情は、自分ではない誰かも、いつかこの気持ちがウソに思えてくるくらい冷めてしまうことが分かってしまっているから、
椎名林檎女史のギブス然り、
「絶対」などと言われていてもいつか終わりがきてしまうことが怖くて仕方がないのです。
そんな自分を守る手段が聞き分けのいいフリで、都合のいいオンナで上等、オトナのオンナを気取ってつい寂しさや甘えを言えずにいるのです。
わたしはここにいるよ。
いつでもそばにいたいよ。
あなたのすべてが欲しいよ。
あなたにとっての人生はわたしでありたいよ。
言葉なんてなくったって大丈夫。
あなたの左腕に口づけながら眠りたいだけよ。
そんなことを素直にいえる人生だったら、きっともっと何かが違っていたのでしょうか。
つづく。
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