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地Qとはなにか?【地Qチームレポート#0】

僕が所属しているRe:connectというプロジェクトでは研究以外に社会連携活動も積極に行っている。社会連携といってもいくつかチームがあり、僕自身はその中の地Qというチームに参加して活動を行っている。

このたび、各チームにおける進捗だったり思いついたアイデアだったり、うまくいったことだったり、はたまたうまくいかなかったことだったり、、、そういった様々なことをチームレポートとしてnoteに公開していこうということになった。いろんな情報を公開することで、これを読んでくださったみなさんに少しでも地Qチームのことを興味持ってもらえたらと思っている。リアルタイムでプロジェクトのことを追っていけるのは非常に面白い試みだと思うので、興味ある方はぜひ追いかけていってほしい。

さて、今回は第0回ということで、自己紹介ならぬ自チーム紹介として、地Qチームとはそもそも何をやっているのか、何を目指しているのか、といったことを書いていこうと思う。

1.地Qの名前の由来

まずは名前について。「地Q」という名前には地球+Q(クイズ)という意味が込められていて、文字通り地球に関するクイズを作ろうというチームである。地球に関するクイズといっても、ただ解いて楽しいクイズというだけでなく、環境問題に関するクイズを作って市民の方々に解いてもらうことで、環境問題に関する様々な知識を楽しみながら知ってもらおうというものである。

2.なぜクイズなのか?

クイズが好きだから!

という冗談はおいておいて、これにもちゃんとした理由がある。様々な環境問題を解決するには市民との連携が不可欠であるが、それは限られた市民ではいけないということである。市民全体、少なくともマジョリティが同じ目標に向かって行動しなくてはいけないのだ。

特に環境問題の場合は、被害を受ける側と原因側が対応していないこと、例えばゴミのポイ捨てをする人と、ポイ捨てされたゴミによって被害を受ける人が違うということが往々にして起こる。ひとはみんな自分の身の回りの環境が壊れることと、遠く離れた環境が壊れることを同一視することができない。これは自分の家の中にゴミをポイ捨てすることを考えれば理解しやすいのではないだろうか。従って、全員が当事者であるという意識をいかに持つかが環境問題の解決には重要となる。

では我々研究者は何ができるのか。これまでの研究者は、研究成果を論文や学会発表という形として発表したり、シンポジウムを行ったり、本として出版したり、ニュースのインタビューに答えたりしていた。しかし、それでは一般市民にとって対岸の火事であることに変わりない。

そこで、クイズなのである。

クイズによってこれまで届かなかった層にも環境問題についての情報を伝えていければ、環境問題の解決にぐっと近づいていく。まずは問題について知る、というところから始まるのだ。

3.クイズによって生まれる新しい研究

環境問題をクイズにすることは実は研究にもつながっている。それは「クイズの正答率を利用して国民全体の問題意識について調査ができる」というものである。こういった研究でよくあるアンケートでは、アンケートに答える側にメリットがほとんどないため、なかなか大人数の協力を得づらいという問題点がある。しかしこちらがおもしろいクイズをしっかりと用意すれば、それを解いた人も楽しく、研究者側はその解答傾向から国民全体の意識を探ることができ、どちらにとってもwin-winな企画になるのではないかと考えている。

4.今後の地Qについて

といった具合にクイズを使っていろんなことを我々のチームはやっていくつもりだ。今後もこのようなチームの紹介や進捗のレポートなどを書いていくつもりなので、よければみなさんもぜひウォッチしていただければ幸いである。

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