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[ 自己紹介 ] たなか るい は 友を呼ぶ - その②地域の壁 -
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▶︎ それでも地元住民への理解という”高い壁”にぶつかる
この荒川区小台という街は、古くから自営のお店がとても多い高齢者が人口のほとんどを占める街。「協力している」というよりも「個別の存在感が引き立っている」という状況でした。そこに自分のような”若者”が出店し、若者が多く来店する様は、街の雰囲気からすると”かなり異様で浮いた存在”でした。
地元の方たちと交流が持てるようになったのは、荒川ストリートフェスという1万人規模が集まる大イベントに参加したことでした。ブース出店からスタッフの募集まで、たくさんの友人たちの協力を得ながら進めることができたのです。
出店したお店の中で2年連続優勝を飾り、翌年には荒川区から「ぜひ手伝っていただけないか」と実行委員会にも名を連ねることにもなったのです。
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▶︎ それでも地元住民への理解という”高い壁”にぶつかる
しかし『街おこし』とは、とても複雑なもので1つのイベントの成功だけでは叶いません。地域の中では様々な活動を行っている団体があるもので、その一つに商店会協会といういわゆる「地元商店の集まり」があります。「街おこし活動」を行うために商店会へ 話を通さなくてはならない という訳です。
新参者の入会はとても縁遠く、実際に入会して話をするまでに2年がかかりました。この2年間の中でも街をどうしたらいいか、苦戦しながらも地元の方たちと親交を続けました。
その結果、シャッター街を少しでも見栄えが良くなるようにとシャッターアートの企画を商店主の方たちに提案して回って行ったのです。
その結果1人の商店主さんが気に入ってくれて…
「この街の未来を考える若者の話を聞けい!!」
と、さもドラマのような形で仲を取り入ってくれたのです。そんな経緯から今では
小台大通り商店街振興組合理事を務めさせていただいています。