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macicoのアルバム "five" リリースしました

出ました!

前のポストで実はmacicoは今の体制になってから5年経つんだなあと書いたところ、メンバーみんなで「5年経ったし何かしないといけないんじゃないか、、?」という雰囲気になり、これまで出してきた音源をいったん形としてまとめたいねという話になりました。我々はシングルリリースが多かったのもあり。
"five"というド直球のタイトルではありますが、これまでの5年間を凝縮した内容になっているのではないかと思います

何回かどこかで書いたり話したりしてますが、macicoを知らない、macicoの曲を1, 2曲聴いたことがあるという方にはほぼフルアルバム。macicoを聴いてくださっている方々には新鮮味のあるベストアルバム、みたいな形になってると思います。というかベストってそういうもんよね

macicoでやっているPodcastのほうでも少し話しましたが、いくつかself remixとしてアレンジをけっこう変えている曲もあれば、album mixとして楽器を録り直したり、ミックスをやり直したりしたものがちょくちょくあります。
というかぶっちゃけミックスに関しては全曲やり直してます。
その中でも特に変化の大きいかなと思われるものをalbum mixとしてます。

22曲と昨今のアルバムにしてはかなりボリュームが大きくなってはいますが、本当はもっと入れたい曲もあるんです。けっこう削った方なんです、、

せっかくなのでライナーノーツっぽいものをここに書いていきたいなと思いました。あくまで堀田目線で

M1 -  hanataba

hanatabaはmacicoの代表曲になってる曲かもしれないです。ライブでもよく演奏する曲だし、「聴いたことある」って言われるのもこの曲が一番多いから。そんなわけで今回のベストの1曲目にふさわしい曲なんじゃないかなと。

ちなみにこの曲はトムのインスタに投稿されたデモがタネになってます。聴いたことある人いるかしら?2020年夏の投稿。

サビのフレーズの「花束を捨てよ 移ろいを愛でよ」という歌詞について、「お互いの長短を見つめ合うよりも、蕾の移ろいを楽しむように二人で同じ方向を向いていけたら良いよね」って感じのことをトムが言っていた気がします。間違っていたらすみません。良い言葉だと思います。

M2 -  feeling

Podcastでも話しましたが、この曲自体はmacicoが3人編成になる前からずっと存在していた曲です。5人編成の頃はライブで演奏したりもしてました、ただリリースはしておらず。
だから新曲なんだけど新曲じゃない。文にすると意味不明なんですけどそうなんです。当時のアレンジからはけっこう変えてますが。

この曲を聴くとトムからmacicoに誘われた時のことをなぜか思い出します。
歌詞から若さを感じるからでしょうか。
横浜駅西口、横浜珈琲店のめちゃくちゃ濃いコーヒーを飲みながら、これからどんな曲作っていくかみたいな話をした記憶があります。間違っていたらすみません。

M3 -  tara

今年の10月にリリースした新曲。macicoにしてはBPM早めのスピード感ある曲。バンド感も強めに押し出していて、ギターがとにかく気持ち良い曲です。ドラムはピチカートファイブっぽさを意識したのもあり、渋谷系の印象もあるかと思います。サビ前で出してる1,2,3,4もそんな雰囲気ありますよね。

デモは2024年1月1日に富山の実家でせこせこ作ってました。作っている途中に能登半島地震が来たので特に印象に残っています。

M4 -  wonder

個人的にトムが歌っていて一番気持ち良さそうな曲。そして一番自分の理想に近いバランスでミックス出来た曲でもあります。この頃はまだベースは打ち込み。MODO BASSというソフトウェアがあるのですが、それをよく使っていました。

日向に当たる、軽やかでニュートラルな感覚。そんなイメージを堀田はこの曲に持っています。視界がクリアになるような、色んなしこりが取れそうな、そんなリラクゼーション効果がありそうな曲だと思ってます
ひさしぶりに岩盤浴に行きたくなってきました。

M5 -  candy - self remix

candyのremix by 堀田です。まず大きく変わったのはビート。
そしてBメロ以降のコード進行もリハーモナイゼーションしてます。
楽曲構成自体は変えていないのですが、印象は大きく変わったかと思います。
今回のベストの並びに合うような曲調にremixした運びとなります。

candy原曲はこちら

M6 -  if

ライブによく来てくれている方はご存知だと思うのですが、ifはライブでは踊れるダンスナンバーとして定番曲。EP:eyeを出す前月にリリースした記憶がある。もう3年前の曲になるんですね。
2021年はほぼ毎月リリースしていたのもあり、制作の記憶があまり残っていないのです。とにかく録音、ミックス、録音、ミックスのループだった気がする。

M7 -  alcohol

実はfeelingと同じく5人編成時代にライブで演奏していた曲。なので作曲自体はけっこう7、8年前くらいにしてるはず。これもSoundcloudにデモがあったりするんです。

デモの荒い感じはありますが、曲構成とかアレンジはほぼ変わってないです。確かトムがiPhoneで録ったアコギをもとに慣れないGarageBandでせこせこ作った記憶。そしてなぜかSoundcloudでは割と聴かれている。

macicoのSoundcloud、昔のカバーとか残ってたりするので意外と面白いですよ

M8 -  Qi - album mix

Qiは3人編成になってから初めて出したEPの曲。だからちょうど5年前の曲ですね。この頃はレコーディングもミックスもエンジニアの方にお願いしてました。

album mixとはいいつつも楽曲構成とかは大きく変わってないです。
ギターやベースを録り直したり、間奏で鳴ってる効果音系を今のmacicoっぽくしてみたり、、 2019年リリースのものと聴き比べると面白いかも。

M9 - lazy

今年出した曲。パワーポップを意識した曲調でこれまでのmacicoの曲とは若干毛色が異なるものの、サビ後のへんてこなリフとか、2Aのコードの感じは堀田っぽさがあるんじゃないでしょうか。
あとギターソロ。この曲をきっかけに、あんまりギター得意じゃないからギターソロはちょっと、、っていう気持ちから、ギターソロを弾くんだ!という気持ちに少しずつなってきた気がする

M10 - coin laundry

macicoでは珍しい?堀田メインで作詞した曲でもあります。
堀田は数年前に神奈川の反町という駅に住んでいたのですが、そこでよく夜に使っていた誰もいないコインランドリーがあり、いつも気怠い気分で乾燥機が回るのを眺めておりました。
その時の雰囲気とか当時の自分の鬱屈した頭の中を曲に落とし込んでいった記憶があります。

なのでこの曲を聴くと当時を思い出して少し気が重くはなりますが良い曲ですよね。自分はこんな曲が好きなのです

M11 - aloe

Spotifyで一番ハネた曲です。コロナ禍真っ最中に出来た曲でもあります。
ライブがなかなか出来なくて苦しかったなー

実はミックス少し変えたり、ベース打ち込みだったのを生で弾き直したりしてます。最初のリリースのものと聴き比べると分かるかも?

M12 - bloom

渾身の1曲として作ったのにあんまり聴かれていない曲。
何回聴いてもイントロのギターリフとか、サビのベースラインとかめちゃくちゃかっこいいのに。MVもめちゃくちゃクールなのに。
再評価されるのを待ってます。
(聴いてる人いたら教えてください、大好きです)

M13 - mood - album mix

album mixといいつつもビート変えちゃってるので、実はself remixなんじゃないか、、?と思いながらリリースした曲。
まあどっちでもよいよね。良けりゃ良いんだわ!
最近ライブでもやってるよ。

M14 - panorama

作った当時のことはあんまり覚えてないのですが、今聴いても「よくこんなの作ったなー」と思うくらいトラックが緻密。多分今じゃ作れない。

作ってる当時はUKガラージの曲をたくさん聴いてました。Conductaとか飽きるほど聴いてたし、かなり影響受けたと思う

M15 - continue

2023年のクリスマス近くにリリースということ、冬の暖かみ(冬は寒いんだけどサウンドは暖かみあるよねの意)感じる曲を作りたいなという感じで出来た曲。かわいい曲。

Jojiのこの曲のRで鳴ってるストリングの感じが好きで、けっこう影響を受けている

M16 - white - self remix

がっつり変えました。長さもスッキリ。
原曲は爽やかで世界が広がる感じのサウンドでしたが、少しのダークさとAmapianoの感じを出してみました。

原曲はこちら。なんて爽やかなんだ、、

AmapianoはKABZA DE SMALLのこの動画を何回も見返したりしていた。

M17 - touch(macico & おかもとえみ)

海外の方?が作ったTokyo Vibesというプレイリストきっかけで最近もよく聴かれている曲。

間奏のピアノはゆきのに弾いてもらって劇的に良くなったことを覚えてます。えみさんの声も相まって、胸がギュッとしちゃいます
確かサビは半音上げで転調しているのですが、個人的にめちゃくちゃ自然に転調できたなと思っている曲です

ONEWのStarry Nightみたいな曲にしたいねという話もありました
この曲は本当に素晴らしい曲

M18 - orange

トムの学生時代の記憶をもとに書かれた歌詞が特徴的な曲。
トムは歌ってる時にそれが蘇って泣きそうになるそうです。
堀田も冬の下校中、雪が積もった道を帰っている中で街灯は橙色だったので、orangeといわれるとなぜかしっくりくるのです

M19 - eye

フィルターハウスの影響を強く受けた曲。ライブでもよくやってます。
今回は打ち込みベースから生のベースに撮り直してます。

Modjoみたいな感じ最高だなあと思いながら作ってました

M20 - blue - album mix

アコギ、エレキ、ベースほぼ撮り直してます。
ドラムのフィルもちょくちょく変えたり。
より生っぽいサウンドに近づいたのでは無いかと。
この曲は最初のリリースと聴き比べると違いが分かるかも!

M21 - brownie

バレンタインにちなんで作られた曲。
この曲もライブではよくやってます。
8loomのmelody、良い曲すぎるよなと思いながら作ってた記憶があります。
この何と言うのでしょう、透明感というか令和の甘酸っぱさというかそんなニュアンスが自分達の曲にも欲しいなと。

M22 - humor

イントロのギターリフ、実は撮り直してます
あとギターソロも!気付けた人はえらい!


アルバムを聴きながら書き殴りました。文章が下手なのはご了承ください
今回のアルバムは5分より長い曲がなく、曲数は多くともそんなに脂っこくないので、ぜひぜひ色んなところで聴いて欲しいです

アルバム出した日に言うのもなんですが、もう次作には着手してます
それは来年のどこかでまた。

ライブは来年の1月にlittle flower vol.3やるからきてね!
ぜったくんと共演!


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