考察/三ちゃん卒業回とR-1ぐらんぷり
今週のめちゃイケを見て。
三ちゃんの立ち居振る舞いが芸人のそれになっていて驚いた。
というか、まぁ、それは漫才をやっている時から気づいてはいたけども。
今回のお礼参りコントを見て、想像以上だなと。
素人だと言いながらも5年間、間近でプロの仕事を観てきたわけで。
どうすれば良いのかということを全部見てたんだろうなと。
見て盗んできたんだろうなと。
もちろん、卒業公演なわけで。
集大成なわけで。
練習も積み重ねてきたんだろうけども。
一朝一夕では出来ないよなぁと。
単純に感心してしまった。
一方で思うのは。
ネットの意見を読み漁ると、未だに純粋な青年である三ちゃんを期待する声が多いということ。
それはそれで別に、構わないのだけれど。
芸人だけど人間だよ、と。
表もあるし裏もある。
テレビのイメージを強く持ち過ぎかなと。
(それがテレビにでる職業だということだから仕方ないんだけども)
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性格が良くなければ生き残れない世界だという話もあるけれど。
それってちがくない?とも思う。
面白い奴が残る世界でなければいけないと思う。
本当はね。
じゃあ、何故面白いだけじゃ生き残れないのかというと。
お笑い業界が成熟しきっていて、「面白い」の幅に限界が出てきたってことなのかなと感じる。
その幅を越えることが出来ずに安定を求めた結果なのかなと。
「面白いものを追究しよう!」というスタンスが一旦終わり、「今ある環境を最善のものにしよう!」というスタンスに切り替わった。
だから、性格が良くないと生き残れなくなった。
だとすれば、お笑いはこのまま衰退していくしかないのかなとも思う。
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ちょっと前に。東野さんだっけかな。
くだらない芸人が少なくなったという話をしていた。
ちょっと知的な笑いが増えてきた。
常識を知るからこそ面白い笑いが増えてきた。
一方で、三ちゃんが悪役を演じていると「礼儀を知らないのか!」というような意見をネットで発信する人がいるくらいに、読解力がない人も増えてきた(ように感じる)。
知的な笑いが増えてきた一方で、ある程度以上知識がないと笑いきれないものが増えてきたのかもしれない。
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R-1ぐらんぷりを(最後だけだけど)見て驚くと共に、新しい流れが来ているのだなと気付く。
これが決勝なのかと、衝撃を受けた。
全員くだらない。
知的じゃない。
バカパクの連続。
シブ知のカケラもない。
新しい流れはここになるのかもしれない。
オリラジの『PERFECT HUMAN』のような、ある種技巧的な芸と。
今回のR-1のようなバカパクな芸。
新しい流れは確実に生まれているなと感じる。
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