誰かの幸せのために自分の仕事がある。
最近、誰かの幸せのために自分の仕事があると思っている。
いわゆる黒子。
誰かの人生の舞台を支えるためにあるもの。
それはすごい思う。
この間、ホームのおばあちゃんが娘さんと外出する時にお会いした。
定期的にリハビリに入っている方だ。
挨拶をさせていただき、嬉しそうに出かけて行った。
またある時は、違うおばあちゃんの娘さんが来ていて、ソファに2人で寄り添っていた。そのおばあちゃんは調子が悪くなって、体力や筋力が落ちていた。メンタルも。
ただ最近、歩行器で1階のお花も一緒に見にこれるようになってきた。
それだけ体力が上がってきたということ。
もう5、6年リハビリさせていただいている。
そして障害福祉の仕事。
30代、40代、50代、60代の方々のリハビリをさせていただいている。
身体障害者手帳を取得して、区や県などから受給者証を取得して、自立訓練の中で最長2年か2年半?ぐらいリハビリができる制度。
同世代の方々もいるし、年上の方もいらっしゃる。
脳梗塞や脳出血などになって高次脳機能障害や片麻痺になって、
リカバリーをして仕事に戻るためにリハビリをしている。
1つ1つ成功体験や、失敗体験を意図的に渡すこともあったり、
それぞれ自分達で獲得していったりしている。
区の基幹相談支援センター、
障害福祉課の職員、
(担当のケアマネみたいな)いわゆる相談員、
職業センターの職員、
の方々とやり取りして、外部との連携も行っている。
現実検討や障害受容が難しいお年頃の方もいるので、
現実に生活している行動や動作を手助けせずに自分でやっていただいて、失敗をあえてしていただいたり。
失敗から学ぶことは沢山あり、そこから1人で生活していくための(通所ですが)家事動作などの練習もしていく。
どうしたらいいか一緒に考える。
コンサートに行くには、なんの要素が必要か。
筋力、体力だけではなく、注意力、危険予知力、危険予測力、空間認知、視覚、バランス、歩行速度、失敗体験、成功体験の経験など様々な要素が必要になってくる。
そういうことを日々のリハビリで学んでいる。
そういうことの積み重ねで、各々の方々が前を向いて生活をしていく、そして仕事に就いて行けたらと。
リハビリ職だけでなく、医療職や福祉職も一緒。
お医者さんは、誰かの病気を薬や点滴などを使用して治していく仕事。
看護師さんは、生活や注射、日常生活を支えてケアしていく仕事。
お医者さん、看護師さんや他の他職種から教わることは沢山ある。
そうやって誰かの幸せのために仕事をしている仕事の数々やそこに関わる方々。
良い仕事だ。