トビタテに応募したきっかけ
こんにちは。まちゅです。
そろそろドイツに来て1カ月が経とうとしています。
今回は、私が留学の方法として選んだ奨学金制度、トビタテ!留学JAPANに応募したきっかけについてお話しようと思います。
トビタテ!留学JAPANって?
上にURLを貼っておきましたが、トビタテ!とは官民協力型の留学支援制度です。簡単に言うと、学生の「自分にはこんな夢がある!それを留学で叶えたい!」という夢を支援してくれる制度です。
私がトビタテを知ったきっかけ
私がトビタテを知ったのは、大学1年生の時でした。私がとっていた講義で、「世界の食文化」みたいなのがありました。
この講義であるとき、トビタテを利用して海外に行かれた先輩が30分ほどプレゼンをしてくれました。食文化の話ではなくて、先輩が留学に行ったアメリカ、ケニアでの留学体験談。
先輩の話で一番印象に残っているのは、先輩が留学中に行った美容室で、「どの髪型にする?」と聞かれて見せられたカタログが全部坊主だったという話。坊主頭にバリエーションなんてあるのか?切り分けられる美容師さんすごい。って、どうでもいいことしか覚えてませんね(笑)
それともう一つ、「留学のきっかけはただの憧れでもいい」という先輩の言葉です。
まさにこの時の私には、憧れしかありませんでした。
「海外に行って、綺麗な街並み見て、英語喋れるようになりたい!留学してかっこいい自分になりたい!!」
こんな感じだったと思います。まあ、後々行くのは英語圏ではなくドイツなのですが(笑)
トビタテの説明会に顔を出す
もともと留学に興味があった私。もちろん留学したい理由なんて、
かっこいいから!してみたい!
以外にありません。
でも、トビタテの説明会に顔を出して、それだけでは駄目だということを知りました。
トビタテ!留学JAPANには、「こんな留学をしなさい」という決まりはありません。どんな留学でもいいのです。例えば、「本物のドラ〇もんを作るために海外で最先端の機械工学を学ぶ」とか大好きだと思います。(注:語学学校に通うだけでは駄目で、現地での実践活動が必須という条件はあります)
しかし!!!
トビタテはただ学生が留学するためにお金を配っている制度ではありません。「学生に留学を経験させてやりたい」という一心で企業を回っている運営の方々と、学生の留学をサポートしたいという企業の完全な寄付で成り立っています。
したがって、学生には留学に対する情熱・実現可能な計画が求められます。
自分が今までどうやって生きてきて、自分の軸はどんなところにあるか。今は何に興味があって、留学先ではどんなことをしたいか?それを日本に持ち帰って、将来はどうしたいのか??
え…
留学はしたいけど、自分の軸って何だろう…
そもそも留学して私は何をしたいんだろう…
留学するにしても、どんな国があるんだろう…
この時の私の中に、答えはありませんでした。
しかし、トビタテは私にとってなんとも魅力的な制度でした。というのも、HPを見てくれたら分かるのですが、トビタテは返済不要の奨学金制度。毎月の奨学金に加えて、航空券代などの補助も出ます。
私は、親に何不自由なく育ててもらいました。私立の中高に6年間も通わせてもらい、本当に楽しい中高時代を送りました。
しかし大学に入るにはやはり返済型の奨学金を借りなくてはいけませんでした。大学生活にも慣れてきてバイトを始め、奨学金を借りるのをやめました。しかし、もちろん留学に行くお金などありません。むしろ、2年間借り続けた奨学金の負債を抱えている状態でした。
そんな中、トビタテは留学の形を問わずにやる気がある学生を支援してくれます。今は無理でも留学するならばこの制度を使おう、そう思いました。
気づいたら大学2年生の冬
さて、私はトビタテの学内説明会にも何回か顔を出し、留学中の先輩の話をテレビ電話で聞いたり、トビタテに応募する要件などを確認して、トビタテのことをより深く知るようになりました。
でも、毎回思うのが「今の私では不十分だ」「もっと固まってから」という想いでした。
そうやって、トビタテの応募の機会を2、3回見送りました。留学はしたかったので知り合いの農家さんから海外の農場を教えてもらい、そこの人にメールを送ったりしてはいたのですが、返信を待ったまま気づいたら2年生の12月。また一つ、トビタテの応募を見送って思いました。
「このまま留学しないのでは…?」
私の頭の中に、先輩の言葉があったからです。
「大学生で留学しなかったら、その先も留学しないと思うよ」
以前先輩に留学相談をした時に先輩が言ったこの言葉が、強く印象に残っていました。
大学生は、仕事にも学業にもとらわれていない、いわば人生の夏休みです。この機会に留学しなかったら、大学を卒業して働き、仕事に慣れるまでは…
今は大事な時期だから…仕事が安定してきたから…と、よほどの意思が無ければ海外に行こうとは思わないと思います。私にとっても留学に行くなら大学生の間に行こうという想いがありました。
そんな中、私が応募することになるトビタテ!の地域人材プログラムの存在を、大学の留学生係の方に教えて頂きました。
学内締め切りの3月に応募しても留学へ行けるのは8月から。
この機会を逃したら、もう留学はしないと感じました。これからは研究室配属、就活、その先に卒論も待っています。まだ余裕のある今のうちに応募しよう!そう思いました。
ここまでがトビタテに応募しようと思ったきっかけです。
また、応募についてのこと、私の留学計画や取り組んだことについても時間があるときに書こうと思います。