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デザインは見た目じゃなくて知恵
デザインって何?
デザイン。ってなんかカッコ良さそうな言葉ですよね。
グラフィックデザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、、なんかデザインってつくだけでおしゃれでイケてるイメージ。
でもね、デザインって、なんなの?
なんか見た目かっこいいものとか、美しいものとかがデザインされてるものって思ってる人、多くないですか?綺麗な色、人と違う服、見た事ないような建築とか。
表層が整えられたものをデザインって思ってる人が多いと思います。
もちろんデザインの最終的な表現としてそういうことに行き着くことはよくありますし、デザイナーも自分が”デザイン”したものの形には相当気を使います。
しかし、それはデザインのほんの一部でしかありません。単なる結果だったり、ものによっては形になることは通過点でしかなかったりします。
じゃあ、なんなのか。
デザインは「知恵」
デザインは「知恵」なんです。
どういうことでしょう?
デザインの役割
まず、デザインの役割を考えてみます。それは「人の生活をより良くすること」です。
世の中には多くのデザイナーがいて、数多くのデザインが生み出されています。その中で、今より悪くしてやろう、世の中を不便にしてやろう、と思ってるデザイナーはきっといないはずです。(正義の方向が違う人はいるので、ある人にとって好ましくないものもデザインされます、武器とか。)
ではどうやって良くするか、そのためには「問題・思考・実行」が大事です。ある事柄に対し、何が問題なのかを探しだし、どうやって良くするか思考し、うまく解決できるように行動する。そうやった結果、生活がよくなる訳です。これがデザインの役割。
知恵の意味
次に知恵という言葉を調べてみます
ち‐え〔‐ヱ〕【知恵/×智×慧】 の解説
1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。(デジタル大辞泉より)
知恵という言葉には、筋道を立てる、計画する、処理していく、という行動が含まれていますね。あれ、なんか似てませんか。
問題を探す(筋道を立てる)思考する(計画する)実行する(処理する)
同じだ。デザインも知恵も段階的に行動するんですね。
さて、デザインには「生活をより良くするために」という目的があります。
だから、
「人の生活をより良くするために使う知恵」=デザイン
なのです!
ちなみに、デザインという言葉について調べていると審美性、とか美しさを備える、というキーワードをよく見ます。冒頭に書いた、見た目ですね。しかし僕はこれは絶対ではないと思っています。美しいというのは人それぞれ感じ方の差が大きいからです。ただし、これはデザインという実行・処理のためには欠かせない段階なので、これについてはまたの機会に書きます。
そんなわけで、
今日のまとめ
・デザインは見た目じゃなくて知恵である。
・とりわけ、人の生活をよくする為に使う知恵である。
もちろんこれはデザインってヤツのほんの入り口で、実際には奥深〜い世界なのですが、ざっくり一言で言ったら何なのよ?と聞かれたら、僕はこう答えます。
さて、このnoteでは自分が仕事を通じて感じてきたデザインやデザイナーの仕事について、
なるべく分かりやすい言葉で書いていきます。
デザイン業界じゃない人や、これからデザインの道を目指す人に伝えたいと思っています。
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