#9 シミュラクラ現象と顔ロゴとキャラメルコーン
顔デザインが好き。シンプルにまるが三つで顔に見える。みたいなデザインが好きです。ミッフィーみたいにシンプルな構成の顔。夢の国でも●が3つのあれを探しちゃう。
そもそもシミュラクラ現象が好きです。
シミュラクラ現象とは、人間は3つ点が集まると顔に見えてしまう現象。
シミュラクラ現象(シミュラクラげんしょう)とは、人間(ヒト)の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされている、という脳の働きである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
○が三つあれば顔っぽくなるので幽霊なんかもこれだとか言われたりします。日常でもアース付きのコンセントとか。車の正面とか、いや後ろも。車を運転する時はついつい、あ、あの車怒ってるとか、間抜けな顔だとか泥棒みたいだとかつぶやいたり。何かといえば顔を探してしまう。
普段のデザインでは中々出来ないけど、東京の自宅を設計した時は玄関側のデザインを顔にした。今見てもかわいい。
なんでも顔っぽく見立てるのが大好きなので、当然自分のデザインにも活かしたいと思っています。顔を描くんじゃなくて、文字などの要素が顔っぽくなるロゴが好きで顔ロゴと勝手に呼んでいます。ま、へのへのもへじなんですが。数年前に109の新ロゴコンペの時は顔ロゴ案も出した。(全然引っ掛からなかったけど)Twitterの「勝手に109ロゴ落選展」にもあげたっけ
今までにロゴデザインする時は必ず1案は出しているのですが、採用された試しが無いです(涙
いつか世に出したい!!誰かデザインさせてください!
とにかくシンプルな構成で抜群に目を引く(人は顔があると見てしまう性質があります。)し、さまざまな展開ができる
で、そのデザインですごいなーと思っているのが、キャラメルコーンです。中田英寿氏が東ハトの社外取締になってリニューアルされた、あの顔のパッケージ。シンプルにキャラ化して、口の中にキャラメルコーンを頬ばるデザインが美味い、いや上手い。楽しいしかわいい。
そしてそこまで考えてられてたのか分からないけど、その後の展開力がすごい。色んな漫画とコラボしても、誰もがわかるキャラメルコーン感。
川崎のぼる、ゆでたまご、ちばてつや
赤塚不二夫、高橋留美子、さいとう・たかを、水木しげる
などなど。
ずっとヒデがデザインしたと思い込んでいたけれど、実際は博報堂のAD杉山ユキさんのデザインだった。デザインによるブランディングが大成功していると思う。20年も経っているのに全く古さを感じさせないし。
もちろんこの後東ハトのお菓子ははみんな顔になっていく。
東ハト顔化計画恐るべし!
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