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デザイナーのアウトプットには30年かかる(その1)

みなさんこんにちは。デザイナーのもじゃもじゃです。
久しぶりの更新になってしまいました。
さて、わかりやすいデザインの話を3回ほど書きました。

・デザインは見た目じゃなくて知恵
・デザイナーはあなたの本当の問題を解決する人
・デザイナーはあなたの半歩先を示す

なんて事を書いてきました。
さて、これを全部読んでくれたあなた!

ありがとう!好きです!
これからも読んでくれるとうれしいです。

でも、もしかしたらこう思ったかもしれません。
「これ、デザインじゃなくても良くない?」
「デザイナーじゃなくてもこういうことやる人いるよね」
(どういう事?と思った方は過去の記事を読んでみよう!)

そうです、その通り!
だって書いてる僕も思いましたから。

デザイナーらしさってなに?

問題の本質を深掘りして、さまざまなアプローチで解決する
という行為自体は、例えば人に焦点を当てればカウンセリングもそうでしょうし、経営に焦点を当てれば経営コンサルタントだってそうでしょう。
相手の何かを解決する仕事はたくさんあります。

では、デザイナーのデザイナーらしさを発揮する部分は何か。どこが他の職業とちがうのか。それが、アウトプット、成果物です。
ちょっと長くなりそうなので、何回かに分けて書いていきます。


いや、やっぱり見た目も大事なのよ

あれだけきっぱりとデザインは見た目じゃないって言ったにも関わらず。
出来上がったモノやカタチ、コトに美しさが備わっているのがデザイナーの成果物です。

、、あんまり断言したくないんですよこれ。出来たものが美しいなんて。美しいと感じるものは人それぞれだし、美とは何だとか言っちゃうともう違う本になっちゃうし。何より、お前の作ってるものは美しいのか?なんて自分の首が絞まっちゃう。
まあ、少なくとも「同じ作るなら美しいモノを作りたい」と思っています。

とりあえず美しいとは何か調べてみましょう

美しい
( 形 ) [文] シク うつく・し

① 視覚的・聴覚的にきれいで心をうつ。きれいだ。 ⇔ 醜い 「 - ・い絵」 「 - ・い音色」 「容姿が-・い」
② 精神的に価値があって人の心をうつ。心に深い感動をよびおこす。清らかだ。 「 - ・い友情」 「心の-・い人」(デジタル大辞泉より)

ほほうなるほど、「心を打つ」「感動」あたりがキーワードですね。対義語の醜いにも心の動きが説明されていたので、心が動くという点で表裏一体です。
良い・悪いとか、好き・嫌いが入っていないのがポイントかも。つまり、目にした時に良くも悪くも心がざわっと動くようなモノということか、(あ、説明が長くなるので、モノコトひっくるめてモノと表現します。)

見た人の心が動くようなモノを作りたい

うん、美しいよりぴったりハマります。
前回までまずは本質的な事を知ってもらうために、デザインやデザイナーの成果物についてはわざとさらっと表現してきました。
デザインは見た目じゃない。けど、けどっ!
やっぱりここは外せないのです!成果物を作るとき、デザイナーは突っ走ります。線一本、0.1mm単位で最適な線を見つけ、色の調整をCMYK1%ずつ変えて確かめ、延々と何百もある書体を見比べて一番伝わるものを選び、無ければ作る。みたいな事を繰り返す。
解決するべき課題をもっとも最適な形でモノにする努力を惜しみ無く続けます。
いや、少なくとも僕は続けるようになりました。ある出来事があってから。

次回は、その出来事。
デザイナー人生が変わるほどの大失敗をお伝えします。
それでは、また。

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