もじゃもじゃのデザイン【03】 源氏車いす
文様ピクト2「源氏車いす」
「源氏車」は、貴族が宮中へ出入りするときなどに乗った御所車の車輪を文様化したものです。当時御所車は各貴族の権威を示すため豪華な装飾がされていましたが、その印として家紋が作られたとも言われており、源氏車も家紋として使われています。文様としては派手めなので、着物などでも割と大柄に使われることが多いようです。
「源氏車いす」はまあ、完全なパロディなのですが、ピクトグラムとして使う機会の大変多い車イスピクトの車輪を源氏車に見立てたもの。
パロディとはいえ、実際のプロダクトとして製品化を試みたものの一つ。数年前知人のお茶染作家鷲巣恭一郎(@お茶染Washizu)さんにご協力いただき、染物としてピクトを製品化できないか探った。残念ながら実現できなかったがいつか世に出したい。
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