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憧れの街、横浜

思えば、高校生の頃にあこがれていた場所がある。





















それは横浜。
自分にとって憧れの街だった。
海、夜景、港町、イルミネーション、すべてが美しいみなとみらいの街は自分の憧れの場所だった。




















高校1年生の頃、自分は他校の1つ上の女性とお付き合いをしていた。
名前はMちゃん。





















Mちゃんとは友人を通じて知り合った。
それから2か月後、自分たちはお付き合いを始めた。





















初めての彼女だった。
何もわからない自分にとても優しくしてくれたMちゃん。人間は優しくしてくれたことは歳を重ねてもずっと忘れないもんだ。
今でも当時のことを思い出す。
初デートのこと、メールしていた内容、彼女と見た初めての映画。大切な思い出なんだ。
























お付き合いしてから半年が経った頃。彼女は家庭の事情で横浜に引っ越してしまった。

























Mちゃんから引っ越すことを告げられたあの日のことは今でも鮮明に覚えている。

























そして、引っ越しを機に、彼女とはお別れすることになった。














当時は好きすぎて、よく泣いてたな。





















別れたあともMちゃんとは連絡を取り合っていて、学校のこと、友達のこと、部活のこと、色々話をしていたよね。

























ある日、Mちゃんに彼氏ができたことを告げられた。















それから、連絡がとれなくなった。
いつしか電話番号が変わっていたのだ。
そのくらいの時期だったと思う。自分が横浜という場所に憧れたのは。



























当時は行動力もなかったから、横浜に1人ではいけなかったけど、ガイドブックを見たりして、なぜか行った気になってたよね。
今思えば気持ち悪いけど(笑)当時は大好きだったから、仕方ないよね。










そして自分は横浜という地の大学に進学した。






















正直、大学はどこでもよかったんだと思う。横浜という場所に行きたくて。
だってずっと憧れの場所だったから。































みなとみらいを初めて散歩した時の空気感は今でも覚えている。
あの雰囲気、ずっと忘れないと思う。






















大学の時は毎年のようにみなとみらいの花火も見に行った。
サークルのみんなで行ってたけど、内心どこかでMちゃんに会えるかな?って心の中では思っていたと思う。



































そして大学4年間で自分がMちゃんと再会することはなかった。













































もちろん今も再会していないし、彼女の現在も知らない。




























たまにみなとみらいにふらっと遊びに行くことがある。
やっぱり大好きな街だから。
































Mちゃん、元気でやってる?
自分は元気だよ。










 










いつかまたどこかで。


































ヤマキ






























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