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石の上にも3年

2024年春。社会人になって丸3年が経ちました。
本当は社会人1年目が終わった頃に社会人を1年やってみての感想を書こうと思っていたけれど、なんやかんやとタイミングを逃し、改めて書くなら今だろうという事で重い腰を上げました。


現状について

2021年春に都内のIT企業に入社。教育学部出身ということもありOfficeインストラクターという肩書きで勤務中。法人向けのOffice研修講師としてセミナー等に登壇するのがメインの仕事で、Microsoft365導入支援や運用支援としてヘルプデスクサポートも担当。PowerPlatformを中心とした業務改善や、最近はCopilot始め生成AIにもお熱な日々。
その他、なぜか企画立案や営業支援、社内ヘルプ対応、採用関係、シニア向けスマホ講師、社長まわりのプロジェクトなど色んな所に都合よく駆り出される何でも屋状態。


良いと思うこと

生活リズムの安定

一番大きいと思うポイント。学生時代は授業のコマ数が曜日によって違ったり、放課後の部活、飲食店のアルバイトなど日によって起きる時間と寝る時間がバラバラの生活が中心でした。

会社員になってからは毎日6時前後に起き、9時から17時半まで働き、24時には寝る生活。正直起きたくないなと思う日もありますが、この生活スタイルが体に染みついたので休日もほぼ同じリズム。学生時代は大遅刻魔だったので大学の友人に話すとたいていびっくりされます。

この生活の副産物として、体調管理が圧倒的にしやすくなりました。毎日同じ生活を繰り返すことで、昔から抱えている「なんとなくの不調」を日ごとにより機微に捉えやすくなった気がします。そしてそれがどういった理由(疲労・気圧・自律神経・PMS・感覚過敏等)で発生しているのかも切り分けがしやすいので、必要に応じて休憩したり通院したりして対処しています。

雇用の安心感

これも会社員のメリットとしてよく挙げられると思いますが、正社員として雇用を守られているというのはかなり大きいと思います。

現在の日本では相当のことがない限り正社員の雇用が切れることはないので、万が一の際でも最低限の収入が担保されている安心感があるなと。今後もずっと正社員を選ぶかはまだ分かりませんが、特に自分は自営業を営む実家を見ながら育ってきたのでよりそう感じるのかもしれません。
また、年金や税制関係も総務や経理が基本全てやってくれるというのもメリットだなと思います。
(確定申告シーズンになると手が付けられないぐらい親の気性が激しくなる、自営業っ子あるある)

落ち着いた社風

IT系とひとくちに行ってもエンジニアからバックオフィス、営業と様々な職種がありますが、会社の傾向としてかなり落ち着いた方が多いです。

入社の際に同期の男性陣が自己紹介でほぼ全員「話すのが苦手なので話しかけてください」と言っていたのには軽くドン引いた記憶がありますが、いわゆる「白い歯黒い肌高級腕時計ツーブロック営業マン」みたいな人種があまり得意ではないので、そういった意味では過ごしやすいなと思います。

昭和世代のおじさん達もハラスメント等にはかなり現代的な感覚を持ち、コロナ禍での入社も相まってか飲み会文化もほとんどなく、けど有志のメンバーで休日にオンラインゲームを繋いで社員同士で遊ぶこともあったりとITらしい一面もありつつ、近年のZ世代の好きそうな程よいドライ感です。


気になること

働き方のスタイル

現在週5で9時-17時固定のいわゆる昔ながらのフル出社をしています。対面の講師業務等を除き、ほとんどの仕事はクラウド上で管理されているのでリモートでも業務ができるのですが、社の方針でコロナ渦も在宅に切り替えることなく全社員が毎日出社しています。

上記でも書いた通り、体調にムラがあることが多いので「出社したはいいものの仕事どころではなく生産性がほぼゼロ」ということもしばしば。働くのは辛いけど休むほどではないという時に、フレックスでの時間調整や、在宅勤務で楽な服装や体勢、照明・空調・音などの環境を整えればもう少しできることもあるのかなぁ、と思ったりします。

また同じような理由で通勤電車もかなり苦手で日々ストレスを感じる大きな要因なので、テレワークで通勤から解放されたら相当嬉しいです。
(低身長だと満員電車が尚更つらい、本当につらい)

対面コミュニケーションによるメリットも実感はしているので、体調や業務の種類に合わせて週の半分は出社・半分はテレワークと選択するハイブリッドワークができたらいいなと思います。

健康への懸念

3年間PCと向き合う中で、いくつか健康面でも感じたことがありました。
第一に視力。元々視力が良いほうで、大学生までは両目とも1.0~1.2程度のいわゆる優良視力だったのですが、じわじわと視力の低下を感じ、今年度の健康診断では0.6~0.8ほどのスコアでした。日常生活では大きな支障はないものの、演奏会の鑑賞や運転時に使う用のメガネを作りました。

第二に肩こり。元々猫背気味だったのですがこれもまた悪化しました。気付くとモニターにものすごく顔を近づけていることがあり、すぐ頭痛などに繋がるのと、最近首のヘルニアをやってしまったので2024年度は真剣に姿勢改善に取り組みたいです。

第三に総合的な体力。20歳の頃と25歳の今を比べると明らかに痩せづらくなったな~と思います。飲み会や外食が続いた後、何日か日常的な食事を摂れば元に戻っていたところが、勝手には戻らなくなったような感覚。血糖値の管理や過去の摂食ぶり返し防止のためにも食事を減らすというのはあまり向いていないので、3食きちんとバランスの良い食事をとりつつ定期的なランニングなどで日々の運動不足をフォローしています。

キャリア形成

自分の所属している部署は比較的不安定な部署です。いわゆる「第一営業部第三営業課〇〇チーム」というような部長・課長・チームリーダーの存在する階層構造の部署ではなく、部署構成図の端にポツンと記載されるような独立した部署です。

それゆえに正式な上司が存在せず、仕事を振ってくる上司、勤怠申請や各種稟議を通す上司、評価をする上司がバラバラの状態です。特に、成績評価は全社的にほぼ正しく機能していない上に、自分の業務にあまり関わらない方が担当になっているので何をもって評価がついているのかが謎です。(1on1なども形骸化しており一切実施無し)

組織である以上リーダーを立てないと日々の活動が困難なため、一般社員のメンバーの中で一番年長者の50代の方に便宜上リーダーということになってもらっています。

しかしこの方がかなりのおっちょこちょい・天然さんであり日々細かいミスが絶えないため、本人のタスクの管理や各種根回し、他部署への謝罪等のアフターフォローを他のメンバーで行っているのですがこれがまた何とも身がすり減る業務で・・・。
人によって得手不得手はあるのでもっと適正のある部署への異動や然るべき機関への相談など手段はあると思うのですが、長年昇格もしていないことからこのまま定年までアプローチすることなくいくのかなぁ、と思います。

一般的な部署であればプレイヤーを極めよう・マネージャーを目指そうなどある程度のキャリアのロードマップを描けるのですが、そういったものがなく、頑張りどころやどう評価されるのかも不明なまま、ぷかぷかと同じ仕事をし続ける状態に、キャリアや給与的にも不安を感じているのも事実です。


これから

「石の上にも3年」ということわざがあるように、社会人になると「まずは3年頑張ってみなさい」と言われることが多く、無理に3年続けたわけではないのですが日々の仕事をこなす中で気付けば3年が経っていたので、節目としての執筆でした。

やっぱりnoteはつらつらと書き始めるとつい長くなってしまうのですが、ボンヤリと頭の中に抱えていたことを整った文章としてアウトプットできるとスッキリします。

これから先の人生を描くにあたって、少なくとも数年以内には転職をしたいと思いますが、自分が「働く」ということとどう向き合いたいかを今回整理できた気がします。
次は何をしようかなぁ、このままMicrosoft 365を始めとしたAzureやAWS等のクラウドエンジニアの道をつきつめるもよし、更新をしなくても失効しなくなった教員免許を生かした職に向かうもよし、まったく違う職種や業種に飛び込んでみるのもいいなぁと、悩みは尽きないものです。

教育学部で音楽を学んでいた身でもIT企業に入れましたし、新しい場所で新しいことを学んで馴染むことや人とのコミュニケーションはそこまで苦ではないタイプなので、きっとどこでも働いていけるだろうという少しばかりの自信とともに、これからも突き進んでいきたいです。



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