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【インタビュー】NPO法人まちづくりスポット仙台スタッフさんに聞いてみた! 前編『まちスポ仙台って、何してるの?』

情報発信サポーターのWeb班、門間&渡邊です。
今回、私たち地域活動チームでは、特定非営利活動法人まちづくりスポット仙台(以下、まちスポ)のスタッフである宮本一輝さんと千葉大介さんにお話を伺いました。

前編では、まちスポ仙台の過去、現在、未来についてお伺いし、まちスポとはどんな場所なのかを取材してみました!


まずはスタッフさんについて!

──今回はまちスポ仙台スタッフの宮本一輝さん、千葉大介さんのお2人にお話を伺ってみました。本日はよろしくお願いします。

スタッフの千葉さん(左)、宮本さん(右)

宮本さん&千葉さん:よろしくお願いします。

──お2人は普段、まちスポでの取り組みを含め、どんなことをしていらっしゃるのですか?

宮本さん:まちスポでは約1年半仕事をしていて、まちスポ以外では俳優として舞台創作や企画・制作を行っています。保育園や小学校に行って、学校講演や演劇を使ったワークショップに取り組んだりもしています。趣味はもはや仕事みたいになっていますね。

宮本さん 学校での講演・ワークショップの様子

千葉さん:まちスポには立ち上げた当初から関わっていて、今年からは一部のプロジェクトに携わっています。最近はバンド活動をしていて、よくブランチ仙台でもライブをしています。

千葉さん ブランチ仙台でのライブの様子

──どんなきっかけでまちづくりスポット仙台で働くことを決めたかお伺いしたいです。宮本さんからお願いします。

宮本さん:自宅のポストにブランチ仙台のオープンイベントのチラシが入っていて、親子向けの企画があるのを見たんです。私は劇団に入っているのですが、そのイベントで子供向けのワークショップをやってみるのはどうかと提案したのがまちづくりスポット仙台との出会いですね。
初めてブランチ仙台の方とお話した際にまちスポの存在を知り、そこからまちスポの交流スペースをイベント開催のために何度か利用させていただいた中で、「無条件で人にいいことができる仕事とは何なのだろう」と興味を持ちました。
その後ご縁があり、2021年6月からまちスポで働いています。

──ブランチ仙台のオープン時から関わりはあったのですね。では、千葉さんもお願いします。

千葉さん:もともと仙台駅東口にあった「EKITUZI」という広場の管理をしていた時に、今のまちスポの役員の方から「ここ(まちスポ)を面白い場所にしませんか?」と声を掛けていただいたのがきっかけです。まちづくりをするうえで、「面白い」は非常に大事なことですね。それでまちスポの設立から関わっています。
宮本さんも始めは貸し室利用のお客さんとして来ていたので、結果的に輪が広がっているような感じです 。 


まちスポって、どんなところ?

──本題に入りますが、まちスポ仙台とはどんなところなんですか?

まちスポでイベントが行われている様子

千葉さん:まちスポが抱えているビジョンが「選ばれるUPタウンを地域のみんなでつくる」なんです。地域の方々がしたいことを実現するために私達がサポートをする。それで地域の課題が解決していき、まちスポやこの町がいいと思ってもらえるようにするのが最終的な目的です。

──UPタウンというと。

千葉さん:アップタウンというのは山の手という意味で、本来はお金持ちの人が住むようなところです。選ばれるアップタウン=みんなが住みたいと思えるような町を、住んでいるみんなで作ろう!そうすれば、気持ちもUP! ということです。ブランチ仙台に歩いて来れるくらいの距離に住む人たちが、どんどん増えたらいいなと思いますね。

──みんなが住みやすい町を、その町に住むみんなでつくっていく。まさに理想のまちづくりですね。続いての質問ですが、まちスポでは利用者がどんなことを出来るのか教えて頂きたいです。

宮本さん:1つには貸室をご利用頂くというハード面、もう1つにはスタッフに相談したり頼ったりするというソフト面の2通りの利用があります。
ハード面では、交流スペースで何かイベントを行ったり、買い物にくる地域の方々が出会える場所として、波及力のあるイベントができます。
ソフト面では、困りごとの相談を受けてアクションを考えるといったことに取り組んでいます。時間はかかるかもしれませんが、一人で抱え込まず解決出来るように、一緒になって動くことを意識しています。

──まちスポのスタッフとして、具体的にどんなお仕事をされているのかお聞きしたいです。

宮本さん:大きく言うと、まず”貸室対応”と”相談業務”。さらには私達が主体となって、人と人を繋ぐことやムーブメントを起こすきっかけとなることを目的とした”主催事業”の3つがあります。
普段の業務は主催事業の準備をしながら貸室の対応を行ったり、まちスポに来た方のお話を聞いたりしています。

──お客さんと関わる上で、気を付けていることはありますか。

宮本さん:相手を尊重することですかね。皆さん色々な考えやポリシーを持って活動されているので、そこをちゃんと踏まえた上でプラスアルファの提案をできるようにしています。

千葉さん:お客さんが具体的にどんなことをしたいのかが明確になっていないことも意外と多いので、よく話を聞いて「実はこうじゃなくてこうだったのかもしれないですね」と目的を明確にし、整理やアドバイスをしていますね。

──なるほど。目的の明確化を大切にされているんですね。
まちスポとして地域活動に関わる活動をされている中で、個人的に何か課題だと感じることはありますか。

宮本さん:目の前で困っている方、まちスポに相談しに来てくださる方、そういった方々が前に進めるようするために、どこまでこちらから助けてあげるのが良いのか、その加減が難しく感じますね。

千葉さん:地域活動について相談しに来てくださる方は年配の方が多く、学生など若い世代が頼ってくれるのは一握りなんですよ。以前よりはまちスポの存在を知っている学生さんが少しは増えたかなとは感じます。ただ、まちづくりに関わる人はどうしても偏ってしまいがちで、特に郊外地であるとより偏りがみられます。個人的に、そこが永遠の課題だと思いますね。

学生が活動している様子


>後編に続きます!


今回はお2人をお話を通じて、まちスポ仙台の設立時から今まちづくりに取り組んでいる中で見える課題などについてお聞きすることができました。

後半ではこちらのインタビューの続きで、私たち地域活動チームが興味をもっている「地域×音楽」をテーマに交えつつ、まちスポで行われた具体的なイベントや活動の様子を伺っていきます。

お楽しみに!

執筆:情報発信サポーター Web班 門間


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