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行政保健師に興味があるけれど、病棟看護師を続けるか迷っています。
こんにちは!みかんです🍊
今回は相談を頂いた内容に私なりに回答していこうと思います。
〈質問内容〉
看護師1年目です。
現在行政保健師に興味を持ち、保健師の資格を取り保健師へ転職するかとても悩んでいます。もう少し看護師を続けてから保健師の道を選ぶべきなのかという葛藤があります。
保健師のメリット、デメリットを教えてください。
この相談者さんの場合、①保健師にすぐなるか②看護師を続けてから保健師になるか、の2択にほぼ絞られているのかなと思います。
とは言っても、保健師学校の受験、入学、実習、国試、公務員試験、、、等々道のりの長さに保健師になること自体悩まれているのかとも思います。
保健師になることは決まっているのであれば、いますぐにでも挑戦することをおススメします。理由は保健師は経験がものをいう世界だからです。
看護師や社会人経験はどの分野であっても保健師に仕事に活かせます。しかし保健師特有のスキルが必要です。コミュニケーションスキルやコーディネート力、情報処理能力や地域の社会資源や制度の知識等々が求められます。
それらの力は医療的知識・経験だけでは対応できないですが、保健師として活動をしていくことで培われていくものなので、保健師になりたい気持ちが固まっている場合は早期に挑戦することをおススメします。
1.保健師のメリット
行政保健師になることを迷っている場合に、メリットとデメリットをお伝えします。
①対象者の人生に関わり、長期的に関わることができる。
病棟看護師をしていると入院中の関わりのみである為、退院後はどう過ごしているのかはわかりません。地域で支援するとなると、対象者との付き合いはいわば一生です。必要な時に必要な支援をする形なので、看護師は短期間で関わり、保健師は長期間で関わります。
妊娠~産後~幼児期までは定期的な健診等も成長をみることができます。
人の人生に携わり、人と人との繋がりができていく過程を楽しく感じることもあると思います。
②福利厚生の充実
有給のとりやすさや休暇制度の充実の良さは、看護師より圧倒的にいいです。そこは自信をもっていえます。
ライフプランを考えると強みであるなと感じます。
2.保健師のデメリット
①人の人生に関わる責任の重さ
人生に関わるという中で、対象者理解がもとめられます。支援が必要な方はその人自身だけでなく、その家族も含め千差万別です。
人と関わる仕事であり、感情をもっていかれることもあり感情労働です。対象者さんに時に振り回されることもあります。
長期的支援にはこの点に大変さを感じます。また、病院のようにすぐに良くなるという変化が見えにくいところがあるので変化の見えにくさ、分かりにくさもあるかなと思います。
②給料の低さ
病棟看護師をしている頃と比較すると夜勤手当がなくなる位の給料と考えてもらえばいいです。
ただ、長く続けていくと必ず昇給するので、役職にもよますが、長期的な視点でみると同世代で看護師を続けていた場合よりも生涯年収で考えると多い場合もあります。
私が思いつくままに書き出してみました。行政保健師になるか悩まれている方の少しでもお役に立てれば嬉しいです。