助産師としてキャリアを積んでから保健師を目指すのは遅い??
こんにちは!みかんです🍊
今回はご相談に回答していこうと思います。
看護職と言ってもそれぞれ取得している資格が違うので、他者と比較し今後の自分のキャリアが見えにくくなっているようですね。
①助産師課程が終了してから保健師課程に進むことが遅いか??中途半端か??
②自分が何をしたいのか、保健師資格を取得した方がいいのか、臨床の経験が必要なのか等々、どのような道を進んでいけばよいのか、いわゆる迷子状態になっていますね。
この2つの質問に私なりに回答していきます。
①保健師になるためには、助産師としての経験も有用であるため、助産師として働いてから保健師を目指すことは遅いとは思いません。
保健師としての知識やスキルは、地域での健康支援や健康増進活動などにおいて重要な役割を果たします。ただし、保健師になるためにはさらなる勉強と試験が必要となるため、キャリアプランとライフプランを踏まえて考えてみることをお勧めします。
地域で働くことを視野にいれるなら保健師資格も取得するべきだったのではと後悔されているようですが、保健師資格がないと地域で働けないわけではもちろんありません。
産後ケア施設や助産院、助産師による赤ちゃん訪問等々、保健師資格がなく助産師資格だけで地域で活躍する場所もたくさんあります。
「保健師として、助産師として何をしたいか。」を深堀することが大切なのではないかと思います。
これから助産師課程に進まれるのであれば、おそらく母子保健にご興味があるのだと思います。
地域での保健師活動をイメージされているのであれば、おそらく行政保健師を視野に入れているのでしょうか。行政の場合ですと、対象者は全ての住民になります。
つまり、母子保健にも携わりますが、成人、精神、高齢者、感染症、災害等の分野にも携わることになるので、それも踏まえて考えて頂けるといいかと思います。もし、今後、苦労して保健師免許を取得し保健師として仕事をすることになった際に、思っていた仕事と違うというギャップを少なくする為にお伝えさせて頂きました。
②これから助産師課程に進まれるので、まずは助産師としてのキャリアを積むことに集中し、自分がどのような分野に興味を持ち、何を実現したいのかを考えていかれるといいではないでしょうか。
助産師としての経験を通じて、自分が関心を持つ分野や活動について学び、さらにスキルを磨くことができます。臨床でのキャリアは重要である一方で、教育や研究など、他の分野でもキャリアを積むことはできます。自分が何をしたいのかを考え、自分に合った道を選ぶことが大切ですね。
私個人的な考え方としては、興味があることはやってみるといいと思います。保健師資格をとらずに後悔している、今後もしそうなのであれば挑戦することはおすすめします。思っていたことと違ったり、思うように進まなかったりすることもあると思いますが、それはやってみたから知れたことだと思います。経験は何にも代えられない財産です。困難な経験も助産師の経験も必ず今後の人生の役に立ちます。
私もそうですが、資格職はついつい、資格にとらわれてしまいがちです。助産師は分娩介助ができるという点は保健師、看護師とは違いますが、看護職共通の「対象者の健康支援」という観点で考えればできることに大差はないと思います。専門性を用いて、誰に何をしたいのか、私もまだまだ模索中なのでこれから一緒にみつけていきましょう!!
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