映画に出てくる食事はおもしろい
映画に出てくる食べ物が好きで「ごはん映画」として集めています。
収集するのは、食をテーマにしている映画だけではなく、1カットだけ食事や飲み物が登場する作品も対象にしています。そのような収集範囲にしていると、映画を観るときは登場人物たちが何を作っているのか、何を食べて飲んでいるのか、とても気になってしまいます。
逆に全く食べ物が登場しない映画もあります。それはそれでおもしろくて、作り手にとってその作品での、
・「食」の重要度
・「食」が担う役割
・「食」で表現したいこと(逆に描かないことで表現できること)
が違ってくるところが非常に興味深い部分だなと思っています。
ライフワークのごはん映画リスト
ライフワークとしてGoogle スプレッドシートに映画に出てくるごはんを記録しています。誰にも見せない、完全な趣味で記録していますが、いつかWikipediaのように「ごはん映画辞典」としてまとめられる日が来るとおもしろそうと思っています。(一人ではムリなので、誰かヘルプしてくれたら嬉しいな…)
▼こんな感じでメモしてます。まだ600作品くらいしか記載してないですが、単純にすごく楽しいです。基本は自分で観て、確認したモノを記載するのがポリシー。
▼noteに書いている「ごはん映画」はこちらのマガジンに収集中。
「ごはん映画」が好きな2つの理由
たぶん、わたしは映画の中の登場人物たちが生活している姿が好きなのだと思います。食べて寝て生きる。
「食」は生きていく上で欠かせない行動です。おしゃれな料理映画じゃなくても、SF映画に出てくる得体の知れない食べ物も、アクション映画に一瞬出てくるファストフードも、恋愛映画に出てくる高級レストランも、家で作るフレンチトーストも、ぐっときます。
『かもめ食堂』では、ムーミンに登場するキャラクター、ニョロニョロが電気を食べて生きているという話が出たときに、小林聡美さん演じる主人公は「みんな何かを食べないと生きていけないですね」と言います。
映画の登場人物たちの、生き物らしさを感じる行動として一種の共感を得ているのかもしれないです。何をどんな風に食べるのかで、登場人物たちのキャラクター性も分かるので、「食」は映画の中で重要なアイテム。(ファッションやインテリア、音楽や車の趣味でも同じことが言えますよね)
ただ作品によっては、美味しそうに見えないモノを食べているキャクターが登場するのも面白いです。不快な食事シーンというやつです。
一番最近では『DUNE/デューン 砂の惑星』のハルコンネン男爵が食べている、真っ黒でブヨブヨした気持ち悪いモノ!あれ何 !?
『エイリアン』で宇宙船の中で食べる食事も美味しそうには見えないけど気になるし、『ボーダー 二つの世界』で出てくる虫も印象深い……。
『ブレードランナー』の屋台のおじさんが言う「ふたつで十分ですよ!」なモノも永遠の謎。やっぱり映画の食はおもしろいですね!
映画は知らないごはんを教えてくれる
もうひとつの理由は、映画の中で描かれる食事はやっぱり魅力的に見えるから!映画は自分の世界を広げてくれるメディアですが、映画で初めて知る食べ物、映画で改めて魅力に気づいた食べ物もたくさんあります。
また多国籍な作品を観ることで世界のさまざまな食事を知るきっかけにもなりました。
▼モロッコの様々なパンを知った『モロッコ、彼女たちの朝』
▼アジアの食卓が楽しい『フェアウェル』
▼プエルトリコやキューバの食が登場する『イン・ザ・ハイツ』
映画の中の登場人物も、わたしたちと同じように何かを食べて生活するんですよね。考えただけでわくわくします。何度も書くけど、映画は本当におもしろい!
映画に出てくる食事シーンをぜひ教えてください!
ぜひ映画に出てくる食事シーンを教えてください!教えていただいた作品は自分で観て、ごはん映画リストに追加させていただきます。
下記のアンケートフォームより記載いただけたら嬉しいです!
トップ画像はシンガポールで撮影した朝ごはんの写真です。
ほかの画像引用元はこちら:ⓒ COLUMBIA、Netflix、THE RIVER