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最後になるだろうお別れの挨拶の言葉は
相談支援専門員と個人事業主の二刀流マチパーです🦁
障害福祉サービスから介護保険に移行する時や福祉から医療に移行する時などには、原則として、障害福祉サービスを終了することになります。
家族から虐待があり、虐待ケースとして行政に認定されたあと、本人の希望もあり訪問リハビリやヘルパーを入れながらアパート一人暮らしをしていた方がいました。
やっと安住の地に生活が落ち着いたかと思っていましたが、ゆっくりと難病が進行し、ついに一人暮らしが難しいと、本人も周囲の関係者も判断することになりました。
アパートでも手摺をつけたり、1人で動けるように介護保険と障害福祉サービスで併用していたのですが…
入所されることになるケアホームは、完全なる介護保険のみとなるため、相談支援専門員としての関わりはこれで終了になります。
難病の行き着く先がどうなるのか、本人も周囲もわかっており、家族も同じ難病で亡くなっているからこそ、本人も「ついに私の番がきたみたいです」と話されたのが印象的でした。
成長や就職などと言った人生のステージが発展的なものであれば、心から祝福もできるので「次のステージでも頑張って」と言えますが
次が人生最後のステージになるし、先がどうなるかみんな分かっている。
「また会いましょう」「お元気で」という言葉は似合わないからこそかけた言葉は
「じゃあ、さようなら。今までありがとうございました」
振り返ることもなく淡々と。
もう二度と会うことはないだろうあの方が、この世で1日でも長く、心身共に楽な形で生きられることを願いつつ…🙂