私の芝居日記 12号「罠」
「罠」俳優座劇場プロデュース
主催:町田演劇鑑賞会
作 :ロベール・トマ
演出:松本祐子
翻訳:小田島恒志、小田島則子
出演:石母田史朗(男)、加藤忍(女)、西山聖了(神父)、清水明彦(警部)、里村孝雄(浮浪者)、上原奈美(看護婦)
日時:2022年5月25日(水)18:30~20:50
劇場:川崎市麻生市民館
久々の投稿です。お芝居は観ていたのですが、昨年末からハズレが多く、筆を折っていました。
今回はある罠にハマった男の物語です。難しい話は抜きで、楽しめる舞台でした。
アルプス山脈が一望できるリゾート地「シャモニー」のある山荘のリビングでお芝居が繰り広げられます。
登場人物は男、警部、神父、女、浮浪者、看護婦の6人。この中の5人がグルになって1人を罠にハメます。
でも、最後までこの構図は見えてきません。最後の最後でどんでん返しの結末を迎えます。エ~という結末です。こんな2時間の推理劇もいいものです。この「罠」がロベール・トマが書いた最初の作品だったそうです。非凡さを感じますね。
どんでん返しといえば、こまつ座の「雨」も凄いどんでん返しの結末でした。推理劇という枠に収まらないスケールの大きな作品でした。
「罠」の出演者はいずれも芸達者。男を演じる石母田史朗が良いです。青年座の役者さんで、度々観ていましたが、年を経て良い感じの役者になってきました。女役の加藤忍も憎たらしいほどの迫力。看護婦役の上原奈美は圧倒的な肉体と演技です。
来月は2本観る予定です。
それでは、またお会いしましょう。さようなら。